シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

アイアンマン

2010-12-17 | シネマ あ行

最近「2」のDVDが出たのでまとめてレンタルして見ることにしました。

ワタクシはロバートダウニーJr.が昔から好きだったんですが、彼がドラッグで身を滅ぼしてからこんなふうに復活してくるとは思いもしませんでした。性格俳優って感じの人だったし、ドラッグをやってもまぁ、そういうシリアスなタイプの役柄でこれからもやっていくんだろうなぁと思っていたら、なんと「アイアンマン」を演じるっていうからすごくビックリしたのを覚えています。でも、アメコミのヒーローを演じても全然違和感なかったですねー。まぁ、トニースタークのような傲慢だけどチャーミングっていう役柄は最初から彼にピッタリなんですが。

軍需産業会社の2代目社長トニースタークは、自信に満ち溢れ金も権力も欲しいままにしていたが、視察に訪れたイラクで人質に取られ、自社の製品で大けがを負う。そんな彼がテロリストから逃げるためにアイアンマンスーツを作成。帰国後は武器の製造をやめ、平和のために戦う決心をする。

アメリカのヒーローは必ずと言っていいほど、何かのきっかけでスーパーパワーを持ったヒーローになり、コスチュームを自分で作成しちゃうところが日本のヒーローとは大違いです。アイアンマンの場合はトニースターク自身のスーパーパワーと言うよりパワースーツの開発をした天才ってとこなんですけど。

彼が死にかけたときに、心臓に埋め込まれたもの凄いエネルギーを発する道具については、なんかイマイチよう分かりまへん。あれ取って心臓停止状態になっても彼は衰弱はしたものの生きていたしなぁ。心臓の代わりってわけでもなさそうなんやけど…ま、いっか。

彼がこのパワースーツを作っていく過程がなかなか面白いんですよね。理論はよう分からんけど、コンピュータが映し出す3Dの製図とかすごいカッコいいし、彼のペットのようなロボットたちがまた愛嬌があって可愛らしい。なんかあんな精密機械に囲まれてるくせにロボットはどんくさくてね。ウィーンガッチャン、ウィーンガッチャン、っていうのってやっぱいくつになってもなんかワクワクするもんです。

秘書のペッパーグウィネスパルトローとのロマンスも良い感じですね。「スパイダーマン」のMJにはイライラさせられてばかりだった観客も、このペッパーには好感を持てたんじゃないでしょうかね。同じ悲鳴をウリにするヒロインでもペッパーは優秀で控えめですから。トニーの友人ローディを演じたテレンスハワードも好きな役者さんなので嬉しかったな。敵役のジェフブリッジスも好きだし。考えてみたら好きな役者さんが揃って出演していました。

それにしても、あのスーツを着て飛び立つときのキューピーちゃんのような姿はどうにかならんもんですかねー。あれはどー見ても笑いを誘うための格好にしか思えない。家で見ていたので、大爆笑で見てましたけど劇場だったら笑って大丈夫だったんでしょうか?アイアンマンスーツの顔の部分もなんかブサイクでちょっと笑えるんですが。

アベンジャーズうんぬんのところは、本当にアメコミに慣れしたしんでないと面白くないところですね。レイフファインズとユマサーマンの「アベンジャーズ」という映画とは無関係だったんですね。ちょっと勘違いしてしまいました。

最後に「私がアイアンマンだ」とすぐに認めちゃうところもいかにもアメコミ的。トニースタークくらい自己顕示欲が強い人なら当然の行動ってとこでしょうか。最近のアメコミ映画化は面白い作品が多いですが、これも面白かったです。このままのノリで「2」に突入だ!



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1 コメント

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日本インターネット映画大賞募集中 (日本インターネット映画大賞)
2010-12-21 15:52:54
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