シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ウェルカム!ヘヴン

2005-07-10 | シネマ あ行
天使と悪魔が人間界にいるある男をそれぞれが天国と地獄に来させようと取り合う。なんだかドタバタコメディにはよくあるような設定だ。でも、この作品、この世はスペイン語で、天国はフランス語、地獄は英語というちょっと洒落た設定。そしてなんとなく納得?んー、この世が英語で地獄がスペイン語のほうがワタクシはしっくり来ると思ったんだけど。

キャスティングを見ても少し大人のミニシアター系が好きな人が好みそうな作品だ。展開としては、人間界に降りてきた天使ヴィクトリアアブリルと悪魔ペネロペクルスのせめぎ合いやら、それぞれが天国と地獄に戻ったり、なんか神様ファニーアルダンと魔王ガエルガルシアベルナルの思惑もイマイチ分からんっくてまどろっこしい。(「工作員」とか「作戦本部長」とかになってますが、あえて「天使」「悪魔」「神様」「魔王」にさせていただきました。)

んー、それで?みたいな気になったりもする。もうちょっと整理されてたらもっと面白い映画になったのにな。このあたりがいかにもヨーロッパ映画チック。

この作品の注目はペネロペクルス。彼女は人間界に降りてくる魔王の手先なんだけど、これが「悪いことしましょ!」のエリザベスハーレーの若い版みたいな感じで。やっぱセクシーな女性が悪魔を演じるのはいいですねー。パンツスーツで踊るカンフーファイティングが最高にイカしてる。今までの彼女の役の中で一番いい!でも、E.ハーレーがお色気ムンムンのセクシーさだったとしたら、ペネロペ演じる悪魔のほうはマニッシュなセクシーさなんですよね。それはなぜかというのはちゃんとお話の中でタネ明かしされます。

最後まで見て、まぁたいした映画じゃないよな、と思いつつやっぱりこの顔ぶれとラストのオマケ的なオチを含めて考えるとやっぱり嫌いになれないのでした

オマケこの映画のポスターがかわいかったですね。ヴィクトリアアブリルの背中に天使の羽根、ペネロペの背中に悪魔の羽根が付いておりました。





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