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アニメは基本的にディズニーのものしかあまり興味がないのですが、今回誘われて見に行きました。
見に行って良かったー。使われている洋楽が世代的にもジャンル的にもどんぴしゃでもう知らない曲はないってくらいだったのでオーディションのシーンとか楽しすぎでした。
落ち目の劇場支配人バスタームーン(コアラ)マシューマコノヒーが考えついた歌のオーディション。誰でも参加できて賞金1000ドル!…だったはずが、秘書のミス・クローリー(カメレオン)ガースジェニングス(なんとこの映画の監督さん)の印刷ミスでゼロが2つ増えてしまい、なんと賞金100,000ドルってことになっちゃった。そうとは知らずにバスタームーンはオーディションにたくさんの動物たちがやって来て大喜び。
オーディションの末、選ばれたのは25匹の子ブタのお母さんロジータリースウィザースプーン、パンク少女アッシュ(ヤマアラシ)スカーレットヨハンソン、窃盗団のリーダーの息子ジョニー(ゴリラ)タロンエガートン、いんちきネズミのマイクセスマクファーレン、ノリノリブタのグンターニッククロールだった。そして、シャイ過ぎてオーディションで歌うことができなかった象のミーナトリーケリーはスタッフとして雇われることに。
バスタームーンは本当に劇場でのショーが大好きで、個性も希望もばらばらの動物たちをなんとかまとめて演出を頑張っていた。しかし、動物たちはそれぞれに事情を抱えており、バスターも100,000ドルの賞金を出さなければならないと分かりピンチに。なんとかスポンサーになってもらおうと往年の大スターナナヌードルマン(ヒツジ)ジェニファーソーンダースに来てもらって大がかりなショーを見せるが、その最中にマイクがギャンブルでモメたクマたちが乗り込んで来たり、結局みんなにバスターが100,000ドル持っていないとバレたりと大騒動。ナナのために作った巨大な水槽でのイカの照明ショーは美しかったのだが、水槽が崩壊して何もかも大量の水に流されてしまう。
バスターは劇場を諦め、父がやっていた洗車業でやっていくことにするが、崩壊した劇場跡で1人歌うミーナの歌声に励まされ、何もないところからまたみんなと一緒にショーをスタートすることを決意する。
オーディションのシーンが終わると、みんなの練習のシーンとかでちらっと曲が聴けるくらいで、ミュージカルと言うわりに歌のシーンが少なめで残念だなぁなんて思っていたら、最後のショーでたっぷりと1人ずつの歌を聴かせる時間を取ってくれて大満足でした。
108分という短い時間の中で聴きごたえのある歌をたっぷり聴けた上に、それぞれのキャラクターの背景となるお話がすべておざなりになることなく、絶妙な塩梅で配分されていて、素晴らしい出来栄えでした。笑えるシーンもたくさんあるし、じーんと涙が出そうになるシーンも。やっぱり歌のパワーってすごい。
ハリウッドの役者さんたちには歌える人が多くていつも驚かされるんだけど、今回は歌わなかったバスター役のマシューマコノヒーに一番驚かされました。彼が達者な役者だということはもちろん知っているのですが、あのテキサス男がコアラって!しかもめちゃくちゃうまい。バスターって冴えない劇場主で調子のいいことばっかり言ってるようなんだけど、どこか憎めなくてさっぱりしたキャラクターだと思ったら、マシューのキャラが反映されているのかもしれないなぁと思ったり。この人歌もうまいんだ!っていう他のキャストよりも一番意外性があってますます好きになりました。
エンドロールが終わって「早くも続編決定!」と出ると、さらにまたワクワクが続くのかと嬉しい気持ちになりました。
オマケきゃりーぱみゅぱみゅの歌を歌っていた日本のアイドルみたいな子たちに変な日本語でバスターが話すシーンは吹替え版ではどんなふうになっていたんだろ?
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