シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ワタクシと英語B面~帰国後編 「ありがとう」

2006-07-26 | ワタクシと英語
今日は久しぶりの英語編をお届けします。

英語で「ありがとう」は「Thank you」
んなもん、みんな知っとるわい。
うん。そうですね。でも、この「ありがとう」にもいろんなバリエーションがあるということをワタクシはトロント時代、そしてその後の関空時代に知った。

トロントではバリエーションを学んだわけではないけど、ワタクシが「Thanks」という表現のことを誤解していたことが判明した。
ワタクシは「Thanks」という表現はとてもアメリカ的なくだけた表現だと思っていた。しかし、トロントの英語学校で「シェイクスピア」についての授業があり、そのときシェイクスピアの本の中に「Thanks」という表現が多用されていることを知った。英文学を勉強している人には当然のことかもしれないが、ワタクシには新鮮なオドロキだった。ジェームズは「Thanksはシェイクスピアが造った言葉だよ」と言っていたけど、彼は嘘ばかり言っていたのでそれは本当かどうかいまだに分からない。ただ、シェイクスピアはたくさんの造語を造った人だから、嘘ではないのかもしれない…

トロントのあとに旅行したバルセロナでワタクシはイギリスに留学していてヨーロッパを旅行中の日本人カップルに出会った。彼らと何度か食事をしたのだけど、そのときに「カナダ人も"Thank you"の代わりに"Cheers"と言うか?」と聞かれてこれまた驚いた。ワタクシの知る限りカナダ人は"Thank you"の代わりに"Cheers"ということは絶対になかった。彼らが"Cheers"と言うのは乾杯のときだけだ。

そして帰国後、関空につとめ始め、いろんな国のお客さんと触れ合うことになった。そこにやってくるイギリス人たち。
商品を買って帰りがけに「Cheers」
おぉぉぉぉ、ホンマに言うたーーー!と初めて聞いたときは感動した。

もっと驚いたのは、オーストラリア人の「Ta」(たぁ)
「は?今なんて?“たぁ”って聞こえたけど」と初めて聞いたとき思った。それから何回聞いてもやっぱり“たぁ”に聞こえる。そして、言っているのはみなオージー。「もしかして、この人ら、ホンマに“たぁ”って言うてる?」オーストラリアに留学していた子に聞いてみた。
「あの人らなんて言ってんの?」
「たぁ」
やっぱりそうなん
“たぁ”?なんやそれーーーー
オーストラリアに留学していた子によると「Thank you」の代わりに普通に使うらしい。
マジかよーーー。

その後にゃおとケアンズに旅行に行ったとき、スーパーマーケットで買い物をして勇気を出して言ってみた。
「たぁ」
店員は無反応だった…というか普段通りな感じ。
そりゃそうよな。向こうにしてみたら別に普通のことやもん。別に反応してくれるワケはないか。ちょっとドキドキしながら使ってみた自分が少し恥ずかしかったけど、使えて嬉しかった

同じ英語でも国によって違うのは当然だけど、この「ありがとう」のバリエーションは結構カルチャーショックだったかもー。