シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ワタクシと英語~留学編1

2005-11-14 | ワタクシと英語

その年中にお金が貯まりそうだなと思った年の正月。今年の誕生日(10月)は日本で過ごさないぞと友人に宣言した。

夏前ごろ留学を世話する旅行会社に話を聞きに行った。
アメリカ。行き先はそれ以外頭になかった。その頃のワタクシは今と違ってアメリカ好きだった。イギリス英語も嫌いだったし、オーストラリアも興味なかった。

「アメリカはねー、今入るのが難しいんです」ガーン、、、なんで???
「たくさんの留学生が不法滞在とかしててね。絶対帰るっていう保障がない人にビザが降りにくいんです」なっ!?絶対帰る保障って???
「おうちがすごくお金持ちで事業やってるとか、あなたが何か手に職があるとか、あなたの会社が1年後の復帰を保障してくれるとか」全部ありません。しがない中流サラリーマン家庭の手に職のないフリーターです。
「では、カナダはどうですか?」へっ?
「カナダは比較的簡単にビザが降ります」カナダ?考えもせんかった。カナダか。アメリカとカナダなんてなーんも変わらんやろ。。。そうか。ほんなら、カナダでもええなぁ。

とまぁ、何年も海外留学したいとか言ってたくせに、またいい加減な消去法で留学先をカナダにする。
「バンクーバーかトロント、どちらになさいます?」バンクーバーは一回行ったけど、アジア人がやたら多くてイヤやった。アメリカも東部のほうが好きやし、そっちに近いトロントで、、、これもまたいい加減な選択の仕方、、、はぁ、、、振り返っててつくづく自分っていい加減やなーと思いますねぇ。。。

というわけで、その年の9月にトロントへ。語学学校の8ヶ月のプログラムに参加した。「英語ばっかりって飽きますよ。ワーホリとか何か他のことを英語で学ぶとかにされたら?」と旅行社の人には言われていたが「飽きたーって思うくらい英語ばっかりしたいんです」そう言ってこのプログラムを選んだ。


コンフィデンス

2005-11-14 | シネマ か行
この作品。面白いです。詐欺師グループの話です。騙し騙されの世界です。

ストーリーについてはややこしくなるので触れません。設定は単純なんですけどね。書き始めると入り組んでくると思うので一切書かないことにします。

主演はエドワードバーンズ。ニューヨークに住むアイリッシュを背景にたくさんの脚本を書き、監督、主演もしてきた俳優。甘いマスクだけど、オトコマエかというとどうだろう。けどワタクシはとても好き。なんかこういう顔。声も少ーし高めだけど、ニューヨークのアイリッシュっぽーい話し方が好き。甘いけど男臭い、でも、甘い。そんな微妙なバランスが素敵な人。いまいち、スターダムには乗っていないんだけれども、これからも必ずやアメリカ映画界を(地味にでも)しょって立っていく人だと思っている。

騙し騙されの好敵手にダスティンホフマン。このちっちゃいおじさん。ワタクシは昔からあまり好きではありません。が、この作品での彼。びっくりしました。うますぎる。いやいやいや、ダスティンホフマン捕まえてうまいなんて今更ねー、は分かってるんですけど。あんまり好きじゃないって言ったって彼の色んな作品は見てきたし、演技がうまいなんて当然のこと。なんですけどね、それでもこの作品の彼はもうすごい。この作品では裏の世界のドン的な役なんですが、マフィアとかっぽくないけど、いつキレて何をするか分からん、でもずっと普通のおっさんっていうのをいとも簡単に演じてるように見えるんです。普通に喋ってるだけやのに、何か怖い。絶対コイツには逆らわんほうがええ、そう思わせるような人をさらりと演じちゃってるんです。いやー、本気ですごい。レイチェルワイズに触れるとこなんてねぇ、もうこのエロじじいっ!なんやけど、なんか変にセクシーさも感じさせたなぁ。

他にもアンディガルシア(この人があのアンディガルシア?って思う人もいるかも。)なんかが出ていて、もう誰が味方で誰が敵か、自分はどこまで騙されてるのかどこまで見抜いているのか分からなくなる展開が面白い。

こういう作品は「始めっからそうやと思ってたわ」とか言ってしたり顔するより、「なんかそんなんやとは思ってたけどさー。うおー、そうやったんかー。騙されたえー」と言ってすっかり騙されるほうが幸せな気がします。