シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

パルプフィクション

2005-06-11 | シネマ は行
何と言っても、ジョントラボルタの復活作品。そして、超オタク野郎クエンティンタランティーノの大出世作ということで好き嫌いはどうであれ映画史に残る作品であることは間違いない。

お話は時間軸が交錯するのでワケ分からんから嫌いという人もいるだろう。それに、これはタランティーノの大きな特徴だけど、ストーリーの行く先に関係のないようなセリフのやりとりがやたらにあって、それが全部伏線になって後ろにつながると思って一生懸命になって聞いていたら大間違い。あなたが注意を払ったエネルギーは全てムダになってしまいます。その一見ムダに思えるセリフのやりとりがそれぞれのキャラクターを表す手がかりにはなっているし、そのやりとりが実は一番面白かったりするわけですね。

中でも、代表的なのはフランスに行ってきたサミュエルLジャクソンがジョントラにフランスのマクドはどんなんやったかって説明してせるシーンですかね。マクドでグラス入りのビールが飲めるとか、“クォーターパウンドオブチーズ”(アメリカのマクドの代表的なメニュー)は“ロイヤルウェチーズ”と呼ぶとか、“ビッグマック”は“ラ・ビグマック”やとかほんまにどうでもいいことをベラベラ喋りまくっております。

そして、もちろんお約束ジョントラのダンスシーンもあります。ボスの愛人のおもりを命ぜられたジョントラがそのイカレジャンキー女ウマサーマンとダンスするシーンがあるのです。この二人のやりとりもウマが披露する小話ジョークなどもあり(英語分からない人にはちと分からないかも)なかなかにくすくすものです。

音楽もおしゃれで全体的にアングラな雰囲気があってでもテンポよく面白く見れると思いますが、「それがどうしたん?」と思う人は嫌いやろうなー。

上にあげた3人の他ブルースウィリスハーベイカイテルクリストファーウォーケンなどもでているので、有名アクターたちが実写版で漫画を演じてると思ってくれたらいいんじゃないでしょうか?