来日したばかりのバレンタイン監督が、さっそく井口の契約内容について文句をつけたようです。
面白おかしく書くことが至上主義のスポーツ紙とは言え、コメントの捏造まではしないでしょうから、キャンプ前から頭の痛いところです。
ボビー 井口の“特別契約”に不快感 (1/27 スポーツニッポン)
ロッテのボビー・バレンタイン監督(58)が井口の“特別契約”に強い不快感を示した。
契約に起用は二塁手に限定される条項が盛り込まれていることを受け「本来それは公にするものじゃないと思うし、語られるべきものではない」と指摘。
他選手の士気に影響が及ぶ可能性を懸念し「(選手起用で)公平を期すためにも、事前に契約内容を聞かないというのは私のポリシーだ」と続けた。
メジャーでは通例でも、日本では異例のポジション限定契約。
「井口やフロントの方から話をしたいのであれば聞くが…。今年から球団の新しい方針があるかもしれない」と柔軟に受け入れる姿勢も示す一方で、苦悩の経験談を披露。
レンジャーズ監督時代のシーズン終盤、ある投手から“出来高があるから、もう1試合投げさせてほしい”と直訴されたことがあるという。
「その時に契約のことは聞かない方がいいと思った。監督としては勝利を最優先して試合に臨まないといけないのだから」。
選手の記録も大事にする同監督だが、それも勝利が前提にあってこそ。
二塁・井口で采配面で“制約”を強いられることになる指揮官は最後まで不機嫌だった。
契約内容を明らかにすべきではない、との主張には基本的には同意をします。
瀬戸山球団社長の失言で井口も迷惑をしているでしょうし、何もいいことはありません。
しかし出来高とは違ってポジション限定契約であれば監督が知らないわけにもいかず、契約内容を聞かないのが自分のポリシーだと言って通る話ではありません。
そういった契約条項があるという前提でコメントをしながら、話があれば聞くという受け身のスタンスも理解が出来ず、結局は文句がつけたいだけのようにも見えます。
そもそも外国人選手の起用にこだわったり、小宮山枠や愛人枠と揶揄されるような采配をしているバレンタイン監督が、どの口で「公平性に欠く」と言うのかが笑止千万ですが、要はフロントから采配の枠をはめられるのが嫌だということもあると思います。
現場の監督としては当然の考えではありますし、その日暮らしの起用法をモットーとするバレンタイン監督にとっては尚更でしょう。
しかしポジション限定契約がメジャーでは通例と言われるほど普通に結ばれるものであり、また井口の日米での実績を考えれば、そういった前提での采配を考えるのがバレンタイン監督に求められることであることも確かです。
そう考えると、やはり瀬戸山球団社長のやり口に不満を表明することで自らの立ち位置の確認をしているような、そんな気がします。
何にせよ、ことある毎に瀬戸山球団社長とバレンタイン監督がマスコミを通じてやり合うであろうことがハッキリとしてしまい、何とも言えず不愉快です。
今回のことにしても文句があれば直接言えばいいだけのことであり、お互いにもっと大人の対応が出来ないのかと情けなくなります。
こんな遠回しな喧嘩で世間を騒がせながら優勝を目指すなどと言われても、ファンも選手も鼻で笑うこと受け合いであり、やり合うならやり合うで腹の中の一物は開幕までに吐きだして、シーズン中に揉めないようにしてもらいたいものです。
そのために開幕前にバレンタイン監督の契約満了による退任を発表したのでしょうから、瀬戸山球団社長もマスコミへの露出はほどほどにして、いちいち反応せずに無視するものは無視し、また勝者の余裕を見せて歩み寄ることも必要でしょう。
これはファンも同様です。
いろいろな場でバレンタイン監督の退任の是非を議論することは構いませんし、大いに議論をすべきだとは思いますが、それを球場に持ち込むことは遠慮願いたいです。
バレンタイン監督の残留を願う横断幕然り、残留希望の声援然り、球場での応援は勝利のために選手のプレーに対するものであり、決して自らの意思を表明するためのものではないはずです。
一部に応援団の応援拒否などの話しも伝わってきますが、バレンタイン監督の去就に絡んで圧力団体的にそういった行為に出るのであれば、私としては未来永劫応援などはしてもらわなくても構いません。
応援とは何かを勘違いしないよう、日本一の応援と称えられるロッテの応援が暴走をしないことを心から願っています。
たまにしかナマ観戦が出来ない人も多い中で、試合そっちのけにスタンドがそんな色で染まっていたら、きっと悲しむと思います。
バレンタイン監督の残留が勝利に結びつくと考える方もいるでしょうが、そうでない人もいます。
そんな中で公的権力とも言える力を持っている応援団が一方に偏ったアピールを試合中にすることなどはありえないと思っていますし、あってはならないという考えに変わりはありません。
だったらチームの勝利を勝たせるためにやってるんだし球場でやったって間違いじゃないんじゃないかな?
ってか球場以外でファンが瀬戸山に訴えることできんし。
どちらかと言えば各紙とも「ダボス会議をキャンセルしてまでロッテ愛」という論調でしたが、報知が指摘しているように、そもそもその時期に予定を入れたこと自体がどうかと思います。
飛行機が遅れたら大事なスタートに間に合わないかもしれないからキャンセルって、そんなことは予定を入れた時点で分かっていた話でしょうに(苦笑)
>とおりすがりさん
ファンの考え方も姿勢も十人いれば十通り、まさにその通りだと思います。
ですから議論は結構、大いにやってもらいたいです。
しかし球場でやるのは話は別です。
球場に野球を見に行っている人にとっては、そこでバレンタイン監督の去就に絡む活動をされて試合観戦に影響がでるのは迷惑なことです。
個々人の応援プレートぐらいならまだしも、一般人には認められていない横断幕や鳴り物を使ってリードをするようなことをするのは、やり過ぎ以外の何ものでもありません。
野球を見るために球場に足を運んでいる人の邪魔をする権利は、誰にもないはずです。
>JFさん
なんだかんだ言っても、応援団という組織で団体行動に出るようなことはないと踏んでいます。
そこまで馬鹿なことはしないだろうという、表現はあれですが、1995年当時とは状況が違っていると見ているからです。
今はビッグフラッグの運用や、新入団選手発表会への応援団枠など、昔からは考えられないぐらいに応援団と球団が密着をしています。
末端レベルで暴走をする人が出ることは避けられないでしょうが、いわゆるリーダークラスがこれまで築いた球団との関係を壊すような行為に出るとは考えられません。
もしそんなことをするようですと、自分たちの立場を過信をしているか、ちょっと何かが足りないかのどちらかであり、きっとそんなことにはならないだろうと思っています。
>マー君さん
内野のファンも外野が組織として騒げばお祭り騒動みたいに波及をするかもしれませんが、継続性はないと思います。
1995年の時も、あまりに内容が過激すぎたというのもありますが、一部を除いてかなり引いたスタンスの人が多かったですし。
>放浪カモメさん
ボビーが去るなら応援を辞める、意外に多いような気がしないでもありませんが、実際はどうなんでしょうね。
以前にこちらでも「バレンタイン監督の批判をするならもう見ない」という方もいらっしゃいましたし。
楽しく応援をするにはバレンタイン監督はもってこいの人材でしたし、応援が楽しくて球場に足を運んでいる方は来季以降は足が遠のくかもしれません。
応援団にはバレンタイン監督の残留を叫ぶよりも、むしろこういった層を引き留めるような応援を考えるなどの、前向きな活動をしてくれればと思います。
>マッサンさん
いや、ですから議論は大いに結構です。
ですが球場では勘弁をしてください、ということです。
上にも書きましたので重複は避けますが、どうせマスコミが面白おかしく取り上げることは間違いありませんし、やり方を間違えれば1995年のように暴動と報道され、関係のないロッテファンまで風評被害にあうことになります。
ケンカはともかく言い争い、良いじゃないですか
ファンも球団に言いたいこともあるだろうし
それを出され過ぎても困るのも事実ですが
合併問題の時の主張だってやるべき派だった僕は
今回も言うべき所は言うべきでしょう。
そうでなければ来年以降瀬戸山社長の暴走が
よりいっそう進みそうで、そっちの方が怖いです。
ここまでバレンタイン監督×フロントという対立が
出てくれば僕だって我慢の限界です。
大人の対応?今更不可能でしょう。普通に考えて
それが出来なかったからこうなっているわけで
小宮山枠等はともかく外国人起用に関しては
まぁしょうがないんじゃないでしょうか、
助っ人で来ているわけでなれるまで我慢する
(どの球団でもその傾向はあるわけで)
まぁ、ファンは減り続けるでしょうね
瀬戸山社長が正常に戻らない限り
問題は次期政権がしっかりとした選手を掌握し、FA流出などを抑え、何より結果を残す事が第一です。現状のメンバーであれば、Aクラス、優勝を狙えるだけの戦力は整っていますので、あとは監督、コーチ陣の選手掌握術、采配、起用、育成面が重要になります。再び万年Bクラスのチームになるようですと、間違いなくフロント問題に発展するでしょう。
ボビーが当てはまるかどうかは各々で意見が異なるでしょうが、どんな名将もいつかは球界を去ります。ファンはそれを見守り、次の時代も応援し続ける事こそが大切なのではないでしょうか。「ボビーが去るなら応援を辞める」というのでは、ボビー一個人のファンに他なりませんから。暗黒期を乗り越えてきたファンの一人として、比較的新しいファン層の方々に、ボビー退任後も是非とも引き続き選手を支えて頂きたく思います。
まああの地獄を味わったことがない人たちにとっちゃ
揉め事結構なんだろうけけど、米国初金融危機と同様に
対岸の火事とはいかないんだよなあ
もっとボビー命というのはおそらくライトスタンドの一部
だけで内野はまあどうぞという感じではないかな
前の広岡の時とは違うし、なによりも8億近いバレンタイン
体制の維持にはこれ以上耐えられない(逆に言えばロッテ
だからこそ6年も維持できたと言える)のだろう
ボビーのこして球団死すじゃ本末転倒だしまじでこの経済
状況じゃ年に30億の赤字なら絶対他の企業は買わない
って
バレンタイン監督は「井口から話があれば聞く」ということで、(その受け身の姿勢がどうかは別問題としても)この発言に対する井口の反応に興味があります。“二塁限定での起用”という契約に井口自身がどこまでこだわりを持っているのか?瀬戸山代表がベラベラ契約内容を公にしたことについてどう思っているのか?それらの点を少しでも知りたいです。
何だかんだ言って、一部のファンは横断幕を出すくらいのことはやるでしょう。川北球団代表を公然と皮肉った横断幕もありましたし、04年の合併反対運動のときもたくさん出ていたのを鮮明に覚えています。それ自体は私は良いと思っているので、横断幕での意志表明レベルまでなら、内容にもよりますが許容できると思っています。
問題なのは、仰られているように圧力団体的な行為が起こること。いろんな立場のファンがいる以上は考え方も千差万別であり、それらを単に表明するだけならいいと思うのですが、一部勢力(M○Pなど…)が自分と違う考え方を否定するような過激な手段に出ないことだけは願いたいです。
大人の対応?何をいまさら。納得できない限りやりあうだけやりあえ。
横断幕も残留希望の声援もどんどんやれ。球団への意思表示、球場でやって何が悪い。ファンの考え方も姿勢も十人いれば十通り。
私は瀬戸山要らない派なんで、ブログ主さんとはまるで意見が異なります。すみません。
監督とフロントの対立よりもファン同士の対立のほうがまずいような気がします。なんだか球団の思惑通りに事が進みそうな気がして。
対立を回りがはやし立てているうちに、引っ込みがつかなくなり、どっちかが滅ぶまで、突き進むということになるのはいやですね。
とりあえず、ボビーがキャンプ直前のダボス会議の出席をキャンセルしたらしく、火種が減ってよかったです。報知には、直前にまで、私用をいれていたということを皮肉られてましたが。
ボビーにも瀬戸山氏にも、ストーブリーグは終わりにして、お互い刺激的なことは慎むようにお願いしたいものです。特にボビーの今後のことを考えれば、いかに野球に集中するかが重要でしょう。