小野が引退

小野の引退が球団から発表となりました。
今季は一軍での登板がここまでありませんでしたので引退の流れは避けられないだろうと覚悟はしていましたが、やはり正式に決まると寂しさがあります。
15年ほど前に浦和に通っていたときにサブロー、立川、大塚、福浦らと練習に汗を流していたところを見ていましたし、その練習の合間に何度か話もしましたのでかなり思い入れのある選手ですから、今はただ20年間お疲れ様でしたと、そう心から感謝の言葉を贈りたいです。
今後にチームに残るかどうかなどの身の振り方は明日の記者会見で方向性として明らかになるのではないかと思いますが、是非とも村田から受け継ぎ守り抜いてきたチームの顔である背番号29を託すに足る後進の育成に携わってくれればと願ってやみません。
必ずしも名選手が名指導者になれるわけでもありませんが、高卒のドラフト6位という不安定なポジションから長い下積みを経て主力選手に育ったその経験は今のロッテに必要な人材ではないかと、人望も厚いと聞いていますから似たような境遇の阿部らを手塩にかけて育て上げるといった仕事を期待しています。

これだけのチームに貢献をしてくれた小野なのですから引退試合は盛大にやってあげて欲しいのですが、CSを争う厳しい戦いが続いていますのでなかなかに難しいところです。
それであれば現時点での公式戦地元最終戦は6日の日曜日ですので試合終了後に、黒木のときのようなイベントをやって最後に両チームで胴上げなんてのを見てみたいです。
村田がマウンド上で小野にボールを渡して、なんて演出も欲しいですが、しかし村田は自分で投げてしまうかもしれません。
その晋吾三番勝負の相手はオリックス戦ですから球界を代表する好打者の糸井、同じ釜の飯を食った竹原、そして最後は苦楽をともにした同期の福浦で決まりでしょう。
できうればそれとは別に戦力として一軍での登板を、それが心残りのような小野のコメントがありましたので是非ともそうあって欲しいのですが、せめて大観衆の中でのQVCマリンでのピッチングを目に焼き付けるべく球団には善処を願います。