「放送席、放送席、今日のヒーローはダルビッシュ投手のノーヒットノーランを阻むヒットを放った、サブロー選手です。おめでとうございます。」
「ありがとうございます。」
「見事なヒットでしたね。」
「ええ、手応えバッチリでした。」
「どんな気持ちでバッターボックスに入ったのですか。」
「なるようになれ、という感じです。バットを振っていればいつかは当たるかなと。」
「ベンチからは何か指示があったのですか。」
「いえ。思い切り振ってこいとだけ言われました。」
「その思い切りが良かったということですね。」
「はい。いつもどおりのバッティングが実ったという感じで嬉しいです。」
「では、明日も今日のようなバッティングが見られることをファンの皆様も期待をしていると思いますので、一言お願いします。」
「今日のような活躍ができたのもファンの皆様のおかげです。明日も応援をよろしくお願いします。」
ちょっと自虐的に過ぎますでしょうか。
それぐらいに、見ていてストレスが溜まると言いますか、つまらない試合でした。
1敗は1敗という意味で、いっそのことノーヒットノーランをやられちゃった方が目が覚めるのではないかと、そんな気すら持ちながら見ていました。
初回こそ福浦にきっちりと送らせて理想的な形でチャンスをクリーンアップに繋ぎましたが、2回以降はダルビッシュに抑えられて走者すら出せず、かと言って狙い球を絞っている様子もなく、足でかき乱そうという姿勢も見られず、ただ何となく抑えられたという感じです。
中5日の疲れもあってか、あるいは風を利用することが目的だったのか、普段よりも変化球が多めで甘い球も目立ち、付け入る隙も充分にあったダルビッシュに対して、風に押し戻された今江や大松の惜しい当たりはあったものの、あの広島戦で見せてくれたセンター中心の理想的なバッティングはどこに置き忘れてしまったかのように凡打の山を築きました。
数少ないチャンスも走塁ミスで潰すわけですから、勝てと言う方が無理なのかもしれません。
5点ビハインドの最終回の二死一二塁で敬遠を指示するベンチの考えも理解が出来ませんし、まあ後半戦もロッテらしい野球でスタートをしたというところなのでしょう。
先発の小林宏は、ようやく少しずつは本来の力を取り戻しつつあるのではないかと、そんな期待を持たせてくれるようなピッチングでした。
ストレートが高めに浮いていたのが気がかりではありましたが、変化球はきっちりと制御ができており、ストライク先行で攻めのピッチングであったことが好投の理由でしょう。
ダルビッシュ効果というわけでもないのでしょうが、先日に引き続いて気合いが前面に出ていたことが好印象で、次も好投をすれば立ち直りの兆しがあると判断をしてよいと思います。
今日の唯一と言っていい収穫は、この小林宏のピッチングでした。
久しぶりと言いますか、もしかしたら初めてかもしれないナマ内を見ることができましたが、今日は今ひとつの結果に終わりました。
2軍でもそれなりの四球を与えている内にとってはコントロールが課題であり、今日はボールを抑えきれていない感じでした。
しかしこういった時こそ、悪いなりに投げることを覚えさせなければならないはずで、あの場面で交代をさせてしまっては起用をした意味がありません。
残念ながら7回に2点目を失った時点で敗色濃厚だった試合に意味を持たせるためには、あそこは内を続投させるべきであったと考えます。
明日は唐川、5勝目よりも肘を気にせずにしっかりと腕を振れるかどうかに注目が集まります。
打線は左腕に対してからっきしか、あるいは八木ですから猛打で打ち崩すかの両極端になると予想をしますので、唐川にとっては自分のことだけを考えればよいと思います。
気持ちよくボールを投げられること、明日はそのことをテーマに投げてもらいたいです。
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ダルマさん(我が家ではそう呼んでます)は、序盤はマウンド・風が合わないのか、変化球がばらついてましたが、しっかりと要所は抑えた印象でした。さすがは日本のエース、諦めが肝心と言い聞かせてます。
コバヒロは森本のホームランがもったいなかった。何気にストライクを獲りに行った変化球が甘くなり痛打、相手がダルマさんなので慎重な投球が必要だったかと思います。ただ、結果をみれば7回、5安打、2失点、先発としては及第点でしょう。内容的にも10奪三振、変化球も低めに決まり、ストレートも走っていました。2年前の好調時の投球が出来始めたのではと思えました。
明日は唐川です。10台最後(たぶん)の登板を白星で飾って欲しいものです。
小林宏は次も7回を2~3失点のピッチングができれば、3戦連続となりますし、素直に良くなったと思いたいです。初回の森本のホームランはもったいないですが、それでも最少失点に食い止めて打線の援護を待ちながら粘り強く投げてくれましたし、十分価値に値する投球だったといっていいでしょう。
ダルのスライダーを見切れないときついですね。結局は、スライダーはボールなんで、振っても当たる可能性は低いですし。まあ、そこで見切れないところが一流ピッチャーということなんでしょうけれど。
でもライトスタンドもビールに気を取られ、いつもより打球音を聞き取り易い試合でした。
円陣を組んでましたが結局の所何もなかった。
内野二階はサブローヒット以降、激しく盛り上がってました。
ビールの力は大きいと実感しました。
永遠の未完の大器もそろそろ潮時でしょうか…
宏之は復調と見て良いかな。制球はイマイチでも力強いストレートでしたね。
明日は八木の立ち上がりを攻略出来るかがカギかな。とにかく勝ち越し!
オリオンさんが仰るようにノーノーやられても良かったかもしれませんね。でも今のチームで屈辱感を感じる選手がどのくらい居るかな。
闘争心を感じられませんね。精神論は嫌いですが、どんなスポーツでも闘争心は重要だと思います。だからジョニーは皆に愛されてたんですよ。
選手たちに問いたい。今の成績で悔しくないのか。試合以外の話題ばかりで悔しくないのか。監督に、ベンチに、フロントにやらされている野球なのか。野球を愛していないのか。自分はイチファンですが悔しくて仕方ありません。
7回まで抑えられたとき、「やられる!」と覚悟しましたが、サブロー、橋本、と連続ヒットを打ったので、これはもしかしたら、劇的逆転勝ちか?とわくわくしてしまっただけに、その後のあっけない凡退には、かなり腹立たしい思いをいたしました。
千葉マリンがダルの鬼門である、という効力の残りが、記録を阻止したのかもしれませんね。