オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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首位攻防

2007-04-26 23:01:28 | 千葉ロッテ

ローテーション存亡の危機にあった清水が、今日は内容のある投球を見せてくれました。
ストライク先行で簡単に追い込み、見逃しの三振が多かったと言うことは今日はキレがあったのでしょう。
左打者の外角低めへの制球力が見事でした。
まだまだ力があるところを見せつけて、私の期待を大きく裏切ってくれました。

しかし残念ながらと言いますか、こちらは予想どおりと言いますか、打線がダルビッシュに零封されてしまっては清水の好投も意味がありません。
打線が点を取ってくれた時には自分が打たれ、自分が抑えた時には打線が沈黙するという、ちぐはぐとした状況が今後も続くのかもしれません。
これは打線も問題よりも安定感のない自らの投球内容に起因している思いますので、辛抱強く抑え続ければ花咲く時もくるでしょうからベテランとして頑張って欲しいですが、やはり私としては今年の清水にはあまり期待していない、できないというのが正直なところです。
今日の結果から期待してしまう次の登板がどうなるのか、注目しています。

それにしてもダルビッシュ、見事でした。
この投手が単独指名ですから、スカウトの眼力もあてになりません。
同期の涌井も同様の活躍を見せ、高卒3年目の両人がリーグを代表する投手に成長しつつあります。
ロッテも指名するチャンスがあったのですが、久保がいてこその一昨年の日本一ですから、長い目で見ればダルビッシュ・涌井の勝ちになりそうですが、そういう意味での悔いはありません。
むしろ他球団、自由枠で獲った選手がほとんど活躍していない中日・ヤクルト・読売・オリックスあたりは悔しくて仕方がないでしょうし、阪神・ソフトバンクあたりも後悔しているかもしれません。
特に地元の目玉を見送って即戦力として一場を自由枠で獲得した楽天は、完全に失敗だと思われます。

さて、今日でロッテは連勝が止まってしまいましたが、西武もソフトバンクに負けたために3球団がゲーム差ゼロで並ぶことになりました。
明後日からは敵地で西武との3連戦、序盤の天王山がやってきます。
ローテーションで考えると、小林宏-グラマン、小野-西口、成瀬-ギッセルとなるでしょうが、グラマンを飛ばして前回5回でKOされた涌井を3戦目に投入してくるかもしれません。
絶対に勝ち越してもらわなければならない3連戦ですが、やはりキーポイントは初戦の小林宏でしょう。
ここで小林宏が西武打線を沈黙させることが出来れば、涌井・西口が前回打ち込まれたこともあり、月間MVPが確実なものとなりますし、GWでの首位確保に大きく前進できます。
不安材料はやはり打線で、ズレータは突然爆発するのであまり心配はしていませんが、青野の調子が落ちてきているのが気になります。
猫の目打線が好きなバレンタイン監督のことですから、打線を組み替えて外国人3人によるクリーンアップなんてこともありそうです。

秋口に無類の強さを示すというのがロッテの定評ではありましたが、それも3年前ぐらいまでの話で、昨年・一昨年は交流戦まで突っ走って、交流戦後に急失速してしまいました。
思い起こせば10年ぐらい前までは開幕ダッシュで4月は首位を争い、GWの大型連敗でシーズンが終了するというのがパターンでした。
そういう意味で、今年のGWでの西武・日本ハム・楽天の9試合を勝ち越すことができるかどうか、今シーズンを占う大事なポイントになりそうです。
不安だった清水・久保が復調の気配を見せてきましたので投手陣は盤石なわけですから、打線の奮起に期待したいものです。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0

2 0
日本ハム 1 0 0 0 0 0 0 0 X 1 2 0


◆4月26日(木) 日本ハム-千葉ロッテ5回戦(ロッテ2勝1敗2分、18時、札幌ドーム、15,269人)
▽勝 ダルビッシュ 6試合3勝1敗
▽敗 清水 5試合4敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 清水―里崎
日本ハム ダルビッシュ―鶴岡

 

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