オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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因縁カードで3タテを食らわせてキモティー

2018-07-23 02:03:03 | 千葉ロッテ

 

勝敗にこだわるシーズンではないと考えていますが勝つに越したことはなく、かつ初戦の乱闘一歩手前からの因縁カードを3タテを食らわせて終えたのは気持ちがいいです。
ぶっつけ本番のローチの立ち上がりを攻略しながらもその後の数え切れないぐらいのチャンスを攻めきれずにジリジリとはしましたが、中継ぎ酷使で支えられているオリックスの崩壊の序曲、吉田一の炎上は後半戦の大きなポイントになるやもしれず、前日に続いて外寄り低めのボールを逆らわずにセンターバックスクリーンに叩き込んだ田村は見事でした。
ショコラ井上の向こうを張るようにクーリッシュ田村はリードでも涌井を苦心惨憺にQSにまとめ上げて、強肩もアピールできましたし、文句なしでこのカードのMVPです。

今日は三塁側で距離があったことで緩い写真ながらも、ベンチの雰囲気のよさは伝わるのではないかと思います。
なぜか拝んでいる井上は先制タイムリーを含むマルチヒットで勢いは止まらず、満塁のチャンスでのやや強引なスイングも一打席目のそれからして慢心、油断の心配はないでしょう、これからさらにマークが厳しくなってくるところをどう乗り越えていくのか、来季に向けて早めに苦しんでおくのもよいです。
久しぶりのお立ち台だった福浦はそこまで超絶ブレーキだっただけに勝ち越しタイムリーは本人もかなりホッとしたようで、前進守備の二遊間を巧みなバットコントロールで抜いていく打球にガッツポーズはやはり久しぶりと言いますか珍しいと言いますか、あと15本とカウントダウンの2000本安打に向けていい流れになるでしょう。
中村も自身初、節目の100安打に到達しましたし、死にかけていた伊志嶺が地味に下位打線を引き締めているのも大きい、湿りかけていた角中の3安打猛打賞も喜ばしいです。
もっともこれだけヒットを放ち、あれだけの四球をもらいながらもワンサイドゲームにできなかったのはロッテらしくもあり、ローチには野手投げでテイクバックが小さいことで差し込まれたような、地元出身のK-鈴木の乱調もボールに力はありましたので今後の脅威になるかもしれません。
そして伊志嶺のバスターがライト線を抜けなかったところでフラグが立ちかけただけに、福浦のタイムリー、田村のアーチがさらに際立ちました。

中5日の涌井は8回途中までを7安打3失点、その八回の続投には驚きましたがそれだけ後ろがしんどい現実もあり、結果的に途中降板となりましたが心意気は買いです。
ピッチングとしては立ち上がりは省エネ、中盤に球数が増えて打ち込まれるパターンはいつもどおりながらも、今日は味方が点を取ってくれた直後をきっちりと抑えたこと、同点アーチを浴びた後のピンチを危うくはありましたが切り抜けたこと、この二つの山場を乗り越えたことでの二ヶ月ぶりの白星でしょう。
自己最悪のシーズンとなった昨年の5勝に並びましたのでここからどれだけ積み上げていけるのか、実のところはもう少し苦しんでモデルチェンジのきっかけになった方が長い目で見ればプラスになるのではないかと思わないではないものの、200勝はして欲しいので二桁勝利を諦めずに次もお願いします。
その涌井を盛り立てた藤岡裕のファインプレーは矢のような送球、であれば普段からそのスローイングができるだろ、との突っ込みはさておき、福浦や細谷ほどではなくとも井上も以前に比べれば捕球の際の伸びがいい感じになってきましたし、守りでも魅せるプレーは「プロ野球」の実感があってよいです。
最後に例によっての苦言を一つ、石橋を叩きたいのも分かりますが益田での締めくくりはないでしょう、あそこで田中を使えないようであればオリックスのことを言っていられません。
そろそろ石橋にヒビが入って壊れるのではないかと、壊れてしまえば向こう岸には渡れませんので一点集中な過負荷にならないような継投を切に願います。
ちなみに今日で球団最速の100万人到達らしいですが実数はどうなのか、2万6千も入っているとはとても思えないスタンドに空々しい気にもなっています。



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◆7月22日(日) 千葉ロッテ−オリックス17回戦(8勝8敗1分、17時、ZOZOマリン、26,548人)
▽勝 涌井 17試合5勝6敗
▽敗 吉田一 44試合3勝2敗
▽本塁打 吉田正14号(涌井)、田村2号(吉田一)

▽バッテリー
千葉ロッテ 涌井、松永、大谷、益田—田村
オリックス ローチ、K-鈴木、近藤、吉田一、齋藤、金田—若月

コメント (31)    この記事についてブログを書く
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31 コメント

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?? (ごっつ)
2018-07-23 02:34:51
「勝敗にこだわるシーズンではないと考えています」、なるほど。
いかにも野球通を自認するオリオンさんらしい考え方ですが、
非常につまらない見方をしますね。
数年後を見据えてごちゃごちゃというヤツですか。
プロスポーツが勝敗にこだわらなくてどうすんのよ。
そんな冷めた考えはつまらない。
具体的に勝敗にこだわるシーズンというのは、最近では西暦何年が当てはまっていましたか?
また、その理由は?
って質問しても、はぐらかされるかもしれませんが。
そんな成熟した年なんて、あったかしら。
何連覇も目指すのが理想なんですかね。理解不能。
来年は勝負にこだわる年になりそうなんですか?
三軍もないのに育成、育成って、
そんなにうまくいきますか。
また、オリオンさんが推奨する指揮官とは誰ですか?
三原とか水原ですか。
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さんたて (頑張れ福浦)
2018-07-23 05:14:21
楽天に、さんたて食らって、オリックスにさんたて食らわせた、次は移動日が入るんでホークスにはさんたては無いんですね。
連敗していると、ずっと勝てない気がしてきます。でも勝てなくても、今年は使い続けたから、中村もアジャもファンに認めてもらえる選手になりつつあります。
オリオンさんの言う、田村に代わりになる様なキャッチャーを一軍で育てあげましょう。それと、田村に休養をあげましょう。
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福浦は本当のスター (まこっさ)
2018-07-23 06:59:28
涌井の熱投に応えられず、好機で凡退を繰り返すも、同点とされてから、涌井を救う 職人技の 勝ち越しタイムリーを放つなど、福浦は、真実のスーパースターです。 涌井にしてみれば、「もっと早く打ってくれよ」となるのでしょうし、自分も また今回もダメだろう、、、と思って見ていたので、打球が、センター前に抜けたのを見て、なんか申し訳ない気持ちになりました。 2,000本ももう無理かなと感じ始めていたところだったので、全身全霊を込めて 土下座させてもらいます。 あと15本。なんとか今季中にお願いします。先生!
🙇‍♂️
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3タテ、ブラボー (附属中野球部)
2018-07-23 07:21:13
福浦さんの4度目の正直で勝ち越し、田村捕手2号スリーランで駄目押し、でも8回裏のパスボール連発で勝ちを確信しました。福良監督が中継ぎを壊しまくっているのは他山の石しなければならないです。

細かい点では終盤。伊志嶺センター、加藤DHはおかしい。伊志嶺は少しでも、守らせない方がいいと思います。一方でショート藤岡の守備、美しいです。
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Unknown (鴎オヤジ ファン歴45年)
2018-07-23 07:39:16
涌井に勝ちがついてホッとしました。
田村の高校ジャパン時代を思い出させる豪快な一発。

岩下の初登板が見たいですね。登板することなく抹消なんてならないように祈ります。

今年は勝敗にこだわらない、同感ですよ。
これまでに勝敗に拘る時代があったかって?
殆ど無いですよ。だからこそ2〜3年後に勝敗に拘る年が来るように願っているんです。今年はそのための選手層底上げの年だと思います。ロッテの体質を変える年になってもらいたいんです。

盗塁METER 昨日の盗塁1、累計88で140まで残り52
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3連勝出来たが (うみうみ)
2018-07-23 07:39:28
涌井の勝ちは良かったここ数試合試合を作ってましたがリリーフ陣や打線との兼合いで勝ててなかったが、よく投げてくれました。
打線ももっと点をとならいと残塁11は昨日の12球団で1番の残塁数、福浦が3度のチャンスで凡退が響きましたが、ホームランが少ないのが原因です、12球団全てチームがホームラン出たみたいですね。いつも同じメンバーのスタメンは夏場の苦しい場面なので休養を兼ねて休み休みで良いのでは
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Unknown (あーるつう)
2018-07-23 08:35:50
まさに酷暑ですね。村長さん、お集まりの村民の皆様、どうぞご自愛ください。
前半戦終了時、「バファローズの上を行くのは至難かも」とコメントしましたが、3タテで順位も上になりましたね。でもまだ手のひらは返さないもんね(笑)。涌井が投げ、福浦が仕留めての勝ち、地元出身の選手が活躍すれば尚更嬉しいですね。
カープの勢いがすごいですね。連日紳士集団の大量リードをひっくり返す、というよりも蹴散らしての3タテはすごいの一言です。騎馬軍団とでも名付けましょうか。ライオンズが所沢の山賊なら、こちらは幕張の海賊となりたいものです。二番煎じのネーミングですが、そんな勢いのあるチームになってもらいたく。
そのためにもシーズン中こそ育成の視点は持ち続けることは必須と考えます。と言うか、育成の視点のないチーム運営って成り立たないですよね。選手起用もドラフトも全て育成の一環なのでは。長いシーズンを戦うのがプロ野球。故障を完璧に予防することは不可能。故障・離脱を念頭に置かないのは、リスクマネジメントの欠如であり、健全な組織運営ではあってはならないこと。だからこそ、頼れる二番手三番手を育てるためにも真剣勝負の場を経験させることは欠かせないし、それが良い意味でのライバル意識を刺激することにもなると思うのです。それも育成。若手の起用にしてもしかり、そのために一つの勝ちを落とすのも先行投資と考えれば、それが目先の勝ちにこだわらないと言う理屈。そういう意味合いが見て取れる負けであれば、ファンは納得します。シーズンを通して贔屓のチームを追い、不遇のシーズンであっても応援し続けるファンであれば。
連日の酷暑の中での観戦と両立して、喧々諤々、ワイワイガヤガヤの野球談義の場のご提供をありがとうございます。後半戦もよろしくお願いします。
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よかった (宮崎オリオンズ)
2018-07-23 09:17:12
涌井に勝ちが付いて良かった。それだけですよ。
何とか二桁行って欲しいね。

しかし、涌井と益田はタフだね。
メンタルが強いんだろうね。
確かに、ここに負担が集中しないように、チーム全体として底上げですね。

勝敗に一喜一憂しすぎないこと、ということですよ。目標は3位になるチーム作りではなく、パ制覇するチーム作り。昨年の惨状を考えると、今年は数年後に貯金30できるチーム作りの基盤の年です。
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十人十色。 (かっきい~)
2018-07-23 09:53:26
吉田正に同点弾を喰らいながらも涌井が粘り、伊志嶺が再三出塁し、福浦がやっとこさ突破口を開き、田村がダメ押し・・・理想的な展開で心地よいです。
インタビューの締め方がまずかったのは後味悪かったですが。

まあ、皆さん十人十色の考えがあるのでなんとも言えないですが7、8月を乗り越えて9月に入って優勝を狙える位置(首位と4ゲーム差位)でしたら勝ち負けに拘るのも悪くは無い・・・かと。
ただ、9回は益田ではなく田中靖(or西野)で行って欲しかったのは同感です。酷使反対ッ!
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涌井 (千住次郎)
2018-07-23 10:45:40
この試合の涌井は中5日ということもあってか、打たせて取る組み立てになっていたように思います。四球も少なく、そういう意味では、今後の涌井の方向性の参考になりそうな内容でした。田村のリードも内角もかなり有効に使えていました。
相手先発のローチのようなピッチャーを攻略する一番手は福浦、二番手が角中かと思い、福浦の先発に期待していましたが、結果が出たのはピッチャー交替後の4打席目。最後で一番良いところを持って行きました。ベンチに帰ってからの笑顔に、私もホットしました。
一方、藤岡の打率が急下降ですね。一寸、休ませてもと思うのですが、あの守備を見てしまうと、なかなかそうは行きそうもありません。少し打順を下げて、他の選手を試すのも、良い機会になると思います。
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