オリオン村(跡地)

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YFKの後継

2007-04-29 20:47:54 | 千葉ロッテ

ベテランや外国人の起用が好きなバレンタイン監督も、どうやら今年は実戦で選手を育てる決断をしてくれたようです。
対象はYFKの後継たる中継ぎ陣、現在のターゲットは右の荻野に左の川崎です。

今年で藪田が34歳、藤田が35歳、小林雅が33歳です。
投球内容に大きな破綻がなく、まだまだ数年はやってくれそうな期待感がある一方で、この年代の衰えは一気にやってきますし、FA権の問題もあります。
よってファンの間でも中継ぎ陣の後継問題は外野手不足と合わせて重要補強ポイントとして議論されており、当然球団も昨年(荻野・江口・中郷・松本)・一昨年(川崎・古谷・相原)と大学・社会人の投手を大量補強してきました。
おそらく江口と古谷は先発として起用すると思われますので、残りの投手がYFKの後継として期待されるわけです。

そんな中で、本来は後継筆頭であったはずの神田が昨年後半の面影なく登録抹消となり、川崎と荻野が比較的大事な場面で起用されています。
今日も4点リードの無死一三塁という普通なら藪田や藤田が起用される場面で、川崎と荻野が投入されました。
右の平尾になぜ川崎なのか、という右対右・左対左にこだわるバレンタイン監督らしからぬ起用にも川崎は見事に応えましたし、ボール球を振ってくれて助けられたものの荻野もピンチを抑えました。
制球に安定感のでてきた川崎はかなり安心して見ていられますし、相変わらず決め球に四苦八苦の荻野も2球目の膝元へのコントロールを自分のものにできれば期待できます。

本来はあの場面で「試す」といった起用には賛成しかねるのですが、先発が7回を投げきらないケースには高齢のYFKに繋ぐ投手がどうしても必要となり、育てるという明確な意図が感じられるのであれば、どんどん起用して欲しいと思います。
小宮山や高木を見るよりも、仮に打たれてもその方が納得できます。
一番困るのは、例えば次は大量の負け試合に投入など、その起用に一貫性が感じられないケースです。
そこに長期的な育成の意図が見えれば、仮に失敗しても納得するのがファンです。

将来的にはオーソドックスな荻野と川崎、アンダースローの相原とサイドスローの松本といった、バラエティに富んだ中継ぎ陣になればいいと思っています。
相原と松本はまだまだファームでの経験や実績が必要でしょうし、川崎や荻野も今後の相手チームの研究により何度も壁にぶつかるでしょうが、めげずに頑張って欲しいものです。

もちろん、めげて欲しくないのはバレンタイン監督です。

 

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