オリオン村(跡地)

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チームYUの充実に向けて

2009-11-22 22:19:45 | 千葉ロッテ

U-26NPB選抜対大学日本代表の試合は引き分けに終わったようですが、試合そのものよりもロッテファンとしては番外戦の方が話題性がありました。
来秋のドラフト1巡目への入札が公表をされている早大の斎藤に対して、唐川や大嶺がラブコールを送ったようです。

“ゆうちゃん”がいっぱい!唐川、斎藤にラブコール (11/22 スポーツニッポン)

ロッテ・唐川が早大の斎藤に“ラブコール”を送った。
U-26NPB選抜対大学日本代表の試合前に、外野グラウンドで大嶺を交えて談笑。
「同じ鍼灸院に通ってるんで。高校では2年春に1度、練習試合をやりました」。
ロッテはすでに来秋のドラフトで斎藤の1位指名を公言しており、唐川も「一緒にやりたい気持ちはあります」。
自身の名前が「侑己」で大嶺が「祐太」。
斎藤の「佑樹」と合わせて「“ゆうちゃん”がいっぱいになるし、営業的にも盛り上がるんじゃないですか」と笑顔で話した。

唐川までもが営業を気にしてくれていることは涙ぐましいのですが、ここに木村「雄太」の名前が出てこないのが寂しいところです。
もちろん唐川が口にしたわけではなく機関紙のセレクトではあるのですが、下敷領と同様の憂き目には遭わないよう木村の来季に期待をしています。
何にせよ「チームYU」「唐川と鍼灸院で顔見知り」「大嶺と同期」「黒木のファン」とロッテ入りとなれば話題性は抜群ですから、今年とは違って入札回避はないでしょう。

快投の大嶺「背番号18」で斎藤にロッテの勧め (11/22 スポーツニッポン)

プロ選抜の2番手、大嶺(ロッテ)が大学代表の中軸から3者連続三振を奪った。
「キャンプでしっかりと投げ込んだので」と、この秋に連日のように100球を投げた成果が表れ、相手を寄せ付けなかった。
試合前の練習では同学年の斎藤佑(早大)と会話を交わした。
内容は「(ロッテの)18番が空いていると話しました」と大嶺。
来オフのドラフト会議に向けてラブコールも送っていたようだ。

アマチュアを相手とは言っても秋季キャンプでの成果を見せつけてくれた大嶺も、斎藤の背番号のことまで心配をしてくれています。
清水の勘違いで大嶺が18を狙っていると一部で噂をされてしまっていますが、大嶺は1にこだわりがあるようで、むしろ同じく1を背負い続けてきた斎藤への牽制かもしれません。
こういった会話が出来るのもプロでの自信があってこそでしょうから、練習での手応えもあるでしょうし、来季の大嶺には大きな期待を寄せたいと思います。

肝心の斎藤は1回を投げて1失点と、盛り上げたいであろうマスコミをして「プロにはもうひとつ」と報道をされてしまっているのが現状です。
下級生で活躍をしながらも上級生になってからは伸び悩んだ選手はプロでも結果を残せないケースが多いために、斎藤も最上級生となる来年が勝負となります。
そういう意味では例によってキャプテンに任命をされるなど引き続き酷使をされる雰囲気が既に漂い始めているのが最大の気がかりで、もし斎藤が本当にプロでやっていくつもりがあるのでしたら、言葉は悪いですが「手抜き」をするべきでしょう。
学生野球での昇華で終わっても悔いがないのでしたら構いませんが、今日の試合で大嶺だけではなく前田健らと自らの差を痛感したはずです。
真面目そうな顔をしながら腹の中では舌を出す、プロではそのぐらいの狡賢さも必要ですから、今後の言動に注目をしていきたいと思います。

 

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9 コメント

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Unknown (伊予カモメ)
2009-11-23 00:15:22
ここ最近の不調で斎藤の株が下がってきているような気もしますが、プロの評価はどうなんですかね。
投手としての完成度は素晴らしいものがあるので、このまま少ない競合で指名できれば儲けものって所でしょうか。
大学生相手&たったの1イニングですが、今日の大嶺は良かったです。制球が良すぎてビックリしました。シーズンでもあれくらい自信を持って投げてもらいたい。
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期待の若手たち (放浪カモメ)
2009-11-23 00:59:27
大嶺、唐川は次世代というよりも既にロッテの顔になりつつありますから、今日のような投球は素晴らしい内容でしたね。大嶺は相変わらずコントロール重視の丁寧なピッチング、唐川も抜群のコントロールと切れの良いストレートで来季も期待の持てる二人です。セットではなく、ノーワインドアップで投球する大嶺を久々に見ましたし、まだまだ伸びシロの多い二人には更なる成長が楽しみです。

斎藤君ですが、良い投手の条件、素質は十分にあります。しかしながら、まだまだ課題も多いのは事実。本人も公言していますが、高校時代と比べ、体重移動が上手くできていないため、球に力が伝わらなくなっています。また、唐川と同様にコントロールが良すぎる投手の典型として、大胆にボール球を放る事を嫌がる傾向にあります。ワンバウンドのフォーク等をしっかりと投げられれば、もっとプロで通用する投手に成長するのではないでしょうか。
いずれにせよ、斎藤君を1位で指名する事は決して悪くはないでしょう。大嶺、唐川にとっても良い刺激になるでしょうし、ロッテが好きで入団してくれれば言う事なしです。

今回の代表メンバーで他に気になる選手と言えば、まずは菅野君ですね。日米大学野球も見ましたが、ストレート、スライダーの完成度がかなり高いです。即戦力の抑えとして欲しい選手でしょう。あとは、澤村君、大石君、東浜君。いずれも魅力のある投手です。野手では萩原君の打撃はなかなかのセンスを感じました。
ロッテの欲しい捕手に今回はあまり魅力を感じなかったのが残念でしたが、まぁ未だ早くても一年ありますから、じっくりと検証してもらいたいものです。
来年のドラフト対象の3年生の選手も、そうでない1、2年の選手も、力のある事が十分わかりましたので、是非ともロッテに、そして球界にとって、良い選手のプロ入りを期待しています。
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思ったよりも斉藤は悪くない (Machio)
2009-11-23 01:36:54
普段、プロ野球至上主義の自分としては「プロ野球寒~い」という打撃で一人で肩身が狭くなる内容でした。

しかし、大嶺、唐川とも斉藤を誘ったのであればロッテも捨てたものでは無いかもしれません。本当に職場が嫌であれば他人を誘わないでしょう。

意外に良い環境なのかも。

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大嶺の成長 (くろべえ)
2009-11-23 01:36:56
豊作と言われる来年の目玉が目白押しの大学生らと大嶺、唐川を比較できたのでテレビ観戦でしたが有意義でした。

確かに澤村や東浜らは魅力的な素材であることは間違いないとは言え、一場や大場を例に出すまでもなくそれだけではプロでは勝てないですから、同世代の前田や大嶺の見せた成長ぶりは来年の目玉達には良い刺激になったことと思います。
大嶺は秋期キャンプの成果もあるのでしょう。三振の山は相手が大学生ですから当然としても内容が非常に良かったです。良く訓練され過ぎてネガティブになりがちな自分ですが、今日の大嶺のピッチングは来期への希望を抱かせるものでした。

斉藤は久しぶりに見ましたがフォームが悪くなった気がします。リリースが早いのか、下半身が使えていないか技術的にはわかりませんが、印象としてはやや立ち投げになった?ただマリーンズが指名を公表していますし、是非とも成瀬、唐川、大嶺らと豪華なローテを形成して欲しいものです。
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早稲田の投手… (浜ファン)
2009-11-23 01:40:12
完成度が高いといえば高いんですけど、スケール感を感じない状態でしたね。

体重移動がうまくいかないという話は皆様も触れられてますが、球持ちが高校時代よりも悪い感じでしたし、腕をうまく振り切れていない様子が見えました。早稲田のチーム状況がそうさせているのかわかりません。

以前巨人などでプレーしていた三澤もそうなのですが、早稲田時代は馬車馬のような投げっぷりで酷使に近い起用法だったのを記憶しております。そういった意味で似た道を歩んでいるのかもしれません。

2ストライクからことごとくバットに当てられていたのは相手がプロだからなのか、斉藤の決め球になる変化球が欠けているのか、おそらく両方なのでしょう。があと一年で前田健太や大嶺、そしてテレビで日ごろ見ているであろう田中との差を詰めて球界を代表する投手に成長してもらいたいものです。

実際中継を見た感じでは東浜はスケールが違いました…投げる球だけなら彼は今すぐプロでやれそうでしたね。球界の盟主さまのところに行っちゃいそうですが(苦笑)
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来年は楽しみ! (kitty)
2009-11-23 02:14:38
見てきました。大嶺くん、唐川くん二人とも秋季キャンブの成果を実戦で確認できたことは来年に繋がりそうですね。今までは秋季キャンブの成果を試す場がありませんでした。努力の結果がすぐにわかるのは、勉強と同じで、次に弾みがつきそうです。斎藤くんは、あの甲子園がピークだったとは思いたくありませんが、疲れているみたいですね。
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いい企画 (doushitakoushita)
2009-11-23 02:22:24
まずはこの大学選抜vs若手プロ選手という試合、いい企画だったと思います。関わった選手それぞれが、普段では得られない何かを感じて考えたと思いますし、見ていても面白かった。欲を言えば、プロも年齢揃えてU22でオーバーエイジなしにした方がいいですね。オリオンさんはご覧になれなかった?

大嶺よかったですね。きょうは完ぺきな結果でした。来年に期待したいです。一方で、剛速球のはずが、いつのまにコントロールとキレのピッチャーになっちゃったなという思いもあります。130キロ台のストレートで空振りとってる大嶺をよしとするのか。本人は西本はどう考えているのか、興味があります。
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今が底値? (RL隼)
2009-11-23 10:00:20
フォームなどのことは解りませんが狙ったところにボールがいかない辺りが不安ですね。

何とか持ち直して欲しいものです

しかし他の大学生が騒がれてドラフトの競合他社が少しでも減ってロッテの18番(54番も可)を背負い、戦ってくれることを期待してます。

2順目でリリーフが取れればなおよしとします
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お返事 (オリオン)
2009-11-23 21:29:38
>伊予カモメさん
ストレートのスピードが落ちていることが、評価が下がっている最大の理由だと思います。
高校時代の斎藤の持ち味は9回であっても、連投であっても140キロ台のストレートを投げることができるスタミナにあったはずが、早大での酷使により腕が振れなくなってきています。
今秋の早慶戦では久しぶりに145キロ近いボールを投げましたし、昨日の試合でも同様でしたから、本人もストレートにスピードを取り戻すことを課題と言っているようですし、あと1年でいかにストレートを磨くかがポイントでしょう。

>放浪カモメさん
菅野はまあ間違いなく巨人でしょうね(笑)
その頃はクルーンがいなくなっているでしょうし、抑え候補として堂々たる1巡目指名で巨人入りをするのでしょう。
もっとも東浜もそうですが、斎藤のように下級生から主戦ですと酷使で力を落とすケースも多々ありますから、そのあたりをどう乗り切るかだと思います。

>Machioさん
なぜにオーバーエイジを採用したのかも理解できませんし、あの年代で力のある選手はもっといるはずなのですが、手抜きと言いますか言い訳を用意したという感じでしょうか(笑)

>くろべえさん
仰せの通りアマチュア球界でいくら結果を残しても一場などの例もありますから、既にプロで結果を残している大嶺らの方が何歩も前を歩いていることは間違いないでしょう。
おそらくは大嶺らもそういう気持ちの余裕があり、また斎藤らも差をつけられたとの意識は持っていることと思いますので、こういった機会を設けることはよいことだと思います。

>浜ファンさん
織田なんかもそうでしたね。
東京六大学のレベルの低下ということもあるのでしょうが、やはり酷使によって才能をすり潰している感は否めません。
下級生の頃はほとんど出番がない中で、3年生の秋季リーグあたりから結果を残すようなタイプの投手しかプロでは生き残れないのではないかとも思っています。

>kittyさん
相手が学生とは言っても秋季キャンプの成果を実感できたことは大きいと思います。
これで春季キャンプでの厳しいトレーニングに耐えるための心構えができただろうと、そう喜んでいます。

>doushitakoushitaさん
残念ながらこれから0時出社のために昼夜を逆転する調整をしていました・・・
こういった試合はできればドラフト候補の高校生に見てもらいたいです。
大学に進むのとプロに進むのとどちらが自分のためによいのかを、まざまざと見せつけられた試合であったと思います。

>RL隼さん
そうは言っても30勝には到達するでしょうし、競合をせずに獲得できる投手ではないでしょう。
それよりも気になるのは松本スカウトのコメントで、「うちは斎藤くん中心」て、またすかすつもりなのでしょうか(笑)
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