長野は入団するのではないかと予想

FA関連が落ち着いたことで、当面の課題はドラフト2巡目で指名した長野に絞られます。
ドラフト会議以降の動向が伝わってきませんが、球団としてはギリギリまで諦めずに粘り続けるようです。

長野シフト…ロッテ新入団発表先送り　（11/11　スポーツニッポン）

ロッテが12月7日に予定していた新入団発表を、1週間延期する方向で調整していることが10日、分かった。
ドラフト2位で指名したホンダ・長野は熱望した巨人以外からの指名に10月30日のドラフト当日、バレンタイン監督からの指名あいさつには同席しなかった。
ただ入団には前向きで、この日も「日本選手権が終わった後に（ロッテと）お話しします」。
日本選手権の決勝は23日。
入団合意するまでには時間がかかることも想定して球団関係者は「ファンに長野をお披露目できるようにギリギリまで待ちたい」としており、何としてもファン公開の新入団発表までに長野を口説き落とすつもりだ。

私は例によって甘い観測のもと、かなり楽観視をしています。
明日から始まる社会人野球日本選手権後に交渉に応じるということは、これは入団に前向きであると見ているからです。
Hondaの初戦は16日、決勝は23日ですから、最短でもドラフト会議から半月、最高では1ヶ月弱のインターバルが空くことになります。
そこまで引っぱった挙げ句に「やはり巨人に入りたいので」と断ることがいかに失礼な話かは、社会人として2年間を過ごした長野は理解しているはずです。
断るのであればもっと早い段階で接触し、その旨を伝えるぐらいの最低限の礼儀はわきまえていると思います。

もちろん一昨年も冷却期間を空けてスカウトと接触し、その際は好感触を見せながらも結局は拒否した実績をもつ長野だけに、礼儀がどうのというのは関係ないのかもしれません。
むしろ長野からすればロッテが指名したこと自体が長野にとっては失礼な行為であり、そんな球団に礼を尽くす必要はないと考えていてもおかしくはありません。
しかし仮にそうであれば、そんな選手はこちらから願い下げですし、来年以降も思うような展開にはならないのではないかと思います。

あまりに巨人愛が報道されすぎて入団に翻意するには相応の「考える期間」が必要、そんなポーズをとっているのではないでしょうか。
もちろん手前勝手な夢想であることは承知していますが、今月中には「プロ野球選手になりたい思いを捨てきれなかった」と語る長野が見られると信じています。

ところで昨日のトライアウトの結果を受けて、移籍先が決まった選手が出始めました。
しかしロッテの話は聞こえてこず、最初から興味がないのか単に出遅れているのか、それなりに心配だったりします。
選手枠の関係からせいぜい1～2名程度でしょうから野手を優先して木村と梅田の獲得を期待していたのですが、木村はなぜかトライアウトには参加せず、また梅田には楽天が興味を示しているそうです。
その他では森岡がヤクルト、加藤が横浜、小山が中日に決まったようで、また阪神が中村泰、オリックスが金沢をテストすることになりました。
トライアウト以外でも石井琢が広島、土肥が西武への入団がほぼ決まりだそうで、やはり出遅れ感は否めません。
水面下で動いてくれていればいいのですが、結局は収穫なしで終わらないことを願っています。