オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

2007年通信簿 46 呉偲佑

2007-11-27 22:57:14 | 千葉ロッテ

46 呉偲佑 投手 25歳 年俸3000万円

【2007年成績】 E 16試合 2勝4敗0S 防御率8.80 45回 69被安打 6被本塁打 22与四球 1与死球 29奪三振

台湾プロ野球で最多勝利をマークし、アジアシリーズでも台湾代表として来日しただけに、若くて左腕ということもあり相当な期待をしていた投手です。
しかし残念ながら今年に関して言えば、完全な期待はずれに終わってしまいました。

もしかすると、これが今の日本と台湾のレベル差なのかもしれません。
同じく台湾プロ野球で最多勝や奪三振王などのタイトルを獲った楽天のインチェや林恩宇も、呉よりは結果を出しているとは言っても1軍に定着はできていません。
かつては二郭一荘と言われた荘勝雄、郭源治、郭泰源に比べると、悲しいぐらい結果が出ていません。
アジアシリーズでの戦いぶりなどを見ても、この10年でレベルの差は広がったと言っていいかもしれません。
もちろん慣れの問題もあるでしょうし、呉に関しては左肩胸郭出口症候群という聞き慣れない肩の故障の影響もあったでしょうから一概に決めつけることは危険かもしれませんが、今後は即戦力として期待するのではなく育成を視野に入れた補強と考えた方がいいように思えます。

それでも春季キャンプでは成瀬と6番目の先発の座を争うと言われていた呉ですから、来季は少なくとも中継ぎとしてでも1軍での活躍を期待したいですし、そのぐらいの意地を見せて欲しいです。
年俸がネックではありますが、外国人選手と考えずに期待の若手左腕として長い目で見たいと思います。


【オリオン村査定】 3000万円 → 3000万円 (±0%) ※2年契約2年目

 

コメント (6)    この記事についてブログを書く
« 織田大戦記(2) | トップ | 2007年通信簿 47 山崎健 »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (シャーリー)
2007-11-28 00:01:05
一年契約だったらクビだったと思います。
大社ドラフトで左を2枚上位で取ったことからしても、
呉には期待してないんじゃないかな。
返信する
Unknown (富山マリン)
2007-11-28 00:16:06
怪我の影響もあるでしょうが即戦力で獲得したのに期待外れでした。

台湾時代の投球レベルにも達してない可能性もありますので分かりませんが、本人はオープン戦の最終登板で打ち込まれた後、弱気な発言をしてましたので実際、厳しいのかもしれません‥。

新外国人投手の補強もありそうですから「外国人枠」の関係からも、ますます厳しくなりそうですね。

まずは2軍での結果が求められます。

ただ、日本で成功しようという気持ちがどれだけあるのか、駄目なら台湾に戻るという逃げ道があるような気がしてなりません…。

返信する
大誤算? (HJM)
2007-11-28 08:06:57
いつかのカキコでも指摘しました通り、日本>台湾の
差が大きくなっている気がします。
オリオンさん御指摘の他球団の台湾球界からの
移籍組みにも同様のコトが感じられます。
10年程前のウォーレン・カブレラやその10年前の
2郭1荘の様な飛び抜けた選手は『メジャー』
なんでしょうかね?
肩の怪我の影響が心配ではありますが、貴重な左腕で
あることは間違いありません。
来期は育成を含め、1軍での登板も見てみたい気がしてます。
返信する
お返事 (オリオン)
2007-11-28 23:03:17
>シャーリーさん
呉がダメだから服部、根本というわけではないと思うのですが、今春ほどの期待はかけてないでしょうね。
来季も同様な感じでしたら、間違いなく解雇となるでしょう。

>富山マリンさん
日本と台湾のレベル差について、弱気な発言をしていましたね。
入団が決まった時には2桁を狙うようなことを言っていただけに、その落差に驚いた記憶があります。
韓国人選手が常に強気の発言をするのと違うのは、国民性の差でしょうか。
荘コーチが良き相談役となって、呉の独り立ちをサポートしてくれればと思います。

>HJMさん
呉にしても林らにしても、あの年齢で台湾球界が手放すわけですから、それなりの理由があるのでしょうね。
おそらく球団にも移籍金が入っていると思われ、経営の問題もあるのでしょう。
才能のある選手はどんどん国外に流出し、残った選手達の中でのタイトルホルダーにどれだけの力があるのか。
レベル差の理由は、そこかもしれませんね。
返信する
なんででしょうね・・・ (よしお)
2007-11-29 00:24:36
昨年のアジアシリーズで観たときは「是非この選手は獲得したい!」と思ったのですが、
今年になってロッテで見たら別人でした。
ロッテにとって誤算だったのは呉のフィールディングが思った以上に悪かったこと。
台湾野球では1塁へのカバーとかしないそうで(本当か?)
投げることは出来ても、その他のことはさっぱり・・・という状態でした。
しかしその投球も浦和で見る限り、球威もコントロールも今ひとつで
「あのアジアシリーズはなんだったのか・・・」という思いばかりが募ります。

更に本当は荘コーチを呉のために1軍のコーチにしたはずなのですが
呉が1軍に上がれる状態でなかったことももちろん
教育係りのはずの荘コーチが「自分の道は自分で切り拓け」のスタンスで全くフォローをしてあげなかったことなども
台湾で治療することを強行に主張した一因だったりするのではないかと思います。
まあ海外で助っ人として働くということが甘いことではない、ということを身をもって感じさせるのも大切ですが
もうちょっとなんとかならなかったのかな、と思う所もあります。
そういう意味でも球団が荘コーチに意志の疎通がはかられていたのか、疑問に思うところです。
返信する
お返事 (オリオン)
2007-11-30 00:27:28
私はアジアシリーズでの呉を見ていないので、オープン戦が初めてでした。
その時点で、ちょっと・・・という感じでした。
一言で言うと体にキレがない、そんな印象でした。

やれ恋人は作るなとか、そういった話が先行しましたが、来季は野球の話題が中心になってくれればと思います。
そのためには日本語を覚えること、これが意外と効果があるかもしれません。
返信する