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2013年通信簿 2 根元俊一

2013-11-03 00:48:23 | 千葉ロッテ

2 根元俊一 内野手 30歳 年俸4500万円

【2013年成績】 123試合 485打数 72得点 127安打 打率.262 20二塁打 0三塁打 8本塁打 45打点 9盗塁 57四死球 85三振 得点圏打率.296

背番号も変わってレギュラーとしての二年目、また副キャプテンとして臨んだシーズンはまずまずの成績でした。
もちろん低反発球から飛ぶボール、とは言っても三年前よりも飛ぶようになったわけでもありませんが、それを考えれば打率、長打とも物足りない感じはあるものの、実質的な二年目のジンクスにはまることなくトップバッターとしてチームを牽引したことは評価をされてよいのではないかと思います。
相変わらずに三振は多いものの四球も増えてきましたし、来季はその出塁率を.350に乗せることを目標に頑張ってもらいたいです。

打撃は右腕の.238に対して左腕には.317と、今季も左キラーなところを見せてくれました。
これはあるいは左腕を得意にしていると言うよりは右腕を苦手にしていると言った方がよいのかもしれず、向かってくる投手の球威にねじ伏せられることが少なくないだけに、その巧みなバットコントロールが活きるのは外寄りを攻めがちな左腕といった構図なのかもしれません。
打球の方向も流したものの方が多いですし、それでいて強く叩いての長打もありますから、逆方向に引っ張るという井口打法に近いような気もします。
ストレートに押されてのポップフライが目立つことからもどこかベテランな打撃スタイルな根元ですが、しかし充実期はこれからですので来季は.280の30二塁打がノルマです。

根元を語る上でどうしても避けられないのが、その守備です。
今季もショートとしてスタートをしましたがスローイングへの不安は払拭できず、開幕から一ヶ月ほどでセカンドにコンバートとなりました。
もっとも根元にとってのセカンドは古巣、ホームポジションですから、きっかけはマイナスな発想であっても本人からすればウェルカムだったのではないかと思います。
その根元の守備の特徴は気持ちの余裕が感じられないことで、痛烈なライナーのように脊髄反応なプレーにはファンタスティックな動きを見せるものの、タイミングが微妙だったり一瞬の判断が求められるようなプレーではバタバタ感を発散してボールが手につかない、なんてシーンを多く目にさせられました。
どうも根元について言えば慣れればどうにかなるというレベルを超越しているのではないかと思えるところが困りもので、おそらくは来季以降も大きな変化はないのでしょう。
それでも目立つミスがあるほどには全体としての守備力に著しく劣るということはないと思いますので、とにかく少しでも球際に強くなってくれと願うばかりです。
あとはその脚力に比して盗塁数が少ないこと、このあたりの改善ができれば押しも押されもしない堂々たるレギュラーとして君臨ができますので、来季は走る根元にも期待をします。

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28 コメント

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Unknown (パン)
2013-11-03 01:16:03
ファウル打つのはうまいです。
球数を投げさせる貢献は認めます。
ただ、1番打者の迫力はありません。
塁に出すとうるさい走者でもない。
消去法で1番打者という感じ。

やはり1番は荻野貴か角中がいいです。
何かをやってくれそうな打者を置いてもらいたい。

二遊間も三木(上武大)が使えるなら、根元と併用にしてほしいですね。
根元にほしいのはワクワク感。
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頑張った! (王様 明)
2013-11-03 02:28:15
いたについた背番号2。 今季はリードオフマンやらチャンスメーカー。時にはクリンナップ等々なくてはならないレギュラー選手だったと思います。思いきりのよいスイングで勝負強さを見せてくれたと思います。守備面に関しては少し前には西岡やら井口やらと偉大な壁が立ちふさがりあっちこっちと追いやられたポジションをまさに自分の努力でセカンドのポジションをつかみました。 どうですかね、小ぶりな身体のせいかちょっとした打球をダイビング捕球したりと危なっかしく見えますが彼自身のプレイスタイルと思い目をつぶってやってください。小坂のような大リーガー級の守備力を小さな身体で脳裏にはっきりと記憶している私達ファンとしては彼とを若干だぶらせる場面もありますがそれは酷ですかね!。努力の男の開眼な今季だったと思います。
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まだまだ (doushitakoushita)
2013-11-03 02:39:35
シーズン前のオリオンさんの推しメン企画で私は根元の名前を上げたんですが、そのときの期待値からすると、まだまだ全然、という感じですね。3割打って当たり前のようなバッターになってほしいところなんですが、なかなか難しい。しばらく前までの、追い込まれて膝元に落とされたら終わりという感じはだいぶ克服してますし、フォアボールが増えるなど確実に進歩はしているんですが、まだ物足りない。木佐貫に12-2, 岸に7-1, 金子千尋に16-3, 武田翔太に12-2など、右の本格派と言えるようなピッチャーが打てていないのが課題でしょうか。
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もっとやれるだろ。 (1ファン)
2013-11-03 04:19:05
伊原さんも言っていたが脚を痛めてから別人になってしまったのが残念。
攻守に(バント等)で重心が高くなって見えた。
守備でもセイバーでは一応数字が良いようで併殺数も藤田と同数64。だが復帰後はとてもじゃないが。。
去年は右腕からも.270台。今年はポイントを近くして内角差し込まれた印象。
練習でも長きに渡りセカンドやってなかったようで脚を故障しやすい要素はあったと思うが
来季は怪我離脱なしでお願いしたい。無論キャンプで守備猛練習を。
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根元 (ジョゼット)
2013-11-03 06:01:09
今年は粘りに粘って球数投げさせての四球など目立ち会社のセリーグファンの方は根元が嫌だ、もう見たくない…なんて言ってました


根元と言えば守備なんですよね…肩とか守備だけじゃなく真面目な性格からなのか無理に投げて悪送球だったり…


根元は3割近く打てる選手だと思いますし根元とてうかうかしてられない状態でしょうしキャンプで磨き来年は更にいやらしく良い成績をと思います


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やはり守備か (寿限無)
2013-11-03 06:08:03
根元は打撃を買われている選手だと思っています。
ですから、根元の合格点は打率3割以上、出塁率3割5分以上だと思っています。
どうしても、守備に関してはアラが目立つ感じがします。
見えないエラーというか、普通ならダブルプレーを取れるのに1つだけというエラーにはならないエラーが多いような。
取るまでは良いけどその後が・・・送球がイマイチなのを自覚しているからか微妙なタイミングで慌てる感があります。
ですから、ライナーをキャッチとか送球に関係ないキャッチプレーはすばらしい場面がたくさんあります。
まあ、守備は褒められはしませんが、そこそこだとは評価します。ですから、打撃との比較になり、打撃が普通以下なら誰は他の人でも良いと言うことになるんだと思います。
まだまだ伸びしろはあると思うので、現状に満足すること無くやって欲しいですね。
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評価が難しい選手 (大垣のロッテファン)
2013-11-03 06:38:46
小坂の残像があるので、根元の守備はボロぞうきんのように見えてしまいます。そうであれば、最低10傑に打撃がないとスタメンを外していいのではないですか。
オフの課題は2遊間だと思うので、ゴールデングラブを狙うと言っていた春先からだめでしたから、成長はないでしょう。出しかに投手からすると、1発もあるし、すごく粘られるし良いバッターだと思いますが。守備がな・・・・・。
もう少し守備r力を上げて彼が9番あたりを打つようになるか、それとも調書を磨いて3番、5番DHに向かえばいいと思います。やぱり評価しづらい選手ですね。
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もっと磨け! (けんぴん)
2013-11-03 07:20:36
磨いて、磨いて、磨きまくれ!
現状に満足する事なく、貪欲に。。。

ショートU+21E8セカンドでどっちつかずでしたから、これからは「セカンド」中心の考え方で。

一番打者については、拙者も好みで言いますと荻野、加藤、そして期待して止まぬいしみね・・・と、こういうタイプの選手に核弾頭になってほしい。角中はクリーンアップ周辺。岡田は出るなら9番!となると根元選手はどこへ?

守備における「バタバタ感」も根元選手の象徴か。どのような分野でも達人(プロ)の動き・動作には「無駄」が無い。「無駄」が削ぎ落とされている事がスピードを高める。そしてその一連の動作が美しいものとして目に映る。。。この動きを手に入れるには研究と修練しかないと思うが、神様も上手い事、世の中を造っていますなぁ~。
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井端に来てもらいましょう (柏マリン ロッテファン歴40年 )
2013-11-03 09:13:35
打撃面は文句ありません。ファールで粘り、たくさん球数を投げさせて左投手を苦にしない。三振の多さも粘った挙げ句に結果際どい球を見逃してのものが多かったと思います。打撃面では左打ちの井端と言ったら誉めすぎでしょうか?
一方、守備は井端とは大違い。守備範囲も広いとは言えず、捕球後に右手に持ち替えることがうまくできないのは何故なのか。右手でうまく握れていないから送球ミスが多発します。加えて守備位置が常に浅いこともとても気になります。おかげで被安打が増えています。
中日と揉めているようですから井端に来てもらいましょう!コーチ料込みで5000万円位で獲得できないでしょうか?チーム全体で徹底的に井端の技術を吸収しましょう。
今のままの根元ならば来年は内野では見たくありません。
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Unknown (JF)
2013-11-03 12:34:53
打率は昨年より数字を落としたものの、1番打者としての仕事は全うしてくれたと思っています。初回先頭打者で相手投手にいきなり10球近く投げさせれば、結果が三振であれ、実質的には十分仕事をしてくれたようなものだと捉えています。
このチームの中ではバントを安定して決められる稀有な選手であり、チーム事情で打順が1番になったり2番になったりしても、それなりの数字をコンスタントに残してくれるだろうという安心感があります。

守備は、とにかくセカンド一本になったわけですから、ここが自分の持ち場だと割り切ってもう一度特訓してほしいです。
藤田との守備力の差がそのまま楽天とのゲーム差になったぐらいの感覚だと思っていますので、内野の守備力向上は不可欠です。
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