四国ILリーグへの選手派遣は他球団、と言うよりはフューチャーズを立ち上げた巨人の反対でなかなか進展しませんが、諦めずに頑張っているようです。
育成枠での指名も8人程度との報道もあり、また12年ぶりの入団テストも行うようですから相当な本気モードと思われます。
ロッテ、四国ILへの育成選手派遣を改めて要望 (10/25 スポーツ報知)
ロッテは24日、四国(来季から四国・九州)アイランドリーグ(IL)への育成選手派遣を、来季から目指す姿勢を改めて示した。ロッテが12年ぶり新人入団テスト (10/24 時事通信)
「派遣ありきではなく、実戦を積ませる一つの手段として考えている。仕切り直しで他球団と話し合いたい」と本多球団部長。
育成選手派遣は10月の実行委員会で承認されず、継続審議となっている。
ロッテは21日に瀬戸山球団社長らが日本野球連盟を訪問。
選手を同リーグへ丸投げするのではなく、コーチの派遣などと合わせ、あくまで実戦の場とすることを説明した。
今後もプロ・アマで調整することで社会人側の理解を得たいとしている。
ロッテは11月11日に育成選手獲得も視野に入れた入団テストを12年ぶりに実施する。
11月19日の育成選手ドラフトで8人程度指名する予定。
今後の実行委員会で各球団の同意を求めていく。
ロッテは24日、千葉マリンスタジアムで11月11日に新人入団テストを行うと発表した。
12年ぶりの実施となる。
応募資格は1980年1月1日以降の生まれで、プロ志望届を提出しながら3日の高校生ドラフトで指名されなかった高校生、11月10日までに同届を提出予定の大学生、その他の2007年度NPBドラフト対象の新人選手。
応募は11月7日で締め切られ、書類による1次選考を経て、実技による2次選考が行われる。
球団によると、前回のテストは約150人が臨み、合格者は出なかった。
こういうことはチーム全体の底上げになるので、どんどんやって欲しいと思います。
入団テストはプロ志望届けを出したものの指名されなかった高校生も対象ですので、もし応募があれば育成枠前提でスムーズに事は進むでしょう。
どうしてもプロでやりたいという貪欲な思いをもった選手は必死に練習するでしょうから、実戦の場を増やせば急成長する余地はあると思います。
大前、大島、待っているぞ!
しかし、どのレベルまでの選手を合格にするのか?
無理矢理に球団の構想枠まで合格にすることは避けてほしいです。
過去にORIXがノルマ達成時に契約金発生ということでドラフトで14位まで指名したことがありました。
後に球団SA(?)に就任した中村勝氏が『プロのレベルに達していない子供に中途半端に夢見せるのは無責任だ』という理由で、そのオフに全員解雇したことがありました。
この考え方、私は『正しい』と判断します。
是非、そうならない様、球団としてレベル設定した上で『レベル以上』の選手のみ合格にする様な取り組みになること期待しております。
そもそも地方リーグは存在自体が「夢を追う」ものの固まりですし(笑)
もちろん来るもの拒まずで十人単位となると話は別で、目の届く範囲の選手数に絞る必要はあります。
ちなみにご指摘のオリックスの大量指名の件ですが、功罪両方あると思います。
確かに力無く数年で解雇の憂き目を見た選手も多いですが、下位指名ならその確率が高いのは当然のことで、また最近は上位指名でも数年で見切りをつけられるケースが目立ってきています。
逆にご指摘の14位まで指名した2001年の5位が早川であるのは置いておくとしても、竜太郎が8位、本柳が9位、そして後藤が10位です。
普通のドラフトをしていれば彼らがプロ入りしたかどうかは微妙で、今のオリックスはもっと酷いことになっていた可能性があります。
彼らに契約金があったかどうかは覚えていませんが、この大量方針がなければ10位までの指名はなかったでしょうから、彼らの夢を現実のものにしたオリックスの方針は功の側面もあったと思います。
後藤がプロ入りしたことは、清水にとっては「罪」かもしれませんが(笑)