オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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小林宏も小野も追試が必要

2009-03-21 22:35:13 | 千葉ロッテ

 

前回の登板でファンを一安心させてくれた小林宏と小野でしたが、今日の登板はその期待を裏切るものとなってしまいました。
小林宏は6回を8安打6失点、2軍で投げた小野も5回を9安打6失点と思い通りのピッチングが出来ず、開幕に向けて追試が必要な状態と言えます。

好投が2試合続かないようでは、やはりローテーション投手として試合を安心して任せることはできません。
今日も小林宏は全体的にボールが高めに浮いていたようで、6回を83球ですから球数は少ない中で連打を食らっていたことからも、球威がなかったのではないかと思われます。
打たれ出したら止まらないのが昨年からの小林宏の特徴とも言えるわけで、これはマウンド上で頭に血が昇ったかのようなイライラとした素振りとは無縁ではないでしょう。
自らに怒りを覚えているのかもしれませんが、このあたりのメンタルコントロールが出来なければ安定したピッチングなどは望むべくもなく、とにかく投手は何があろうとも鉄皮面であるべきだとの私の考えには変わりはありませんから、相手に利するだけの行為を改めるためにも小林雅の爪の垢をクリーブランドから送ってもらうのもよいかもしれません。
それでも立ち上がりの失点は防ぎましたし、ずるずると毎回のように打たれるような内容ではなかったようですので、次回の最終登板で持ち直すことができるかどうかに注目です。

一方の小野は昨日の降雨中止からのスライド登板を2軍戦で果たしましたが、2軍投手の出番を奪ったことに見合う結果は残せませんでした。
塀内の失策があったとは言っても例によって立ち上がりに失点をし、2軍クラスの打者に毎回のようにヒットを打たれているようでは先が思いやられます。
前回があれだけ小野らしいピッチングを見せてくれたので調整遅れも取り戻せたのかと思っていたのですが、まだまだ本調子とは言えないようです。
成瀬や渡辺俊の状況を考えれば開幕からローテーションに入ってもらわなければ困る小野ですから、次回はもう少しピリッとした内容のピッチングを見せて欲しいものです。

その他の投手では高木と小宮山がいつもの2人で1イニングという細切れ登板であり、ベンチ入りの投手の枠を考えればベテランのワンポイントなどを置いておく余裕はないのではと、バレンタイン監督がどういった構想をもっているかが理解できません。
この2人に投げてもらわなければならない場面がくること自体が困りものなのですが、それにしてももう少し長いイニングを試合を大きく壊さない程度に投げられることをオープン戦で確認をしなくても大丈夫なのかと、それはそれで心配になります。
一方の伊藤は2年目のジンクスにはまる気配を見せない内容で、とにかく球数が少なく攻めのピッチングが出来ているようで非常に心強いです。
荻野が荻野らしい守護神ぶりを見せているだけに、伊藤にかかる期待はどうしても大きくなりますので、昨年のような伊藤の無駄遣いがないよう願いたいところです。

打撃陣ではランビンが初アーチを含む2安打と頑張ったようですが、そもそも低打率にあえぐランビンをスタメンで起用せざるをえないサブローの不調ぶりには頭が痛くなります。
ここのところは試合出場自体が減りつつありますし、どこか怪我でもしているのかもしれません。
打撃が好調のベニーも守備を考えれば外野手としての起用には勇気が入りますし、早川の調子も今ひとつ上がらずに外野陣は酷いことになりそうな感じです。
大松に何とかヒットが出続けていることとバーナムが外野守備についたこと、そして大塚がようやく実戦に復帰をしたことなどの明るい話題もありますが、打線を活気づけるようなネタに事欠いていることは間違いなく、それこそ救世主としてのムニスの抜擢に期待を寄せるのは無理があるとは思いつつも、どうしても2軍の結果に目をやってしまいます。
しかし球団はそんなことは知らぬような冷たい素振りで試合結果の詳細をホームページに掲載をすることすら怠る始末で、情報不足によるイライラ感が高まるばかりです。

そんな中で期待をされるのはやはり福浦で、2番という無茶苦茶な打順にもめげることなく地味にヒットを重ねています。
福浦の地力からすればまだまだ物足りないところはあるのですが、とにかくここ数年は五体満足でプレーが出来ていないだけに、これだけオープン戦で打席を重ねてくれているだけでもファンにとっては大きな安らぎとなります。
全体的に打線が低調期に入った中で孤軍奮闘の感がありますが、それこそが福浦の真骨頂だったりもしますので、これからも頑張ってもらいたいと思います。

試合は勝てなかったと言うべきか、負けなかったと言うべきか、非常に微妙な引き分けに終わりました。
オープン戦と言えどもこの時期にもなれば勝ちにこだわりたいですし、勝利への型というものを作り上げる必要があります。
しかし相手からもらったチャンスの無死満塁を活かしきれないなど、どこか優柔不断とでもいうのがロッテでもあるわけで、そんなロッテな雰囲気を当たり前だと思うようなことにならないよう、気持ちを奮い立たせていかなければなりません。

ロッテな雰囲気と言えば小坂が、野村監督が眉をひそめそうな失態をやらかしてしまいました。
犠牲フライに2安打の2打点とバットは好調のようですが、チームが小坂に求めている守備で凡ミスをやっているようでは次があるかを真剣に考えなければなりません。
小坂に思い入れがあるだけに活躍をして欲しいですし、おそらくは現役生活の最後となる2009年を悔いなく過ごしてもらいたいのですが、どうなることやら心配になります。
かと言ってロッテ戦で攻守にわたる大活躍をされたらされたで困りますので、小坂にはロッテ以外の10球団に対して「小坂ゾーン」とも呼ばれた広い守備範囲を支える素早い第一歩を見せつけるようなプレーをしてくれればと、そう願っています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
楽天 0 0 3 0 2 1 0 0 0 6 10 2
千葉ロッテ 0 5 0 0 0 0 1 0 0 6 5 0


◆3月21日(土) 千葉ロッテ-楽天OP戦(ロッテ2勝1分、13時、千葉、16,917人)
▽本塁打 礒部1号(小林宏)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小林宏、高木、小宮山、伊藤、シコースキー―里崎
楽天 朝井、小山、チルダース―嶋、伊志嶺

 

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3 コメント

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Unknown (おむすび)
2009-03-22 00:30:34
コバヒロが打たれだすと、腹をすかした時に獲物のいない肉食動物の映像を思い出します。
マサヒデは打たれて回りがザワついた時の、『いったいどうしたっていうんだ?』というような態度が面白かったです。それで負けると無茶苦茶ムカつくのですが、彼が出てきて良く判らない抑え方するのを見るのは、結構面白くて好きでした。ラストでもう一つの見せ場があって得した感じで。負けるとムカつくのですが。それでも胸を張りノシノシとベンチに帰る。この辺は里崎と似てますが、里崎の方が他者に指導する印象で、雅英は大物の割にはあまり他人に口出しや指導した話を聞かない気がします。
藤田は打たれるとニヤニヤする印象で、一体なんだと言うのか、なぜニヤけてるんだ、と思いました。交流戦でマリン初対戦のときもブーイングされてニヤニヤしてて面白かったです。何かマズい場面になるとニヤニヤしちゃう人っていますよね。僕も少しそういうところあるのかな。なんでなんだろう。
公式サイトの2軍は去年の情報のままでしたね。あと、公式サイトの選手個人情報の欄の写真が、近年の中で特にダサくなった気がします。全体的に躍動感がなく、ボンヤリした横顔写しただけみたいな選手もいるし。秋葉原チャリ行脚すごいですね~。
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大丈夫だろう(多分) (PP)
2009-03-22 07:13:02
コバヒロも小野も清水同様に、ここら辺で一度調子を落とし、開幕へ向けて上げて行くのですよ(超ポジティブ)。外野も早坂あたりが頑張ってるし、スロースターターの選手は結構いるので(カブレラやイチローなど)心配いらないですよ。自分もWBCなど気になって開幕へのテンションが上がってこないんですよね。
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お返事 (オリオン)
2009-03-22 17:46:48
>おむすびさん
小林宏、マウンド上での苛立ちは従前からそうでしたが、一昨年までは打たれながらも抑える印象があっただけに、昨年から一気に崩れた感じがあります。
まあ昨年の清水も開幕までは復活に半信半疑どころかほとんど期待をしていませんでしたので、そういった軽い気持ちでいる方がよいのかもしれません。
小林雅の挙動に対する印象は仰るとおりです(笑)

公式サイトの写真は、2年ぐらい前から「斜め45度&笑顔」を基本にしているようです。
笑顔自体は選手名鑑の仏頂面よりはよほどいいのですが、慣れないせいかぎこちない笑顔も多く、それはそれで楽しみだったりします。
スマイル上野の自然な笑みはさすがですが、定岡の笑顔も捨てがたいので一見の価値がありす。

>PPさん
小林宏に小林雅の爪の垢が必要なように、私にもPPさんの爪の垢が必要なようです(笑)
それでも精一杯のポジティブさを発揮して「いったん調子が落ちても開幕前には上げるぐらいの力はある」と強がっていましたが、サブローらの低空飛行だけではなく井口までもがお疲れ気味で、やや狼狽え気味です。
昨年も打線が足を引っぱる形で開幕ダッシュに失敗をしましたので、今年は何とかなって欲しいのですが。
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