やっと決まるか

こちらは今岡ではなく、シコースキーの去就の話題です。
ロッテからリリースをされてから1ヶ月以上を経過しましたが、ようやく次の就職先が決まりそうです。

西武、前ロッテ・シコースキー獲り！　（12/23　スポーツ報知）

西武が、今季限りでロッテを解雇されたブライアン・シコースキー投手（35）の獲得に乗り出していることが22日、分かった。
球団関係者が「外国人は数人に絞ったが、シコースキーは入っています」と明かした。
今季途中に「左肩関節胞断裂」の修復手術を受けた守護神グラマンの回復が未定で、中継ぎ、抑えも可能なタフネス右腕が急浮上した。
今季途中からロッテの守護神に定着したシコースキーは、55登板で8勝5敗15セーブ、防御率2.19。
直球も150キロを超えるなど、球団は年齢的な衰えはないと判断した。
巨人在籍時の05年に70登板するなど、日本在籍8年間で376登板したスタミナと、大きな故障がないのが魅力だ。
チームは今季、プロ野球ワーストタイ（88年の広島、93年の中日）となる14試合にサヨナラ負け。
中継ぎ陣の強化が最重要課題となり、横浜を解雇された工藤を獲得。
さらに外国人の候補を絞っていくうちに、「手術をしたグラマンが来年どうなるか分からない」（関係者）と最悪の場合に備え、鉄腕に注目した。
日本通算で35勝28敗25セーブ、防御率3.15と実績も十分。
本人も日本球界でのプレーを希望しているという。
ロッテ、巨人、ヤクルトに在籍したさすらいの助っ人が、西武の弱点を埋めるか。

シコースキーを獲るとすれば阪神、横浜、そして西武であろうと言われていましたが、阪神と横浜が早々に別の外国人投手の獲得をした中で西武の動きだけが不明でした。
球団関係者の話というレベルですし、条件が折り合うかどうかということもありますが、それでも複数紙に報道をされていますから信憑性は高いと見てよいでしょう。
シコースキーに日本で野球を続ける道が開けたことは喜ばしいことで、それが同一リーグの西武というのが複雑なところではあるのですが、是非とも決まって欲しいものです。

ロッテファンとしての注目は、どういった条件での入団になるかです。
今季のロッテでの年俸である7500万と同等か、あるいはそれ以上であればシコースキー側が強硬な態度を取ったことによるロッテ退団ということになりますし、噂をされた5000万前後であればダウン提示をしたという噂が本当だった可能性が高まります。
リリースから日が経ったこともありシコースキー側が条件を下げていることもあるでしょうから一概に判断はできないとは思いますが、心情的には「これではロッテでの契約は無理だった」と思えるような条件での入団となって欲しいです。
ただ西武も中島や涌井らとの契約交渉が難航をしていることからシコースキーに大金を払う余裕があるとは思えず、条件が折り合わずに決裂、あるいはシコースキー側が大幅に折れて格安での入団もありそうで、ロッテファンとしては他球団のこととして遠目で眺めている方がよいのかもしれません。

もし西武への入団が決まれば来年も千葉マリンでぐるぐる回しを見ることができるでしょうから、退団の経緯からしてロッテファンは惜しみない拍手を送ることでしょう。
しかし試合ではヤクルト時代に里崎が痛烈なホームランを放ったように、西村ロッテには容赦ない歓迎をしてくれることを願っています。