あのまま内で逃げ切って則本の好投を無にした効果と、同点に追いついて舞い上がる楽天をどん底に突き落とした効果の、そのどちらが大きかったかはなかなかに微妙です。
いずれにせよこの競り合っての不利な展開からの白星はとてつもなく大きく、気分的にはもうイーブンといった感じです。
そうなれば明日の古谷がどういったピッチングを見せてくれるのか、美馬を打線が攻略をできるのか、その戦いから目が離せません。
それにしてもホームランの威力をまざまざと見せつけられた、そんな今日の試合でした。
楽天を超苦手にしている益田があっさりと先頭打者を歩かせて嫌な流れになったところでの相手のバントミスでリードを保ったままでの最終回、内の同点被弾は甘いボールを見逃さなかったジョーンズを誉めるべきなのかもしれませんが、この球場ではやはり一発が試合の鍵を大きく握ります。
そしてまたここでは勝てないのか、そう思いかけた直後のブラゼルの一発には思わず大声を上げてしまいましたし、大砲の魅力からは逃れられません。
その一方で聖澤までにも放り込まれるのですから怖さもより一層で、ちょっとしたコントロールミスが流れを大きく変えるファイナルステージになりそうです。
グライシンガーが見事なピッチングで勝利に貢献をしてくれました。
一軍での登板は1ヶ月ぶりですから期待はしていたものの不安の方が大きく、6回を零封は望外の喜びです。
高めに抜けるボールも少なくはありませんでしたが全体的には精密機械の名に相応しい、要所でピシャリと決めるコントロールはさすがでした。
Kスタ宮城補正を考えても140キロは出ていたであろうストレートも好材料で、故障さえなければこの後も、そして来季も大きな戦力になってくれるはずです。
この仙台ではもう出番は無いでしょうから、次なるステージである東京ドームで古巣を悔しがらせる快投を見せてもらいましょう。
リリーフ陣はやや不安です。
ロサも益田も先頭打者を最悪の四球で出してしまい、バントミスで救われたものの猛省が必要でしょう。
それでも結果的に抑えることができた益田は気持ちの整理のきっかけができたのではないかと、そう思えば前向きにもなれます。
そして二発を食らった内には来季の守護神への期待をしていただけに残念で、セットアッパーが天職なのかと気が滅入ってきます。
そもそも明日以降のことを考えれば内を続投させたベンチにも疑問がありますし、昨日に西野が打たれたこともあったのでしょうが、とにかく古谷には頑張ってもらうしかありません。
打線は則本の前に手も足も出ない、と言うよりは、その面構えがどこか田中にも似た則本の気迫のピッチングが凄すぎました。
グライシンガーのそれとは違って則本にはやや甘いホームベースの左側のジャッジはありましたが、やはり140キロ台後半のストレートでぐいぐいと力押しをするからこそスライダーが活きるのでしょうし、それこそ藤岡や大嶺らに爪の垢を煎じて飲ませたいぐらいの迫力は新人王が確実だけのことはあります。
その則本の前に三振の山を築いて苦戦をしながらもワンチャンスで先制をしたところでのブラゼルの代打はここのところの調子を考えれば思い切ったものでしたし、そのブラゼルが同点の投ゴロと勝ち越しアーチを放つのですから伝え聞く伊東監督のギャンブル狂ぶりが好ましく思えてくるぐらいです。
個人的には感心はしないものの清田のバスターも結果的に根元の決勝タイムリーに繋がりましたし、もう参りましたとしか言いようがありません。
その根元は初回にグライシンガーの足を引っ張る落球をやらかしましたので汚名返上の一打で、外寄りに抜かれたボールを巧みなバットコントロールでセンター前に運んだことで気持ちを取り直してくれればと、その根本をフォローした今江の身軽な体捌きもチームを救いました。
心配なのは右手首に死球を受けた井口で、勝手に井口シリーズと銘打っただけに大事ないことを願います。
この流れを手放さないためにも明日は必勝ですので、また例によって寝坊さえしなければつぶやきますのでおつき合いをいただければ幸いです。
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◆10月18日(金) 楽天-千葉ロッテCSFinalS第2戦(1勝1敗、18時6分、Kスタ宮城、24,097人) ▽バッテリー |
ブラゼルはクビもあるかな、と思っていただけに、これで来季も契約はとれたでしょう。西武戦では小早川解説がブラゼルより伊志嶺を打席に送られる方がよっぽど怖い(三振もすくなく、内野安打もある)といっておられましたが、伊東監督の辛抱起用が実りましたね。
イーブンまで持ってくればいくらなんでも楽天選手も浮足立つでしょう。なので何がなんでも明日は勝つべし!
これまでブラゼルには正直全く期待していなかったので、良い意味で裏切ってくれました。
グラシンは危ない場面があったもののストレートに威力があり、オフに怪我をしなければ来季も充分に戦力になってくれそうです。
根元は初回やらかしましたが、今の所は二遊間でしっかり併殺が取れているので良しとします。
初戦の銀次のHRのあとの無死一二塁で強攻策での併殺、あれが楽天の命取りになれば良いと思っています。
田中だから1点あれば大丈夫という思い上がった考えならば、星野監督には短期決戦での苦渋を味わい続けてもらいましょう。
第3戦、NHKBSの解説は小久保ですが、第4戦は再び天敵小早川です。
古谷と打線に頑張ってもらってタイに戻し、小早川がしどろもどろになるくらいの快勝を期待します。
にしても、則本や菅野もマー面はいい球投げますね、今年の顔なんでしょーね笑
でも、9回120球超を無駄にさせた、中継ぎを粉砕した勝利は明日に繋がるものでした。
根元、井口に一本出たし、岡田もひとつ走った。(寒ローのバントとか萎えましたけど…)打線は大地が内容のある打席を過ごしていますし今後もキーマンになるような気がします。
で、やっぱブラゼル!セーフ臭い完璧な投ゴロに静かすぎるホームラン、今日も大迫コーチと歓喜の抱擁でした笑
内は抑えのときはふわふわ投げますね…懸念材料は20球弱と言えど2イニング投げたこと、
グライ抹消で中継ぎ入れて欲しいです。
もちろん古谷がいい流れのまま長いイニングを投げてくれればオッケーですが。
明日は早めに先制して完全に主導権を取りたいですね。
先頭打者を散歩させてヒヤヒヤさせる者。
AJの一発はこれまでの打席見て初球から振ってくることグライド頭に入れとけ!
緊迫した展開で初球の入り方すら知らんとか論の外や。
ただ、この2戦でまだ楽天打線は本調子じゃない。眠らせたままにして、目覚めさせないことや。
明日からは打線が早い回に点を取って有利な試合運びをしてほしい。
また古谷には長いイニングを投げることを期待してる。
1回裏のAJのライナーが彼以外のところに
飛んでいたら、その後4-5点ははいっていた
ような気がします。
打つ方も好調で、3戦以降、さらに大爆発を
期待したいです。
第2戦から3連勝して、5戦目に田中投手がくるや
否や、なんて場面が到来するのを期待します。
そこに投げ切ってもボールになるだけなのに何故?
益田はコントロールがアバウトなので、厳しいところに構えられると力むのではと思います。もっと気楽に投げさせてあげて!
と、相手を褒めてばかりいないで、セス!
もしかして今季イチのピッチング?
後づけ感全開ですけど、試合直前の投球練習での、彼独特のトマホークチョップのような上から下へ「たたっきる!」カンジのスローイングがキレイだったので好投の予感はありました。
井口さんのデッドボールが気になる所ではありますが、彼以外で「シリーズ男」的な活躍をする選手がそろそろ出現して来ないかなぁ~待ってるよ~ん。
いい流れになってきました!
田中と則本が終わって、ここからが勝負ですねぇ
サブローからブラゼルに交替した監督の慧眼に拍手です!
ブラゼルもよく集中力を保っていました。
あともう1人、打線の起爆剤がほしいところです。
ブラゼル警戒でフォアボール
鈴木大地が送って、清田がタイムリー!
今江に続くお祭り男、清田!期待しています!
そして、
グライは日本シリーズ初戦待機で抹消して
熱血漢上野の一軍登録に期待しています!!!
明日も勝ちましょう!古谷、がんばれ!!
ただ、違いは7回のピンチを止められなかったこと。
要因としては大胆な代打起用ですね。
あそこで、ブラゼルとは。普通ならCSで当たりが出ているサブローのままか左なら福浦かという場面では?と思っちゃいますが。
ブラゼルもその期待に応えて先取点を取ってくれましたし、大事な10回にHRですから。
ブラゼルにはこのHRを望んでいたのですから采配が大当たりでしたね。
昨日は今江の守備でも助けられたし、大きなエラーもなくバックがしっかり投手を助けましたので言い流れでしょう。
逆に言うとあんなに良いピッチングをしていた則本に勝てたのですから自信になるでしょう。
BS解説の大野氏も言っていましたが、中継ぎ以降を見たらロッテ>楽天です。ロッテの先発が持ちこたえれば、ロッテ優位に進められると。
確かに、中継ぎ以降はうちの方が上ですね。
そして、田中、則本と良い投手と対戦した後ですから次に出てくる投手が対戦しやすく見えるんじゃないかと思います。古谷で勝てればタイ、そして勢いはこっちに来る。田中、則本が次に出てくる前に決めちゃえば・・・
なんて気になってきます。(大手になったら中3日でも田中ってことになるんでしょうけど)
とにかく、今日勝ってイーブンに出来るかが今後の決め手になるでしょうね。