せっかく先制をするもその後のチャンスをことごとく潰し、そうこうしているうちにエラー絡みで追いつかれてスクイズで勝ち越されるのですから完全な負けパターンだったところでの清田の逆転アーチはまさにメシアの活躍で、もしあのまま負けていれば鷹キラーから一転して幕張銀行化になりかねなかっただけにスタンディングオベーションものです。
高めの失投気味のボールでしたがそれを巻き込むようなスイングで打った瞬間にそれと分かる豪快な一発、は4試合連続アーチとなれば明日に騒がしくなりそうですが「自分はライト前ヒット」との現状認識が心強く、高橋礼に直接に土を付けられませんでしたがまたしてもの「おーるふぉーちば」で今日は勝ち、ホッとしました。
清田はここ三年の低迷と30代半ばの年齢からして今季にダメならお引き取りを願うことになるオフになったでしょうから、同期同い年で仲良しの荻野、は終盤の交代がちょっと気になりますがともにベテランの頑張り、井口閥としてではなく実力でもぎ取ったレギュラー、三番のポジションを一日でも長く維持できるよう頑張ってもらいたいです。
一方で井口監督が固執をし続ける角中はバースデーと1000試合出場を飾れず、中村奨は腰の入らない腕だけのスイングにお約束の深追いで外野手の邪魔をしてしまい、控え層はあっさりと見切るのにいつまで現状から目を背けるのか、角中のコメントと中村奨の虚ろな表情からしてむしろイジメにもなっているような気がしてなりません。
また平沢はようやくの今季初安打がアーチとなって一歩目を踏み出しましたが守りでは強引なスローイングをまたやらかしてしまい、さらにはタイミングからしてまずは止めなければいけない送球を逸らすなどミスも目立ちますがまずまず動きはいいので、将来的にはやはり外野転向がよいと考えますが今はショートを楽しんでくれればと思います。
その平沢のミスに足を引っ張られた形でまたしても白星を逃したボルシンガーはゴロシンガーぶりを発揮して勝利に値するピッチングでしたが球数が多いのがきつい、珍しくも93球で六回に臨んだのはさすがに五回ではとのベンチの意向でしょうが、慎重になりすぎた結果が裏目に出ているところもあるのでしょう。
前日の反省からかグラシアルにきっちりと内を攻めたリードの吉田、との相性も悪くはなさそうで、なかなか勝てないのは自らに帰するところもありますが不憫さが勝っていますので一つ勝てれば昨季ほどではなくとも軸になるほどに戻ってくれるのではないかとの期待感が、降板の際のスタンドからの拍手がそれを物語っています。
そして松永がピンチを凌ぎ、念願のプロ初勝利を手にした東條、酒居、西野の奪三振ショーは猛暑と地震に見舞われたスタジアムに心地よさをもたらしてくれました。
昨日の今日で益田が1点リードの場面で投げるとは思っていませんでしたがかと言ってベンチは西野を新守護神と決めて送り出したわけでもないでしょう、酒居も似たようなものですが益田は連日の炎上だけではなくここ4日で3試合64球を投げていますしだから無駄なところで投げさせるなと重ねての指摘をしているのですが、それもあっての西野はフォークの制球は今ひとつもストレートの威力がえげつなかったので暫くはこの方程式でいきそうな、それでいいと思いますし、その間に益田の立ち直りを待ちましょう。
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◆5月25日(土) 千葉ロッテ−ソフトバンク11回戦(ロッテ8勝3敗、14時、ZOZOマリン、28,610人)
▽勝 東條 14試合1勝
▽S 西野 20試合2S
▽敗 松田遼 15試合1敗
▽本塁打 清田5号(松田遼)
▽バッテリー
千葉ロッテ ボルシンガー、松永、東條、酒居、西野—吉田、江村
ソフトバンク 高橋礼、松田遼、武田—甲斐、高谷
打率.307 HR7 OPS.922 出塁率.416 長打率.506
清田→単年4400万
打率.329 HR5 OPS.985 出塁率.437 長打率.548
いや〜去年丸にフラレたときは相当落ち込みましたし、丸の去就が決まったあとの清田の発言には心底ガッカリしましたがこれはコスパ最強ですね(笑)
たった一年でもいいので今シーズン清田が丸以上の成績を残してくれればこれほど痛快なことはありませんね。
まだまだ老け込む歳じゃないので荻野、清田の同学年コンビで打線を引っ張っていって貰いたいです!
丸に前倣えのフェースガードが跋扈して気持ち悪い中で(安全第一はそうかもしれないけれど、顔を見せてなんぼの「プロ」ではないの?)、荻野のテーピングなしのオールドスタイルは、とてもカッコイイ。ファーストベースにたどりつくとよっこらと沢山の手甲脚絆外すなんてダサすぎる。スピードスターが鎧まとって打席にたてるはずもないと、荻野は考えているのではないでしょうか。
ひたすら無事を祈っております。
目先の勝ちに、連日勝ちパターンのピッチャーをつぎ込む楽天や、オリックスはいずれ疲労で回らなくなるでしょう。
ロッテには、まだまだ二軍で何時でも声が掛かるのを待ってるピッチャー陣が更に控えています、投手陣だけで見ればAクラスを狙える布陣が整えつつありますね、まさに吉井コーチ様々です。
しかし、いつの間にか細川がいなくなって、柿沼が上がって来てますけど、先日、ほんの少しマスクを被った時に、あれほど拒否反応を持っていた細川に、若手ピッチャーと組ませてどんな配球をするのだろうか?などと夢をみてましたので、少し残念な気がしてます、また涌井との西武バッテリーコンビとやらの復活も面白いのでは?とも思ってました。
まあ、少し良さげな雰囲気が有った事が、かえって井口監督には面白く無かったのかもしれません、キャッチャーはフィールドの監督と言われてます、自分以外に監督はいらない人ですから。
そして今日の逆転2ランと値千金ものばかり。
昨年までなら右中間最深部への120m級センターフライでアウトになったものが引っ張ったのでアウトにならずに済んだとも言えます。
私は清田は好調を維持するためには今日みたいなスイングを続けるべきだと思いますが、ヒーローインタビューで「自分はライト前ヒット」という趣旨の発言をしていたので、昨年までの鈴木同様、これを本当に実行したら長い不調が待っているだろうな、と感じています。
ホームランのスイングが一番いいのに、なぜわざわざ悪いスイングに変えるのか。
今年の鈴木はホームランを打った後でもアッパースイングは止めません。
だから調子が良いとも言えます。
清田は今日のHRのスイングが一番自然なスイングですので、清田の右狙いは私はお勧めできません。
高橋のときはアンダースローだからか、執拗な右狙いで全くタイミングが合っていませんでした。
清田はもういい加減気づくべきかな、と。
さて、投手では西野が圧巻の三者連続三振でした。
西野は一時、クローザーの重圧に耐えきれずイップス気味でしたが、心の傷は癒えたのでしょうか?
フォークはシュート気味でしたが、スライダーがまあまあで、ストレートが9割以上回復してきました。
この西野ならしばらくは安泰ですね。
益田-内-西野で7、8、9回を締める、という夢物語をまた見たいものです。
これなら優勝争いしてもおかしくないでしょうね。
平沢は送球エラーがありましたが、
①あのサード寄りのゴロに追いつけたこと
②非常に投げづらい体勢からあそこまでボールを遠く速く投げられたこと
以上の2点からショート荻野を思い起こしました。
平沢もああ見えて俊敏で、肩は相当強いなと思った次第です。
明日もロッテのホームラン攻勢が見たいですね。
ロッテファンが顔をしかめる「引っ張ったHR」が見れれば勝てると思います。
荻清と適度に休ませながら一年間調子を維持して欲しいものです。
角中、中村も必要な戦力ですので今のうちにリフレッシュさせつつ香月達のテストをやることは難しいんですかね。
契約の問題?監督の固執?素人には分かりませんが…
平沢選手はやはり打撃は天賦がありますね。リストが柔らかいというか腰が入った強い打球が叩けます。守備は課題が多いですが、守備が隣の中村選手だって、酷いものでした(今も巧いとは言えないかな)。藤岡選手の方が比べれば守備は巧いですが、年齢や打撃を考えれば彼の方が魅力はありますよ。井口監督の間は現実的に言えば、外野が打撃を生かすためにもベターかも知れませんが、将来を見て理想を言えば、日本ハムが平沼選手を育てようとしているように拘って起用して欲しいんですけどね。高卒ショートは育成が難しいですが、育てば巨人の坂本選手のように長く中心選手として据えられますからね。
オシメンの東條投手がよかった。もっとエグミが出ればもっとうしろでもいけますよ。
西野投手の起用判断は吉井コーチか。益田投手にもハッパがかかるし、いい起用でした。
清田、荻野選手が頑張っていますが、年齢的には冷徹に考えれば今がピーク。次も見据えないと。
水曜日はエラーの印象を残し金曜日はチャンスに打てない印象を残してしまった平沢ですが、土曜日も守備でいくつもやらかしました。ショートを守らせることが彼にプラスになるのだろうか?前期に外野手として見せてくれた動きは小学生以来のものとしては及第点を超えて将来性も見せてくれたものだっただけに、彼には将来的には外野手転向も考えてほしいところです。そうなれば荻野に万が一があっても…って荻野の途中交代は何ごと???
逆転された後に松永東條がしっかり抑えたことが大きかった。反省を生かした吉田のリードも良かった。今日勝てば嫌な2敗を取り返せるので石川益田に頑張ってもらいましょう。