オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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その気迫を忘れるな

2009-08-01 00:40:37 | 千葉ロッテ

 

今日は平日モードのデジカメに、726ビールチケットでの2階席からの観戦、そしてナイターで光源が弱いためにシャッタースピードが遅めと、撮影には不向きな環境でした。
そんな中で撮った決勝点となった西岡のホームインは、ブレブレでトップに飾るには適していない代物ですが、それでも敢えてトップに持ってきました。
バーナムJr.のホームランで同点となり、西岡の当たりはあわや逆転ホームランかと思えるようなフェンス直撃のツーベースで、直後にビジョンに映った西岡の悔しそうな表情と、ホームインをした後の体全体で見せた喜びを見て、やはり選手たちは勝利に飢えているのだと実感をしました。
スマートさを追い求める西岡が泥臭い体当たりに近いスライディングをしたことを誇りにして、明日以降も気迫の溢れるプレーをしてくれることを願っています。

打のヒーローのバーナムJr.は、まさに値千金のホームランを放ってくれました。
春先に見せた柔軟性のあるバッティングは影を潜めてしまっていますが、バネ仕掛けのようなスイングから放たれる打球は距離が出始めています。
どうせ確実性が無いのであれば長打を狙うと方針を変えたのかもしれませんが、下位を任されるのであれば間違った選択ではないと思います。
ヒーローインタビューでも明るいキャラクターを見せてくれましたし、死球を怖がらない姿勢やプレーへの貪欲さは買っているだけに、今日の活躍はとても喜ばしいです。
来季に体制が変わることで契約の延長は極めて困難ではありますが、福浦があんな調子だけにバーナムJr.にもまだまだ出番はあるはずです。

おやすみなさい!

本人は覚えた日本語を口にしただけのつもりでしょうが、この言葉は多くのロッテファンの心に響いたはずです。
ここのところの不甲斐ない敗戦が悔しくて、それこそ睡眠不足になるような浅い眠りに悩まされていたロッテファンは、今晩はぐっすりと眠ることができるでしょう。

投のヒーローの渡辺俊は、ヒーローインタビューで「こんな不甲斐ない成績でも僕をモデルに選んでくれた船橋東武さんのためにと、力の限り頑張りました」と言っていたように、私が見た5回以降に限って言っても緩急を使った素晴らしい投球内容でした。
先のコメントは捏造ですが、まさに広告どおりにドキドキ、ワクワクするようなピッチングを披露してくれました。
コントロールはボールが真ん中に集まりがちで今ひとつなところがありましたが、緩いカーブを効果的に使って打者のタイミングを外しまくる渡辺俊の真骨頂は健在です。
今日も1人だけ空気を読まずに三振を重ねていた里崎も、リードに関して言えば渡辺俊の持ち味を上手く引き出していたと言ってよいでしょう。
いつもの「好投をしながら大事なところで打たれる」ペースに陥りそうになったリンデンの一発や、最終回に「またかよ」とロッテファンに思わせたピンチを切り抜けた先には、ようやく両目が開いた渡辺俊の満面の笑みが待っていました。

今日は野手を信じて投げました。

てことは今までは信じてなかったのかい?と冗談では済まされないような軽口を言えるほど、渡辺俊の心も解放をされたということなのでしょう。
投球内容ではなく、球数が少なかったからこそ完投を許してもらえたのだとは思うのですが、それでも球数を少なく投げれば完投も夢ではないということを実践してくれましたので、明日の小野にとってはお手本になるような今日の渡辺俊の好投でした。

勝利以上の妙薬はなく、これで少しでもチームにまとまりが出るとともに、勝つことに貪欲な選手たちの気持ちが全身からほとばしるようなプレーが見られるのであれば、これまでの痛みは大きくジャンプをするための試練であったと割り切ることができます。
井口の全力疾走は続いていますし、西岡の気迫や大松や竹原の粘り、そして彼らだけではなくベンチにいるスタッフや選手の全てが純粋な気持ちで野球をやってくれるのであれば結果に文句はつけませんので、そういった姿が明日以降も見られることを期待します。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
楽天 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 4

0

千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 3 X 3 7 0


◆7月31日(金) 千葉ロッテ-楽天12回戦(ロッテ8勝4敗、18時30分、千葉マリン、23,774人)
▽勝 渡辺俊 14試合2勝8敗
▽敗 田中 16試合8勝4敗
▽本塁打 リンデン5号(渡辺俊)、バーナムJr.4号(田中)

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊―里崎
楽天 田中、有銘、福盛―中谷

 

コメント (16)    この記事についてブログを書く
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16 コメント

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Unknown (Unknown)
2009-08-01 00:46:41
とにかく連敗脱出おめ!
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気迫でてましたね☆ (りんたろお)
2009-08-01 00:57:50
こんなに1つの勝ちがうれしいなんて。。。
マリーンズファンだからこその味わいだとしたらある意味悲しいですが、今日は素直に喜びます。
8回の西岡のホーム突入時の気迫、井口のひっぱたきタイムリー!
バーナムの同点ホームランは値万金ですが、最後の気迫あふれるファールフライキャッチにはふるえました。
この気持ちで明日以降も続けてほしいです。
※ チームを鼓舞する意味でもバーナム様の残留を希望します(^^
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選手は死んでいない (JF)
2009-08-01 00:59:12
西岡のホームへの突進はお見事!北九州でズレータの乱闘後に早川がタックルをかましたのを思い出しました。ああいう「気」の入ったプレーをずっと待っていたんです。最後にファールフライを猛然と捕りに行ったバーナムの気迫も然り。良いゲームだったと思います。まだ選手は死んでいないことが確認できただけでも大きな収穫でした。

それにしてもバーナムのHRは飛びましたねー。こちらは4年前にマット・フランコが同じような弾道のHRを放ったシーンを思い出させてくれました。こういう意外性のある打者を下位に置くということ自体は作戦としてはアリだと思います。
来季いないであろう35歳の外国人をこの順位で起用し続けるのは反対意見のほうが多いでしょうが、今日の試合に関しては間違いなくチームのムードを盛り上げた立役者ですし、まだチャンスをあげたいです。
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Unknown (YO)
2009-08-01 01:08:35
今日は少し気分良く寝る事が・・・。
意外性という点ではバーナムはチーム1でしょう。
とても確実性を求めるのは無理な感じですが。
ランビンとの同時出場はやめた方がいいでしょうね。
意外性のバッター2人もいたら打線のつながりも何もあったものではない。
欲を言えばもう1、2点は取れたかな。
竹原の犠牲フライも当たりは悪くなかったのですが、少しバットの先だったかな?
満塁になって里崎、嫌な予感はしたのですがやっぱり三振でした。
みんな同じ事思ってるハズですが、なぜチャンスになると里崎のスイングはレフトスタンド狙いになるのか。
見るからに力が入ってますスイングですね。
とにもかくにも渡辺俊、2勝目おめでとう。
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笑顔! (真砂マリン)
2009-08-01 01:08:50
必死に戦い、懸命に応援して、チームが勝利して、選手とファンが笑顔で喜ぶ!!いいですね~
こういった一日を待ってました!久しぶりに笑顔で寝れそうです(笑)
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ようやく掴んだ勝利 (マカロン)
2009-08-01 01:14:32
なんだか最後に勝ったのがいつだかさえわからないくらい、久々の勝利でしたね。リンデンの一発で今日も完封負けか?と半分諦めていましたので、今日の勝利は格別です。しかもこれまでとは違い各選手がきちんとしたプレーで少ないチャンスをものにできたこと、これが一番嬉しいです。
今シーズン、今日のような試合を一体どれだけみれたか考えると、およらく片手でも余る程度でしょう。
それでも今シーズンはこういう試合はもう観れないと思っていただけに、余計に嬉しいですね。正直CSは無理でしょう。ただ過去の試合は過去の試合として割り切って、1試合1試合そのときに全力を出す、そういうプレーを忘れない限りファンも応援し続けるはずだと、なんとなくそう感じた試合でした。
明日は当初からの参戦日。今日の試合がただの気まぐれ的なものなのか、本当に変わろうとしている証のか、それを直に見極めたいと思います。今日は久々に安眠できそうです。
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長かった (柳津マリン)
2009-08-01 01:38:14
やっと勝てた。途中までは点取れず重い空気が漂っていたがよくぞ逆転勝ちしてくれて嬉しいです。相手が代わって何かに取り付かれていたものが取り払われた感じです。『先発完投』良い響きです。次は晋吾に続いて欲しいです。
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歓喜 (もちまる)
2009-08-01 02:20:42
残念ながら今日も結果を知ってから、映像を見ました。
それにしても嬉しいですね。ここにコメントする皆様と握手して廻りたい気分です。
試合内容も素晴らしく、選手の気迫が感じられたのが何よりです。ちょっと西岡を見直しました。
渡辺俊介は文句無しです。その芸術的な美しいフォームに躍動感が加わった今日のピッチングは、彼がまだまだ頼れる漢(おとこ)であることを証明してくれました。
そしてバーナム。ここの書き込みコメントを見ても彼とランビンには厳しい意見も多く、またそのいづれも正論であることが多いのですが、その気持ちのオーラを感じさせる彼等のプレイを見ると、何とかチャンスを与えられないかと情に流されながらも思ってしまいます。
私が考えているバーナムに対する見解を以下に記してみます。
一、使うなら代打よりもスタメンで使う。
一、その際は下位打線に置く。
一、守備位置はファーストとする。
一、バーナムがスタメンの際はランビンは控えに回す。

この状況で彼を使うならば、最近の不甲斐ない福浦や(今の彼の姿を見ているのは本当につらい)幕張の大型扇風機、里崎なんかをあてにするよりも何かを期待させてくれる分だけ、良いかと思います。
長くなりましたが、また明日もオリオンさんや心暖まる皆様とここで明るいやりとりが出来る事を楽しみにしています。
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Unknown (おにぎり)
2009-08-01 02:34:18
久々に勝てて良かったですね!バーナムは要所要所で打つから、なぜか憎めませんね。それにしても里崎…orz
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お返事 (オリオン)
2009-08-01 03:48:21
>Unknownさん
めでたいですね!
勝敗にはこだわらないとは言っても、もちろん勝った方がいいに決まっています。

>りんたろおさん
井口の決勝タイムリーは無理矢理叩きつけたかのようなもので、いいところに飛んでくれました。
あの打球で躊躇無くホームに突っ込んだ西岡の勇気に拍手です。

>JFさん
直接見ることは出来ませんでしたが竹原もファールフライをスライディングキャッチしたようですし、最後のバーナムJr.も怖がらずに一心にボールを追っていきました。
こういうプレーの積み重ねがあれば勝利も遠くありませんし、選手の成長にも繋がるはずです。
特に竹原は先日のホームランでにこりともしなかった姿を見てから、かなり見直しています。

>YOさん
バーナムJr.の一発は、試合を決めるような貴重なものが多いですね。
多いとは言っても4発目ですが、先日の二塁打、三塁打も効果的でした。
記録よりも記憶に残る打撃が目立つので、だからこそ密かに支持するファンが多いのかもしれません。

里崎は・・・少なくとも今年はこのままでシーズンを終えそうな気がします。
来季もロッテにいるとすれば、新打撃コーチの矯正にすがるしかありません。

>真砂マリンさん
ご家族の方に、不気味に思われないように(笑)
笑顔と喜びの寝言がセットになると、録画をされてどこかの番組に投稿をされるかもしれませんね~

>マカロンさん
渡辺俊は杉内との投げ合いで一発に沈んだ、なんてこともありましたから、あの再現かと思って見ていましたが、まさにバーナムJr.さまさまです。
これも相性と言ってしまえばそれまでですが、田中もロッテ戦は今年に初勝利を挙げたものの、やはり巡り合わせはロッテに有利なようです。
野村監督のぼやきが聞こえてきます(笑)

>柳津マリンさん
時代に逆行をしているかもしれませんが、やはり先発投手には完投を目指してもらいたいです。
完投を目指すからこそ7~8回まで好投をできるわけで、最初から7~8回を目指せば結果は6回で降板となります。

>もちまるさん
確かにバーナムJr.とランビンを並べるとろくなことになりませんから、スタメンで使うのであればどちらか1人ですね。
打線をぶっちぎるという意味では里崎も双璧ですから、この3人は同時にスタメン出場ができないというルールがいいかもしれません。
田中雅のスタメンマスクも増えますので、一挙両得です。

>おにぎりさん
里崎、まじでチーム内で浮きそうな気がします。
何が里崎をそうさせているのか、ヒーローになったときに何を語るかを聞いてみたいです。
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