映画を観るのに1800円も出したくはありませんし出せませんので、どうしても狙い目は毎月1日のファーストデイや14日のTOHOシネマズデイの1100円か、レイトショーやナイトショーの1300円、もしくは毎週火曜日のシネマイレージデイの1400円になります。
また自宅から言うほどに近くはありませんので行き帰りが面倒と言えば面倒でもあり、ここのところは一度に二本を観ることも増えてきました。
そんなこんなで今日は球場帰りのその足で向かっての二本立て、5時間ぶっ続けの映画鑑賞です。
キングスマン |
まずは一本目、大ざっぱに括ってしまえばスパイものの「キングスマン」です。
CIAでもMI6でもモサドでも、もちろんIMFでもなく、各国政府とのしがらみのない独立諜報機関に所属をする面々の活躍が描かれています。
これまた乱暴な言い方をしてしまえばイギリス版必殺仕事人で、しかし正義の味方も万能ではありません。
え、と絶句なシーンも多々あり、そもそもが荒唐無稽な設定ではあるのですが、それでも核心に迫るまでの展開は手に汗握る面白さがあります。
それだけに最後の花火大会が猛烈に残念、これで一気に興味が失せてしまいました。
そこまでの描写からすればスプラッタを避けたわけでもないでしょうし、制作側の意図が全く理解できません。
実はコメディだったのかと、最後の最後に脱力感を伴って思い知らされた作品です。
2015年9月22日 鑑賞 ★★★☆☆(3点)
天空の蜂 |
二本目は東野圭吾が原作の「天空の蜂」です。
電子ブックには否定的な東野圭吾ですので自分には縁遠く、その原作は読んでいません。
先日に山本太郎が国会答弁だかで原発にミサイルが被弾をしたときのシミュレーションをしているかを問い質したのに対して「仮定の話は答えられない」と安倍晋三が逃げていたように記憶をしていますが、まさにその原発に対するテロ、しかもこれが1995年の作品であることに驚きです。
邦画にしてはスケールの大きい映像が話題になっているようですが、実際にそれは見事でもあり、しかしポイントはそこではないでしょう。
政府や原発関係者の上層部が守りたいのは国民の安全なのか、それとも原発政策なのか、もちろん原作には無かったのでしょうが東日本大震災を被せた痛烈な皮肉でもあり、それでいて現場がいかに真摯に取り組んでいるか、あるいは原発の安全性をさりげなくアピールと、バランスを取りながら上映にこぎつけた感があります。
そして「食べてクソをするが、クソはすぐに流されてしまう」「見たくないものは見ない、見えない」と一般大衆への警鐘もあり、単なるエンターテイメントでは終われない重さにKOです。
引っ掛かったのは仲間由紀恵で、芸達者な役者の熱演の中で一人だけ浮いていたような、シリアスな役柄は似合いません。
2015年9月22日 鑑賞 ★★★★★(5点)
最初はもう少しシリアスかなと思いましたが…
後半の花火大会とはいい得て妙ですね(笑)
私はウイスキーを飲んでおっさんが自滅した場面がツボでした!
スパイ版必殺仕事人のような安心感とサミュエルL ジャクソンの怪演に星4個です!
あまり長い映画ですと、ケツが痛くなるんです(苦笑)なので映画作品のチョイスの要素のひとつに「なるべく短いもの」を選んでおりやす。
行った日に期せずして、割引の日だったりしますと「お得感」を感じます。人間とは面白いものです。
「天空の蜂」はよくPRしているのを目にしてるので、見たい映画ではありました。尺はどうでしたか?長いですか?
ちなみに拙が最近見た映画は「ted2」なんすが(笑)…映画より報告したい出来事があったんですけど、あろう事が上映中に一時停止する(!)という事態に遭遇しました(笑)映画がバカバカしい映画なので怒る人も居なかったようですが、それ以前にひと言も謝罪の案内すらない映画館の姿勢に…「この程度か」と思った次第です。
冒頭の真っ二つ、からイヤな予感はありました・・・
あのおっさん、マイケル・ケインだったのですね。
気がつきませんでした。
>けんぴんさん
TOHOシネマズのシートは尻に優しいですよ(笑)
ともに2時間ちょっとですね、90分ですと短くてあっという間な感じですから、このぐらいが自分にはいいです。
洋画は短い、邦画は長い、のイメージがありますが、ここのところの洋画は長いものが多いようです。
tedは1も2も観ていませんが、災難でしたね。
自分もちょっと前、オブビリオンが防災ベルで途中中断で10分待っても再開をしないので、キャンセルをしたことがあります。
何の説明もなく10分ですからね・・・