オリオン村(跡地)

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ルーキーが勢揃い

2012-02-19 22:47:32 | 千葉ロッテ

今日の鹿児島は昼前までは雲が厚かったものの午後からは晴天となり、史跡巡りの初日としてはまずまずの出足でした。
石垣島も週末に紅白戦ができるところまで天気が回復をしたことが喜ばしく、これでは自分は日照り乞いの人柱だったのかと思わず愚痴りたくなるのを置いておけば、チームとしては追い込みの時期に屋外でいい練習をこなせたのではないかと思います。
そんな中で今日の紅白戦では藤岡、中後、鈴木、益田のルーキーが勢揃いをしたとのことで、期待の新戦力として開幕一軍を目指す奮闘に心が躍ります。

藤岡「VS沢村」へ制球反省 (2/19 日刊スポーツ)

ロッテのドラフト1位藤岡貴裕投手(22=東洋大)が紅白戦に先発した。
3回を投げ、スクイズで1点を失った。
この日は変化球の制球に苦しみ、ボールが先行する苦しい展開。
「バランスが悪かった」と反省を口にした。
次の登板は予定通り26日の巨人戦。相手の先発沢村拓一投手(23)とは、大学時代は1勝1敗だ。「次は勝ちたいというか、そこまでのイニングは投げないと思うので、自分の思うような投球をしたい」と話した。

先発として期待をされる藤岡はコントロールに苦しんで組み立てに四苦八苦だったようですが、先日の腰の張りは大事には至っていなかったことが最大の収穫でしょう。
試合後にも投げ込みをしたとのことで生真面目さだけが心配材料だとは繰り返しになりますが、最初からあまり高いところを目指しすぎると躓きの原因の一つになりかねませんので、あまり気張らずに楽にやってくれればと願ってやみません。
開幕に向けて成瀬が順調さをアピールし、唐川は例によってのマイペースぶりを見せていますが、このあたりに藤岡の影響が出ているのではないかとも思います。
焦らずに、でも着実に、そんな藤岡であってくれれば結果はついてくるでしょうから、今後の藤岡の言動に注目です。

鈴木プロ1号も「飾りません」 (2/19 日刊スポーツ)

ロッテのドラフト3位鈴木大地内野手(22=東洋大)がプロ1号となる2ランを放った。
1ボール1ストライクから、ルーキー中後の直球を右翼席へ運んだ。
「うれしいですけど、まだ紅白戦なんで。ホームランボールも恥ずかしいので飾ったりはしません。公式戦で打てた時に飾ろうと思います」と笑った。

鈴木も相変わらずに目立った活躍をしており、数字だけを見ればさほどのことはなくとも印象に残ったプレーをする、いわゆる「持っている」選手なのかもしれません。
佐藤コーチとマンツーマンで鍛え上げた守備が評価をされているようですし、インフルエンザで大きく遅れをとったかと思っていただけに嬉しい誤算です。
それでもルーキー特需とでも言いますか、いいところだけがピックアップをされるマスコミの偏重報道に踊らされてはならないと自分を戒めているのは、そんな鈴木の目立ちっぷりを横目にさりげなく好調を維持している根元の存在があってこそです。
その一方ですっかりと忘れられかけている細谷が気がかりながらも、鈴木と根元のマッチアップとなった感のあるショートのレギュラー争いは今後もヒートアップをすることでしょう。

苦労した母へ…ドラ4益田0封 (2/19 日刊スポーツ)

ロッテのドラフト4位ルーキー益田直也投手(22=関西国際大)が紅白戦で2三振を奪い、2回無失点の力投を見せた。
打者に背中を見せる投法で、西本投手コーチ直伝のシュートも試した。
母子家庭で育った益田は契約金を母しのぶさんに渡してプロ入りしたという。
「苦労して育ててくれた母に1軍で投げる姿を見てほしい。ドラフト上位の選手ばかり取材されて悔しかったが、見返すつもり」と、ハングリー精神で開幕1軍に挑む。

そしてさりげなく活躍を期待している益田がピンで記事にしてもらえるぐらいの存在感を見せていることは同期の藤岡や中後だけではなく、芋の子を洗う状態の投手陣全体に数少ない席を奪われる緊張感、そして危機感を与えてくれているのではないかと思います。
まだまだ粗削りと言いますか、一軍で安定をしたピッチングをするには実績も経験も足りていないとは石垣島で2日間のブルペンを見た感想ではあるのですが、投手経験が浅いとも聞いていますので大卒ながらも伸びしろが大きいと考えればその荒々しさがむしろ楽しみにもなってきます。
プチトルネードと呼ぶには、とは先日にも書いたとおりですが、ストレートに球速があるだけに打者に威圧感を与えるピッチングをできる資質は充分に備えている益田ですので、伊藤二世と言ってしまうとプレッシャーになるかもしれませんが、その伊藤を助けられる存在になってくれれば言うことはありません。
それが敗戦処理であっても一軍で中継ぎとして登板数を重ねれば自身の成長だけではなく、立ち位置がハッキリとせずに勤続疲労気味の他の中継ぎ陣の役割固定に寄与できると思いますので、このまま順調に伸びてくれることを願っています。

さて、一人だけ取り残されてしまった中後は鈴木への被弾に名前が出てしまっただけという悲しさですが、全体的な投球内容が分からないのでとりあえずは置いておきます。
明日になればもう少し情報が入ってくるとは思いますが、他の3人もそうですが、抑えたら抑えたでロッテな打者を相手に評価をしていいかに悩みますし、打ったら打ったでロッテな投手が相手だからなぁとため息が出ますので、とにかく早く対外試合を見たいです。
そして瀬戸山、石川体制の崩壊の余波か機関紙だったはずのスポニチがニッカンの後塵を拝することが目立っていますので、情報難民のロッテファンに貴重なニュースを多く届けてくれた意地を忘れずに、ロッテならスポニチの復権に期待をしましょう。

 

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