プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★厳しい高齢社会の災害

2007-03-27 14:55:31 | 日記・エッセイ・コラム

 一昨日の能登沖地震から三日目。その後の被害状況が明らかになるにつれて、天災への恐怖感が高まってきた。日頃、快適なドライブウエーだとしか思っていなかった「能登有料道路」が寸断された。完全復旧まで1年もかかると、日常生活だけでなく、観光業を主軸とした県や能登地方の経済活動に大きな影響を及ぼすことになる。

 特に、被害がひどかった門前町は、超高齢化しており(高齢化率40%超)、自力での復旧は大変だ。新潟中越や島根県沖、限界島等々、高齢化が顕著で財源が乏しい過疎地域での災害発生は、都会とは異なる社会環境だけに国政レベルでの対策が必要になろう。

 さて、余震の頻度は少しずつ減ってきているが、金沢でも時々、体感地震が今なお起きている。それにしても、メディアの迅速な情報伝達には感心したが、同時に、安否を気遣う電話が輻輳する現象を誘発した。我が家にしても、遠方の親戚や知人が安否を気遣って、連絡をして来たようだが殆んど繋がらなかったと聞かされた。

 昨夜、クライストチャーチに住む娘から電話があった。友人がテレビに兼六園が映ったと聞いて、震源地が金沢と勘違いしたらしい。国際回線がなかなか繋がらず、姉に電話して確認したそうだ。当の本人達は被害も無く平然としていただけに、別の連絡方法を講じたいと思っている。