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時悠人chosan流処世術

★隠蔽は日本の文化か?

2007-03-16 16:14:31 | 日記・エッセイ・コラム

 北陸電力の志賀原子力発電所で、定期検査中に臨界状態に達し制御不能になっていたことが判明した。しかも、8年間隠蔽していた。原発のトラブル報告漏れやデータの改ざんが次々に発覚し、原発に対する不安が高まっているだけに、今回のケースは悪質だ。

 地球の温暖化対策として、二酸化炭素を出さない原発に頼ろうとする我が国にとって、安全性は生命線だ。事業者が会社ぐるみで隠蔽するようでは、政府が掲げる「原子力立国」の方針そのものまでをも見直して貰いたい気持ちになる。

 プロ野球でも、西武球団がドラフト制度の隘路を利用して現金を渡したことがばれた途端、学生に「知らなかったことにしろ」と指示した隠ぺい工作が判明した。今日、元ライブドア社長のホリエモンに対し、有罪判決が出たが、粉飾決算も事実の隠ぺいだ。「法律に基づき適正に報告している」と繰り返す松岡農水大臣の答弁も、これまた不明朗会計の隠ぺいでしかない。

 「くさいものにはふたをせよ」と詠んだ歌留多で遊んだ頃があったが、隠ぺいのルーツは日本固有の文化なのだろうか。