プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★ランニングは教育の原型

2007-03-21 09:44:38 | スポーツ

 広島に単身赴任している走友から、18日に開催された「2007千里国際チャリティーラン」大会に家族4人で参加したメールが届いた。大阪万博が開催された緑豊かな千里ニュータウンが舞台だ。ファミリーの部ふた組に加えて、両親がそれぞれ個人種目(10マイル&10キロ)にエントリー。一家揃って心地よい汗を流したに違いない。

 ファミリー・ランは、親子で一緒に走る手軽なスキンシップ手段として好評だ。子供のスピードについていけない親や、親が子供の手を引っ張るように走る颯爽とした姿も見かける。「今日くらいは親子仲良く手をつないでゴールしましょう!」との場内アナウンスがスタンドの笑いを誘うし、ゴール手前で、子供がじれながら「速く、はやく!」と親を待つ光景もそれなりに微笑ましい。

 さて、ランニングはあらゆるスポーツの中でもっとも手軽に出来る。シューズとTシャツさえあれば、「いつでも、どこでも、ひとりで」出来る点が最大の特徴だ。特別の用具や施設・場所を必要とせず、誰にも迷惑をかけずに自分の意思で出来るのが最大の魅力でもある。多くのストレスの中で生きていく長い人生におけるストレス耐性が自然に醸成されるし、物事を自分で判断する能力をもはぐくんでくれる。「集団にあって自分を見失わない」価値観を修得する最適な教育方法だと確信している。運動会で順位をつけることを差別と考える人達に学んで欲しいものだと思う。

 走るたびに自己ベストを更新している走友のポテンシャルの高さには脱帽だが、奥さんが初の10キロを59分で走った快挙にも驚いた。それ以上に、2人の男の子が両親の背中を見ながらのびのびと成長している様子が目に浮かぶようで、心豊かな気持ちになった。