プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★一票の重み

2007-03-24 10:26:42 | 日記・エッセイ・コラム

 昨夜、食事中に電話のベルが鳴った。妻の応対振りでおおよその内容は察しがついた。「今、おりません」と電話を切った妻が、「昼間来た人の奥さんから、後援会に入って貰ったお礼だって」と言う。

 「俺、入っていないよ」。「変ねえ、確かにそう言ったんだけど」。「だって、ここに申込書があるもの」。彼が置いていった用紙を前に、二人で推理タイム。結論は、お礼は口実で、早く書いて送れとの催促なんだろうということになったが、ご苦労なことだ。自己紹介のチラシに返信用封筒と切手代、電話フォローを加えると、一票あたりハウ・マッチ?選挙事務所を構えれば、費用は??政治家とお金の問題は、選挙が震源か?

 午後8時過ぎの甥からの電話も、同級生が立候補するから後援会に名前を連ねてくれというものだった。さらに30分後、元同じ会社で一緒だった現職議員からまで。たまらず、留守電に切り替えたが、私にはそうまでして議員になりたい心理が解せない。接触してきた人の中には、会社経営者もいて、本業に力を注げと言いたかった。

 公民館を作るとか、公園を整備するとか地域代表として活動するのが市会議員の役割だとすれば、口利きや斡旋・談合の土壌は無くならない構図だ。外国のように、昼間、会社勤めをして夜間に議会を開催するボランティア議員制度(無報酬)を検討する余地は無いのだろうか。裁判員制度よりはるかに価値あると思うのだが。