電脳筆写『 心超臨界 』

影は光があるおかげで生まれる
( ジョン・ゲイ )

不都合な真実 《 質疑より国民守る行動を――加地伸行 》

2024-08-29 | 04-歴史・文化・社会
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
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■緊急拡散『2024年8月発表:トランプ前大統領「米国を再び偉大にするための核心的公約20」』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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野党の質問は、質問というよりも、政府の失態を引き出そうとする厭(いや)がらせが多い。おそらくその狙いは、現政権には信頼できないというイメージを作り出し、近く行なわれる諸選挙において、与党の票数を少しでも減らそうという安っぽい党利党略上の質問。


◆質疑より国民守る行動を――加地伸行・大阪大名誉教授
(「古典個展」産経新聞 H31.03.25 )

NHKは、ほぼ毎日のように国会審議それも予算審議を放映しているので、視聴している。

放映は、いわば公共放送の立場として当然のことで、その内容について責任はない。

となると、その内容の責任は、与野党を問わず、質問者側にある。しかし、そういう自覚が果たしてあるのだろうか。

野党の質問は、質問というよりも、政府の失態を引き出そうとする厭(いや)がらせが多い。

おそらくその狙いは、現政権には信頼できないというイメージを作り出し、近く行なわれる諸選挙において、与党の票数を少しでも減らそうという安っぽい党利党略上の質問。

その中心となっているのが、厚生労働省所管の賃金構造基本統計等(とう)の諸統計作成において、法令通り行われていなかった結果、給与に影響(最低賃金の決定など)があったらしいとのこと。

この話、老生、なんのことやらよく分からない。というのも、この種の統計の結果が、多くの人に対して現行の諸給与に影響を与えているとはとても思えないからである。実際の給与の大半は、基本的にその会社等の経営実態に基づいて決める、決まるというのが常識ではないのか。統計でいくら論じたとて、景気のいい会社は給料が高く、その逆は低い、とならざるを得ず、統計の数値があったとてほとんどお飾りに過ぎぬ。

という風に考えると、国会での議論は、それこそ国民生活とほとんど無関係、議論のための議論に過ぎぬ。

嘘だと思えば、今すぐアンケートでもしてみることだ。その統計に関心のある人が半数を超えることなど絶対にない、と断言しておこう。

国会の議論が、そんな下らぬことでこの時期をつぶしていいのだろうか。

日本の周辺は、なにやらきな臭くなってきている。朝鮮半島の北においてクーデターなしとは言い切れない。南からは、日本への不法滞在者。すなわち日本海沿岸の警備が深刻となってきているのではないか。

やけくそになった北からの日本への1発(最悪のときは核)も、なしとしない。

また、中国において習近平政権の弱体化が起こるならば、求心力回復のため、中国による台湾周辺の海の封鎖があり得る。

もちろん、そういうことにならないように、日本は日本なりの努力をすべきだが、それ以外、常に最悪の事態を考慮しておくのが政治ではないのか。

しかし、そういう議論をしようとしていないのが国会の現況であり、政治の体(てい)を成していないと言うほかない。

ならば、政権・与党は、野党との下らぬ質疑は適当にしておき、万全を期して非常事態への対策を作っておくことだ。そしていざというとき、すぐ国会を通して立法化することである。

それが、今日の日本における緊急にして最善の政治であり、国民を守る最強の方法である。

古人曰(いわ)く、知者(ちしゃ)は知らざることなけれども、当(まさ)に努(つと)むべきをこれ急となす、と(『孟子』尽心上)。
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