植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

皇位の女系継承

2006年09月10日 10時42分54秒 | 雑談
今日の話題は、日本では紀子様が男子を産んだことで立ち消えになりそうな皇位継承問題についてです。
中世ヨーロッパでは、サリカ法典と言うフランク王国時代に作られた法典に、女性に領土の継承を認めない条文があったことを理由に女系継承を否定した王国が多くありました。
オーストリア・ハプスブルク家がマリア・テレジアに領土を継承させるときにも、このサリカ法典に従っていた為、これを解消する際、他国の干渉を受けオーストリア継承戦争を引き起こします。
もともとは、フランス・カペー朝の第14代国王フィリップ5世が、先々代の王の直系の娘に王位を渡したくなく、自らが即位するためにこれを取り上げたところ、これが継承のルールとなってしまい、以来フランスでは女系継承を認めなくなります。
これがドイツにも取り入られドイツ系の諸侯でも女系継承が否定され続けます。

しかし、現在では多くの王国では女系継承を認めており、唯一リヒテンシュタイン侯国のみが男子のみに継承権を与えています。(以下現存する欧州の王国)
 英国
 オランダ
 ベルギー
 デンマーク
 ノルウェー
 スウェーデン
 スペイン
 ルクセンブルク
 モナコ
 アンドラ※
 リヒテンシュタイン


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