植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

ロシア国内のモンゴルの跡

2010年08月29日 19時43分50秒 | 国:ロシア
 この度、ロシア国内の共和国でそのトップの呼称を大統領から、首長に変えると言うニュースが流れました。
 ロシア共和国内のタタールスタン共和国と、バシコルトスタン共和国の率いてきた両大統領が今年になって辞任しており、ロシア大統領府はこの両共和国でも改称が進むことを期待しているというそうです。

http://www.asahi.com/international/update/0815/TKY201008150211.html?ref=goo

 タタールスタン共和国に、バシコルトスタン共和国。タタール人とバシキール人。ロシアと言う国家で見てしまうとなかなか気がつかないのですが、ロシア国内にちゃんと遊牧系民族がいるってことを感じさせます。
 タタール人(※)は、モンゴル帝国がロシアまで侵攻した際にこの地を支配したチンギス・ハーンの長男ジュチの継承国家ジョチ・ウルスが出来たときに、ここに移って来た人々です。ジョチ・ウルスの後はカザン・ハン国を立て、それがロシアに取り込まれ一旦解体されるも、現在はロシア国内で共和国として存続しています。
 バシキール人は、カスピ海沿岸のテュルク系民族で、ジョチの子バトゥに率いられてジョチ・ウルスの建国の一翼を担います。こちらもロシア帝国に取り込まれ、解体後、自治州から共和国に格上げされ現在に至ります。

 

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