植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

サクサク三国志:沮授

2011年03月06日 09時44分47秒 | ゲームシステム
所属:韓馥→袁紹
年齢:約44歳(200年の時)

 若いときから権謀策術に優れた人物と名高く、最初は冀州の韓馥の元で別駕(州内第2位)の地位にありました。しかし、沮授が制止するのも聞かず韓馥は袁紹に冀州牧の地位を譲ってしまいます。これによって沮授は袁紹に召されることになるのですが、この際に沮授は袁紹に冀州の豊富な兵力を使って、黄巾賊が跋扈する青州を制圧して、翻ってこちらも確固たる群雄が居ない并州を併呑し、その上で北の公孫サンと対決し最終的には幽州にも勢力を伸ばし、華北一帯を支配すると言う壮大なプランをぶち上げます。これに袁紹は大喜びしたそうで、沮授に監軍と言う軍や内政の一切を任せると言う破格の権限を与えます。
 これによって199年までの間に袁紹は沮授のプランどおりに華北四州を支配下に置き一大勢力を築きます。沮授のプランではこの上で、献帝を招き天下に号令する立場になる予定でしたが、献帝を迎え入れることは郭図・審配が反対した為実現せず、結果曹操が迎え入れ天下に号令する立場になりました。
 その後、袁紹が曹操との対決を強めると、早期決戦を諌め、豊かな華北の生産高を活かして、長期戦を行うことで戦わずして勝つ方法を献策しますが、これも袁紹が郭図の進言により、短期決戦を決めてしまいます。さらに郭図は沮授が持つ監軍の地位は権力が大きすぎると進言しにた為、その地位は沮授・郭図・淳干瓊に3分割されてしまいます。

 官渡の戦いでは敗戦による死を覚悟して、一族に財産を分け与えてから戦いに望みます。最初の白馬の戦いで顔良が起用されると、沮授は顔良は勇猛だが偏狭なので単独での使用を諌めますが聞き入れられず、結局顔良は荀攸の策に嵌って討ち取られてしまいます。これに対して更なる失態を続ける袁紹に講義する為、沮授は病気と称して軍権の辞退を申します。これに怒った袁紹は沮授から軍権を取り上げて、郭図に与えてしまいます。
 その後も沮授は曹操の食料不足を指摘して長期戦を訴えたり、淳干瓊が守る烏巣の増援など的確な進言をしますがそのすべてが受け入れられず、結果 袁紹は敗退し、沮授は捕虜となってしまいます。曹操は沮授と知り合いだったこともあり、またその能力を高く評価していたため、幕下に加わることを進めますが、あくまでも沮授は拒否し脱走まで図った為、曹操は惜しみつつも処刑しました。
 
 沮授は、呉の魯粛に似ています。その知力は主に先を見据えた戦略眼にあり、陣営の進むべく方向性を示します。こういったキャラは一番能力を決めるのが難しいです。すこし惜しまれるのですが政治・知力が4、武力は1として、監軍にもなっていますし、実際に軍隊も持っていますので統率も3と万能キャラにしてみました。
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