植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

1日目出展、2日目来場したゲームマーケットレポート

2017年12月04日 08時33分42秒 | ゲームシステム

植民地戦争+αです。はじめて2日間開催となったゲームマーケット。
私は1日目を一体型で出展し、2日目を一般来場してきました。
その両日のレポートになります。
出展側、来場側その両方を体験しましたので、より多くのことが伝わればと思います。


■1日目 出展■

開場前の様子です。
外では、来場者の皆様がまだか、まだかと待機列を作って並んでいる頃、出展者はそれぞれブースの設営を行います。
実はこれが結構大変で数あるサークルの中から来てもらうために、色々なPOPやディスプレイを事前に作り、それらを配置していくわけです。
うちのブースはこんな感じ。
扱っている商品が、今回は「神倭のくに」と2次選考まで残った「ローマの力」とその拡張「もっとローマの力を!」。
ディスプレイはしませんでしたが、「教授ヘアーサロンへようこそ。」「かる艦。」。
それとA.I.Lab.遊様の委託品「航海の時代 the DICE」です。
商品の種類が多いと中々全ての中身をお見せすることが難しく、いつもどうすれば良いか悩んでしまいます。
ごちゃごちゃしている感じがするのをいつも気にしているのですが、お客様が購入を判断されるにあたって中身が見れた方が良いだろうと、基本広げるようにしています。
そして、10:00になって開園です。
来場者の皆様は主に予約できなかった目当てのブースに買いに行かれる方が多いのだと思います。
うちは予約を行っているので、最初からはあまり来られないのですが、今回は予約できない委託品の「航海の時代 the DICE」を買われる方が来られ、暫くしてから予約品の引き取りの方がひっきりなしに来られる時間帯になります。
そして、試遊も始まります。
うちの試遊は、「神倭のくに」。
このゲーム、パーティーでワイワイと騒ぐよりも、じっくりと思考するタイプのゲームなのですが、遊ばれた人によっては、他のプレイヤーに先を越されて悔しがったり、サイコロの目で一喜一憂される方もいたりと、見た感じから楽しんで下さって、製作者としては本当に嬉しい限りでした。
この試遊が購入に繋がるかと言うと、当然お金が絡む話ですのでなかなか難しいのですが、それでも結構遊んで買ってくれる方がいます。
あと、試遊が始まると、それを見る方が居て、見て判断して買うって方も居られるので、試遊をしている状態にすると言うのはとても重要だと思っています。このゲームがどんなゲームで(ダイスワーカープレイスメントで)、何人で(2~4人で)、何分(20~40分)のゲームかは分かるようにしました。
それでも今回は常に試遊が行われていると言う訳にはいかず、合間合間が出てしまいました。
ここは次回、もっと対策が必要ですね。
あと、試遊された方も購入されたお客様もですが、女性と外国の方が凄い多かったです。
勿論、多いと言っても、男性客の方が多いのですが、目につくぐらいは女性も多かったです。
和風が題材だったと言うのもあったと思います。
これだけ女性客がいるのなら、今後、女性をターゲットにするのも良いのかもしれませんねぇ。
あと、「神倭のくに」を事前に通販してくださった岩手の方から、お土産を頂いてしましましたぁ。
とっても嬉しい!
いや、お菓子を頂いたこともあるのですが、頂ける身分になったことと、何よりも「神倭のくに」を小学生の娘さんと遊ばれており、娘さんは唯一女性の天照がお気に入りで、マッチョの素戔嗚とかお爺さんの宇迦之御魂は人気がないなんてお話を聞けたことです。
ゲーマーが作っているので、どうしても大神ボードは「効果」に目が行くのですが、キャラで選ばれることがあるのだと、目から鱗の情報でしたぁ。
 
そんなことで「神倭のくに」は、お陰様で土曜日 完売となりました。
ありがたやーありがたやー。
 

■2日目 来場■

これが朝 10:00ちょっと前の様子です。ずらーっと列が続いています。
私は、2日目 気張って購入するものはそんなになかったので、ギリギリ10:00に来て、あまり並ばずに、予約品の回収をしつつ、遊びまくり、楽しかったものを購入しようと言うつもりで来ました。

とは言いつつも、1つだけ気になっていた「塔とカタパルト」の当日売りを期待して、1番目にブースにお邪魔しますが、目の前で売り切れ。(*_*;

あまり並んでいる様子が無かったので、そもそも2日目の当日売りが少なかったのかも。

予約キャンセルが15時に出ると言うことで、また来ることにしました。

で、最初に購入したのはこちらの「MINI PARK」。

もともとタイル配置で公園を作るのは気になって、Webでチェックしていたのですが、ルールが全文出ている訳ではなかったし、試遊していない出展者さんなので、購入をかなり悩んだのですが、「塔とカタパルト」を逃したこともあり、つい情動買いで購入です。

データ
MINI PARK   

 
その後、一緒に来場している弟が可愛い絵柄と、和食と言うテーマが気になったと言う「おいしい和食」を試遊します。

データ
おいしい和食   

メカニクスは変則の神経衰弱。
お題カードに食材が描かれており、カードを表にしてお題に描かれている食材を集めていく仕組みです。
描かれていない食材や、描かれていてもダブってしまうとアウト。
 
普通、神経衰弱は2枚で組を作るのですが、そうじゃないところが新鮮です。
インストも簡単で、パーティープレイや家族で遊ぶのに向いていそうな感じでした。
(対象人数が3歳以上なんで家族をターゲット層にしているのですね。)
この後、ホビージャパンさんのブースで、「クマ牧場」を試遊。
こちらはネットで人気なのを横目で見ていて気になっていた作品です。
試遊が出来てラッキー!
 
このゲーム、メカニクスはタイル配置とバッティング。
自分の個人ボードにタイルを配置すると、配置状況によって次のタイルの種類が決まり、それを繰り返していきます。
どの様に隙間なく、そして次のタイルの獲得を考えながら配置するのがポイントです。
自分のタイル配置ばかり気にしていると、欲しいタイルを他のプレイヤーに持っていかれるので、他のプレイヤーが何を狙っているかなど、少しだけあたりを見渡す必要もあり、程よく少なめのインタラクションのデザインになっています。
ルールがとってもシンプルで、これだけ楽しいのには製作者として脱帽の面白さです。
 
唯一問題があるとすると、4人がベスト人数で、3人・2人と段々遊べなくなっていくこと。
それでやけにゲームを始める前に、インストしてくださった方が、4人になるように、人を集めてた訳だ。

データ
クマ牧場     

ここからはお昼までに時間が中途半端だったので、知り合いのサークルさんを中心に挨拶回りです。
TAGAMI GAMESさんの「ブタに神樹は癒やされて」
タガミさんはいつも圧倒的な画力で作品を作るので羨ましいです!
今回も、力の入った作品です。
 
ショーナンロケッティアズさんのブース。
見よ!この圧倒的なディスプレイを!!
新作の「ウサギの火星劇団」です。
ウサギの宝塚のテーマに、ぐるぐるとロンデルアクション、2人用短時間ゲーマーズゲームです。

データ
ウサギの火星劇団 

 
堀場工房さん、積みゲーの「みかんdeキャッと!」と、ウォーゲームの「PACIFIC GO」。
あと、私も楽しく読まさせていただきました「ゲーマー妻のユーウツ」、新作は「ねどこをねらえ!」です。
 
 
午後になって試遊を再開です。
イリクンデさんの「しまんちゅ」。
前から気になっていた南の島でのスローライフを楽しむゲーム。
楽しむというより、せっせと壺や、織物などを作っては、観光客に売ることで生計を立てる感じのゲームです。
物作り感がとってもワクワクします。激しさは無いのですが、後からじわじわと楽しさが来ます。
今日は短縮で遊んだので、今度じっくり遊びたいです。

データ
しまんちゅ    

 
イリクンデさんの新作は協力プレイの「ウサギのロストレガシー」

データ
ウサギのロストレガシー   

 
ちなみに、今回は Pubitさんとの共同出展で、Pubitさんの作品は「クレルソンと夜明けの展覧会」
ボードを配置して、絵を作るというかなり変わったゲームですが、遊んだことがあり、とっても楽しいです。
 
街コロでお馴染みのグランディングさんの新作「赤の国青の国」を遊びます。
2人対戦で、戦争を行って陣地を取り合うゲームです。
かなりジレジレする熱い戦いでカードも心も消耗します。

データ
赤の国青の国   

 
そして本日のメインイベント、楽々亭さんの「塔とカタパルト」
14時から試遊できるということで、その時間に行って試遊させてもらいます。
塔を作っていくのですが、カタパルトで壊す邪魔が入ると言うかなり乱暴なゲームかと思いきや、塔を建てるルールはかなりゲーマーズゲームですし、塔を倒すのは当たったらラッキーぐらいの確立なので、ゲームバランスがとっても良い!!
これは買いです! と言うことで、何とか15時の予約開放品を購入しました。

データ
塔とカタパルト  

 
この後、1作品を遊んで、2作品を見たりして、タイムアップ!
ゲームマーケット2日目が終了します。
 
随分と試遊とかして楽しんだ一日でした。
やっぱり来たからには遊んだ方が良いと思います。
遊ぶコツは、2人以上で来場すること。1人だとなかなか人が集まらないかも。
あとは、怖気づに「遊べますか?」と聞いてみること。
それから、卓が埋まっていることも多いので、目当ての試遊卓の他に、幾つか遊んでも良い試遊卓をチョイスしておいて、そこで時間を潰せるようにすることかなー。
 

ゲームマーケットが2日間開催になって、1日の来場者数は落ちたので混み具合は緩和されました。
その為か、試遊卓は比較的すんなり入れて遊べました。
逆に、出展側としては、両日出ないと販売と言う点では辛くなったのかなー。
いろいろとサークルさんに聞いてみると、総じて土曜の方が売れたらしいですが、日曜の売上もバカにならないぐらいはあったとも聞きます。
また、ライト層が増えましたが、それ以上にライトなゲームを作るサークルさんも増えています。
ライトなゲームを作るなら、その中でもさらにターゲットを絞っていく必要があるのかもしれません。
逆にゲーマー層なら固定ファンを作っていくなど、顧客の囲い込みが必要そうです。
新作ゲームコーナーを見ると本当に多くの新作が出されています。
これだけの新作の中で手に取ってもらうのは非常に大変なものになって来たとヒシヒシと感じます。
 
そんなことを思ったゲームマーケット2017秋でした。
 
 
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