植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

<ゲームレビュー>パレットどうぶつえん

2015年05月11日 21時22分20秒 | ゲームシステム
とてもかわいらしいデザインに反して、ゲームはとってもハードでゲーマー向きです。システムはワーカーラウンドで、自分の手番に選択肢の中から決められた行動を指定数選択して、より高い得点を目指すゲームです。数々ある動物は購入することでその能力を使えるようになりますが、能力使用の殆どには指定された色のコマが要りますので、コマのリソースマネージメントが不可欠です。
1ターン目の行動で、お金をどの様に使用し、どの動物を買い、その能力をいつ使う。その為にいつどの様にしてリソースを集めるのかを計画だてていくアグリコラのようなゲームです。
ランダム要素は一切無いので本当に思考回路はアグリコラです。なので、とてもハードなゲームです。

アグリコラが好きなプレイヤーならきっとハマると思います。アグリコラはワーカープレイスメントですが、パレットどうぶつえんにはプレイスが無いです。アグリコラはプレイスでバッティングすることでプレイヤー間の読み合いを発生させていますが、パレットどうぶつえんはどの動物を買うのと、リソースの獲得においてバッティングが発生します。リソースの獲得においては動物の能力で相手から奪える能力もあり、これで競い合う仕組みになっています。
なので、アグリコラと同じ思考回路でプレイできるものの、仕組み・システムが異なるので違った感じになるので、違うゲームと言う認識を強く持てます。ですから、アグリコラが好きな人にはオススメのゲームです。

まだ、2人プレイしかしていないのですが、2人だと動物の取り合いでバッティングし難いことや、リソースを相手から奪う状況になり難いことなどから、かなりソリティアになります。それでも相手が得点を伸ばしていくのを横目で見ながら、自分の動物園を上手く切り盛りして、得点を伸ばしていくのは十二分に楽しめます。きっと3人・4人で遊ぶとバッティングが多くなり、よいアグレッシブなゲームになるんだと思います。

また、カラフルなコンポーネントやかわいらしいタイルは遊んでいてそれだけで楽しいものです。その上、ボードや動物タイルはとても分厚く、コンポーネントもすばらしくかなりの良作です。
なお、ランダム要素が無いゲームの気になるところとして、絶対解が割り出せて、定石が出来てしまうと言う懸念は数回遊んだかぎりではまだ起きておらず、遊ぶたびに今度はどの動物を使ってみるか?と色々試せる状況です。

ちなみにイエローサブマリンで通販されていますので気になる方は是非!

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