植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

子供向け、樹ブロック

2013年11月10日 20時00分20秒 | 樹ブロック
樹ブロックは対象年齢を10才以上にしています。ブロックを積むゲームなんで6才でも積めるだろうと思って以前は6才以上にしていましたが、今年6月の秋葉原の青空個展の出展で、小さいお子さんに遊んでもらう機会があり、その結果6才児だとちょっと難しかったので10才に変更しています。

その後、矢上祭でも大勢の小さい子を相手にしました。やっぱり見た目が「積み木」ですので、「大人向け」とか「10才以上」と大きく貼りだしても、子供が興味を示して寄ってきます。
さすがに断りきれず、いろいろと遊ばせて見た結果です。
まず、3人とも小学校5年生(11才)と言うグループは子供だけでも問題なくメトロポール・パラソルが遊べました。ちゃんとこちらの教えるルールも理解して、最後はかなり真剣に積み、最後まで積みきってDSで記念写真を撮って帰っていきました。
小学校3年生(9才)ぐらいだと、グライヴィッツ・タワーは問題ないのですが、メトロポール・パラソルになるとちょっと難しい子も出て来ます。ルールは理解できるのですが、はみ出しながらバランスよく積むのが、どこにどう置けばよいのかまったく判らない子も居ます。
小学校1年生(7才)になると、ほぼパラソルは無理で、タワーも付きっきりでないと難しくなってきます。
小学生より下になると、自分の順番に積むと言うのが難しくなり、勝手がってにブロックを置きだします。


といった具合で、まあ10才以上というのは適当みたいでした。
あと、小さい子供って、動物の形のパズルに代表される型にはめ込むパズルを遊んでいるためか、樹ブロックを前にするとぴっちり隙間無く積むことを行うんですよね。

それで以前から気になっていた「ぴっちりと積むルール」を試してみました。ルールは簡単で全てのブロックの中から自由に選んで積んでいくのですが、「一番低いところにしか置けない」。そして「隙間が出来るように置いてはいけない」の2つだけ。
何度かルール違反の置き方をしようとした場合に、「そこに隙間があるよー!」とか「ここに置かないといけないよー!」と教えていくと、次第に覚えて中盤以降は特に教えなくても置いていきます。仕舞いには他の子に「そこは置けないよ!」とルールに従うことを言い出します。

勿論ルールが無くても、勝手がってにぴっちりと積むことは出来、最終的にはぴっちりと積み上がったブロックのビルが完成するのですが、「自分の手番にルールに従って積む」と言う行為は、面白さや集中力を生むのか最後まで真剣に積み出します。
ちょうど同時に、このルールで遊ばせたグループと、勝手に遊ばせたグループが居たのですが、如実にルールと言う縛りを受けた方が、真剣に最後までルールに従ってなんとか積みきろうと努力していました。

ルールって素晴らしい!

と言うことで、その後も何度か6才ぐらいの子供を相手に遊んだ樹ブロックの子供向け新ルールですが、問題なさそうですので、近いうちにちゃんとPDFにしてHPなどに公開したいなって思います。
その前に、プレ公開です。

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<準備>
 ・土台を逆さに置きます。通常だと3×3のマス目ですが、
  逆さに置くと4×4で置けるようになります。

 ・全てのブロックを出しておき、自由に選べるようにします

<開始>
 ・自分の手番に好きなブロックを1つとって台に置きます。

 ・4×4のマス目に揃えて、はみ出さないように置きます。
  (最初の数個はマス目がある訳は無いのですが、幾つか
   置くと4×4になります)

 ・一番低い個所を必ず1マスは埋めるようにします。

 ・ブロックを置いた際に、空き空間が出来ないようにします。
  置くブロックの形がぴっちりと既に置かれているところに
  ハマらないといけません。
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これだけです。一番低い個所に置くのと、隙間なく置いていかないといけないので、幾つかブロックを置いていくと、置けない形のブロックが出てきますので、置けそうなブロックを探しながら置くことになります。また、置く際の方向も重要になり、ブロックと置き場の形を認識しないといけなくなります。

大人が遊ぶ際は、自由にブロックを選べると面白くないので、すべてのブロックを袋に入れて、手の感触だけで置けそうなブロックを探して1つを取り出して置いていくと言うルールにすると白熱します。置けない形のブロックを引いたら、そのブロックはマイナス点としてゲーム終了時まで手元に置き、袋のブロックが無くなった時点でマイナス点を確認し合います。
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