ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

苦手意識からの解放

2014-01-05 09:08:00 | 身辺雑事

2日の日は、娘が近くのショッピングセンターに初売りセールに行きたいというのでダーリンと共につきあいました。


娘は孫の洋服が買いたいという。

娘のダンナは仕事。

じいちゃん、ばあちゃんは年齢のこともあり、ああいうところの人混みはとても耐えられない。

娘がいろいろ買い物をするためには、孫を見ていてもらう人が必要。

というわけで、私達に白羽の矢が立ったわけでございます。


孫は2歳。

幼い子どもの洋服なんてのはすぐに着られなくなってしまうから、なるべくセール時に可愛いものをお値打ちに手に入れたい、という気持ちもわからないではない。

そこで、

「いいよ。買い物してる間、私達が遊んでやってるわ。」という事になりました。

そのショッピングセンターは、ボールプールなど小さな子どもを遊ばせておくことができるちょっとしたレジャーランドのようなものが入っているので、私達がそれに付き合って目を配っていれば問題はないからです。

ショッピングセンターに着くと、こういうところが駆け回るのが大好きな孫はきゃっきゃっ走り回って大勢いるほかのお客さんたちにもぶつかったりして、もう目が離せないったらありゃしない。

子どものボールプールがある場所はショッピングセンターの中でも一番はずれの位置。

そこまでたどり着く間に娘はすでに、「あ、ちょっとこの店寄っていい?」とすたすたと店に入っていく。

そのときにも孫はおかまいなしに鏡にへばりついてみたり、タタターッと外へ駆け出していってしまったりする。


外へ駆け出していった孫を追いかけたら、ちょうどコンコースには休憩場所がしつらえてあるところであり、そこにはオブジェ風の椅子がありました。

椅子といっても、石のようなコンクリートを固めたみかん箱2つ分くらいの大きさのものがソラマメのような形で置いてあるだけ。

そしてそれは表面には赤やら青やら白やらビビッドな色が塗られて、ラッカーか何かで仕上げてあるのか、やけにつるつるしている。


孫はそれに腹ばいのまま飛び乗って少しするーっとすべるのをキャッキャッ言って楽しんでいる。

私は少しお尻をずいっと押してやって余計にすべるようにしてやりました。

するとまたキャハハハと言って楽しんでいる。

小さい子って、いったん気に入ったことは何回でも繰り返してやりたがりますよね。

赤のでやったら、またタタターッと走っていって今度は青ので同じことをやる。

青のでやったら白のでやる。

また戻ってきて赤のでまたやる。

そのたびに私は腹ばいになった孫が飛び乗った瞬間にお尻をちょいと押してすべらせてやっていました。

何回かそんなことを繰り返していたとき、事件は起きました。

ちょうど娘も店から私達はどこ?と探すようにして出てきたときのことです。

何回目かのキャハハ、スルーとすべる、をやっていたときのことです。

孫が腹ばいになって飛び乗り、私が少しお尻を押す。

すると、キャハハと喜ぶ声は聞こえず、数秒同じ態勢で固まっていたかと思うと、突然、火がついたように泣き出しました。


駆け寄ってきた娘が、

「あ、ヤバイ。やったかもしれん。」と孫を抱き上げ、

「こっちのお手手、グーしてごらん? できる? ちょっとグーしてみてごらん。」と言う。

でも孫は火がついたように泣くだけで、手は広げたまま。

出来ないのか、やりたくないのかよくわからない。

でも、心なしか薬指か小指が突き指してちょっと腫れてきたようにも見える。

娘が再び、

「あ~、これ折れてるか突き指しちゃったかも。すべるのを手でちょっと調整するっていうか止めようとして突いちゃったんだね、きっと。ヤバイなぁ。ショッピングやめて先に病院行っていい?」と言いました。

そのときにはちょっとトイレに行っていたダーリンもちょうど戻ってきて、

「どうした、どうした。」と心配そうに見つめます。

私は、

「うわ~、ごめんね、ごめんね。私が押したからだね。

確かこのショッピングセンターの上がメディカルモールになってたような記憶があるから、わたし、ちょっと見てくるね。ここで待ってて。」と言って、エスカレーターのあるほうへ駆け出しました。


このショッピングセンターはメディカルモールを作ることが最初計画にあったときのことは確実に覚えている。

そしてなかなか同時期にいろんな科目の医院が集まらなくて、物販のショップとは一緒の時期にオープンできなかったということも覚えている。

さて、問題はそのあと揃ってオープンすることができたのかどうかだけれど、上階に行ってみてみると、ない、ない・・

どうやら計画は頓挫したようで、医院はありませんでした。

ない、ということを早く伝えて外の病院を探さなくちゃ、と降りてくると娘が、

「あ、えっちゃん。大丈夫みたい。」と言いました。

見ると、孫はすでに泣き止んでおり、グーもできるようで、どうやらちょっと痛かったけど病院へ行くようなことはないみたい、ということでした。

娘もダーリンも冷静で、一瞬たりとも私は責められるようなことはなかったのですが、この一件で私はしゅんとしてしまいました。

しゅんとしたのは、自分が悪いことしたな、と思ったからではありません。

あ、もちろんそうは思ったけど、それが「悪いこと」だったのかどうかを判定する材料を持たない、というところに戸惑ってしまい、どうしたらいいかわからない、ということからしゅんとなったのです。

だって、あ、ミスったな、ということが自分でもわかるようなことをしでかしたなら次からは改めようもあるものの、2歳の子を遊ばせてやるのに、ちょいとすべるのを手助けする程度にお尻を押してやることが「あ~、私はなんてことをしてしまったんだろう。そりゃア、そんなことはしてはいけなかった。」ということなのかどうかもよくわからない。

わからないから、また「えっちゃん、この子、ちょっとみてて。」と言われたら、なんかかんか私はしでかすかもしれない。

だからとてもじゃないから、恐くて子どもを預かって面倒みる、なんてことは出来ないなあ、と思ったのです。

娘に聞くと孫はまだチ~ンと鼻をかむことはできないという。

けれど、ガラガラペッとうがいをすることはできるという。

それもよくわからん・・

私の感覚では、ガラガラペッのほうがよほど難しいような気がするが・・

うちの孫だけがチーンのほうが遅い、ということなのか、世間一般的に2歳の子にとって鼻をかむ、ということはまだ出来なくて当たり前のことなのか、それもよくわからん・・

そういうことを母になる人と同じように勉強して知ろうとも思わない。


大体私は自分が子どもを産んだことがないだけでなく、一人っ子でもあったので、自分自身が子どもの頃に少し年の離れた兄弟姉妹から学ぶ、ということがまったくなかったわけで、ほんとその点においては、2歳や3歳の子どもというのが何をしでかすのか、何はまだ出来ないのか、

「やだぁ、えっちゃん、そんなこと、あたりまえじゃないの。」と言われようが、まったく私には当たり前ではなく、そこんところの理解が難しいわけで・・

私があまりにも悲壮感あふれる様子をただよわせていたのか、娘とダーリンは、

「えっちゃんのせいじゃないから。」「あんまり気にするなよ。」と慰めてくれましたが、いくら慰められようが、もしやはりほんとうに孫が骨折ということにでもなっていたら、こりゃえらい騒動になっていたに違いありません。

彼らは「えっちゃんのせいじゃないから、気にしないで。」なんてことは言ってられないと思いますし、私もどう責任とっていいのやら、ということになっていますわね。

ま、しかし無事という事実はちょっとやそっとの杞憂や思考なぞ吹き飛ばしますね。

その後は何もなかったかのごとく、娘は希望どおりたっぷりと買い物をして、私達は帰路につきました。


その日はダーリンの実家で夕食をおよばれすることになっていたので、そのまま娘達といっしょに実家に行きました。(娘はダーリンの両親、つまり娘にとってはおじいちゃん、おばあちゃんと同居です。)

そこで夕食にはちょっと早かったので、皆でのんびりとテレビを見ていました。

おばあちゃんだけが準備におおわらわです。

私は一応「手伝いましょか。」とは声をかけるのですが、

「いいの、いーの。えっちゃんは座ってて。」といつも言われます。

義母は料理が上手で、供したときに皆に「ほーぉ!」と感嘆をあげさせたいタイプなので、私が手伝って事前にその料理の全貌を見てしまうということを避けさせたいのかなと思い、そういわれると私は素直にいつも何も手伝いません。

そうしているうちに孫は自分の家だとよそゆきの気持ちも脱いで、よけいにはしゃぎはじめました。

すると娘が、ソファのスプリングを利用して、

「いち、にぃ、のぉ、さん!」と孫を最後の3回目のときにすごく高くジャンプさせる遊びをはじめました。

孫が大好きの遊びのようで、「ひゃあ~う! ひゃっひゃあ!」と言って孫は大喜びです。

そのうち娘は疲れてきたのか、

「パパ、代わって。」と言いました。

それからはダーリンが同じことをやってあげていたのですが、やはり男の力は違うのか、娘がやっているのとは比べ物にならないくらい高く飛び上がります。

もう天井に頭を打ちそうなくらいです。

孫はもう大喜び。

いきなりダーリンの評価はぐんとうなぎのぼりに上がり、孫は、

「じいちゃん、じいちゃん。」と付いて回ってなつきだしていました。

現金なもんだわ、小さい子って。


そのうち、ダーリンもさすがに疲れてきて腰に来たのか、

「お~い、代わってくれ~」と私に言いました。

すると娘が、

「ばぁちゃんはしんどいからダメだって。大丈夫、私、もう回復したから。」と言って引き取りました。

私は別にしんどいなんて訴えてなかったけれど、娘の頭にはさすがにショッピングセンターでヘタこいた私に預けるのはまた何かあっては・・と懸念したんじゃないでしょうか。

考えてみれば、この日1日、私はあのソラマメ椅子でちょいと孫のお尻を押してやった以外には孫に触れていない。

助かった~

これで、家族全員の間には「あいつに孫をあずけるとマズイ・・」という共通認識が加わったので、私に孫をみていて、と言ってくることはないだろう。


これまで私はどうも小さい子の扱いには不慣れな上にもっと上手にコミュニケーションがとれるようになりたい、という希望もことさらなかったので、こうして「あの人はダメ。」という認識が皆に広まったら、助かったことに自分から進んで「あの、私は苦手だから。」とか断らなくても誰も頼まなくなる、という利点にあずかることができそうだわ。

おばあちゃん、という立場にある人は誰もが孫を抱っこしたがる、遊んでやりたがる、と思ってもらっちゃあ困るのよ。

ただただ当惑するのみで、どう扱ったらいいのかわからずおろおろするのみ、という人間もいるんだ、ということがわかってもらえて、そういう意味では今回の事件は私のダメさを印象づけるにこれ以上のことはありませんでした。

そういう意味では良かった、と言っておこう。

つまり、苦手意識から自然に解放されたわけですね。ブラボー。






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