ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

中国人の爆買いに思う

2015-02-27 09:01:47 | ニュース
中国の春節が終わって、日本での爆買いを終えた中国人の方がたがお帰りになったようですね。
ワイドショーやニュースなどで彼らの買い物のものすごさをご覧になった方もいらっしゃることでしょう。
実は私も今回初めて知りました。



約束の時間を大幅にオーバーしても買い物に夢中で集合時間に現れないとか、格安のエアラインを取っておきながら「海外旅行の手荷物は23㎏までOKのはずだろーが!」とすごむ人など(格安エアラインの場合は13㎏までらしいです。各社によって違うのかもしれませんが、たいていは通常より軽いものしか載せられなくて当たり前、だから格安なんですから。)、マナーの悪さなどに関する報道はこの際、ま、ちょっと置いておいて、と。
この中国人の爆買いの様子を見ていて、私は
「30年前くらいの日本人もこれに似たような感じではなかったかなぁ。」
とある種懐かしいような感慨を覚えました。
そして同時に、
「日本と言う国は完全に成熟期(衰退期と言い換えてもいいでしょう。)に入ったんだなぁ。」
とも。



私が初めて海外旅行に出かけたのは大学生のときでした。
それから20代のうちに何回くらい行ったかなぁ・・・。
5本の指では数えられないけれど、10本だと余るかなぁぐらい行ったかなぁ。
ま、要するに結果的には1年に1回ぐらいの割合で出かけた、ってことですね。
けれど行くたびに心のどこかにいつも
「海外旅行なんてこれが最後かもしれない。」
という特別感がありました。
そして行ったら行ったで、「しまった! あのときもっとあそこへ行っておけばよかった。」とか、「あれ、買っておけばよかった。」という後悔だけはしないようにと、できるだけスケジュールは詰め込み、お土産に使うお金も何万程度ではなく、10万以上は使ったと思います。



そう考えると日本を訪れる中国の人たちのことをとやかく言えるか?と思います。
彼らとて春節のたびごとに日本に来るわけではあるまい。
来年は欧米へ行こう、アフリカへでも行こうとか思っているかもしれない。
だから人生において日本に来ることなどそうそう何回もないかもしれないぞ、という切羽詰まった感じがあの爆買いに走らせるのではないか、と思うのです。
何十万と使っていくお金にしたところが、「中国は豊かになった。」というだけでは片づけられないものがあるような気がします。
もちろん、中国のお金持ちはほんとにものすごいお金持ちらしいですが、一般の庶民は何十万というお金を始終買い物に使えるほどではないのでは?と思うのです。
自分が20代のときに海外旅行に行くと、ボーナスが飛んでしまってもやっぱり10万以上の買い物をしてしまったことを考えると、彼らとて余裕ありまくりというわけではないけれど「今度いつ来られるかわからないから・・」ということで買っちゃうのではないかなぁ。



それと中国の春節というのがどれくらいすさまじいお祭りなのか知りませんが、30年前の日本だって「お正月」と言えばそんなものだったよなぁ、とも思います。
私はその頃、ある大手小売業に勤めていたわけですが、年末になると「下着のパック売り大セール」というのがたいていありました。
それがパカパカと面白いように売れるんです。
皆さん、家族全員の分をカートに山積みにしていましたよ。
日本国中、新年を迎えたとたんに新しい下着に替えていたんだと思います。
下着って確かに“捨てどき”に困りますよね・・
「こいつ、相当くたびれてきたなぁ。」とは思っても、「いや、捨てるほどではないぞ。もう少し着られるかなぁ。」なんて思ったりしてなかなか踏ん切りがつかない。(あたしだけ・・?)
今はもっと気軽に捨てられてるんでしょうけれども、昔は大事に着て、多少くたびれようが、「待ってなさい。お正月には新しいのに替えるから。」と言われていたんではないでしょうか。



外出着だって新調しました。
だから、昔の方がバーゲンにならない手前の12月に1回売れて、1月になってバーゲンになってからまた売れる、という2回山があったんではないかなぁ。
おせちも今はほとんど買うことのほうが多いけれど、昔は各家庭で気合をいれて作っていたと思うし。
何にせよ、人々の「お正月を迎える」という意気込みにはすさまじい熱気がありました。
人それぞれいろんな迎え方があるじゃ~ん、お正月が仕事の人もいるじゃ~ん、なんてことはなく、日本国民総1億人がただひたすらもうお正月を迎えるならそりゃあ、すべて改まらなくちゃいけないだろ、そういうもんだろ、という空気がありました。
それが今の中国なのかなぁ。



自分が海外旅行に行ったとき、現地の人たちの自分たちを見る眼が気になりました。
いったいどう思われてるんだろうな?って。
「このイエローモンキーめが。高度成長期か知らんが、金にあかせるような真似しやがって。」とか、
「文化ってものを知らない奴らだなぁ。何でもお金で買えると思っている。」とか、
「日本ではこんな小娘が(特に容姿的に子どものように見られていたでしょうから)こんなにお金を持ち歩いているのか!」などと思われているのかなぁ、なんてちょっと自分を卑下していました。(考えてみれば、お金を使うのに自分を卑下しなくちゃいけなかったなんて可哀想ですね。)
けれどもちろん面と向かって現地の人にそんなことを言われたことはないし、態度では判別がつかなかった。



けれど今、爆買いする中国人の人たちを見ていると当時のヨーロッパの人たちの日本人に対する気持ちとかがよぉくわかります。
上記に書いたような気持ちもなきにしもあらずだったことでしょう。
けれど一方的にバカにしているかと言えばそうでもなくて、
「ま・・ うちの国でお金を落としていってくれるのはありがたいし・・」とか、
「彼らも旅行に来て気が大きくなっているんだろう。」とか、
「楽しんでいるものを暖かく見てあげればいいじゃないか。」とか、
「ただ買い物ばかりではなくて、もう少しじっくりとうちの国の文化にも触れて行ってほしいなぁ。」とか、
まぁ、そんな色んな複雑な思いが巡っていたんだろうなぁ、と思えます。



そして1市民である私が、ニュースのちょっとした映像を見てそんなことを思うくらい日本という国の成長から成熟への流れというのは顕著なものがあるんだ、ということをまたしみじみと思いました。
さて、これから日本は自分たちの文化や伝統を本当に大切にしながらこの成熟期、あるいは衰退期を穏やかにやり過ごせるかどうなんでしょうね。







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