ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

恐いわ~

2013-07-26 09:12:00 | デジタル・インターネット

最近たま~にfacebookもUPするのですが、それにはスマホを持っていない私はiPadから行っています。

当初WiFi設定してあったはずなのに最近なんか遅いな~と思ったら、あれって時々、更新しないといけないんですね。

そのためには自分のiPadに設定したメールアドレスが必要になり、iPadを買ってから初めてメールボックスを開きました。

自分がどんなアドレス設定にしていたかさえ覚えていなかったので、それを確認するためです。

そうしたらびっくり!

1000件以上ものメールが入っているではありませんか。

そしてそのほとんどが「なりすまし」と呼ばれるタレントの名を語っての「寂しいから話し相手になってくれないか。」だの、援助交際を求めるものだの、いきなりのわけのわからない「当選決定」による何千万というお金あげます、だのというものばかりでした。


たまたま私は先日テレビで最近横行している詐欺の手口を紹介し、ひっかからないように、という番組をみていたばかりで、「へぇ、こんな新手の詐欺があるんだぁ。」と感心していたのですが、私には関係ない、と思っていたばかりでしたのでびっくりしてしまいました。
「私には関係のないことだ。」と思ったのは、私はこんな詐欺には引っかからないから大丈夫だよ、と思ったということではありません。

むしろいざとなれば、わたし、引っかかりやすいタイプかもしれません・・

まず疑ってかかる、という姿勢でコトに臨まないものですから・・

では何をもって「私には関係ない」と思っていたのか、と言うとそういうメールが送られてくる人というのは、何かしら本人に「あ、ひょっとしたらあのときのことが元でこういうことになっているのかな。」という心当たりがある方ばかりだと思っていたのです。

“心当たり”というのが、自ら怪しいところにアクセスした経歴がある、ということではありません。

けれど見知らぬ誰かの「友達リクエスト」を3人以上「承認」したとか(これもこの前知ったばかりなんですが、「基本データ」を載せていない知らない人を3人承認すると自分のデータが流出してしまうだか、自分のアドレスが消えてしまうだか、なんだかおかしなことになる場合があるらしいです。)、「無料なんとか」というようなサイトに自分のアドレスやら生年月日やらの個人情報を打ち込んだ経験があるとか、そんな心当たりのある人ばかりだろうと思っていたのです。
ひいては、自分の心がけ次第でこういう犯罪から身を守る方法はある、と思っていたのでした。

ヘンな詐欺に引っかからないようにするためにさらに未然にそういうことを防ぐようにしなくちゃ、と思っていました。

けれど、私がiPadをこれまでに使ったことがあるのは、facebookとアップルストアで無料配信しているちょっとしたゲームくらい。

メール機能なんて全く使っていませんでした。

事実、1000件以上入っているメールのすべてに私の友人や知り合いからのものはなく、「あれまぁ! このメールを見逃していたのか。」というものは何もありませんでした。


しかし、それらのメールを1件も開けてなかったというのは、私にとっては幸いだったようです。

知っていたら、そのしつこさに1度くらいなんか返信しちゃってたかも・・

いまだにボックス開いて中見てませんけれど、タイトルだけでも恐い、恐い。

援交みたいなヤツなんて、「突然ですが・・」から始まって、「私はIT企業の社長です。」という自分のプロフィール紹介(たいてい何かの社長だった。)、「返信がないのはどういうことですか。」となり、「メールまだ見てないんですか? 見ているなら、空メールでも結構ですから返信だけでもください。」「もうあきらめます・・」となり、あきらめてくれたか、と思いきや、「それでもどうしても返信自体がないということに納得がいかないので、もうあなたのことはあきらめますが、見なかった理由だけでも教えてもらえませんか?」と延々とつづく。

この自分勝手で、蛇のような粘っこさにぞっとします。

これが特定の個人ではなく、なにか個人情報をかすめとるための詐欺会社が作成している文面だと思うとよけいに恐いわ。

勝手にお金あげます、というヤツなんて最後には、「あなたのためにこのお金を銀行の貸金庫を借りてまで保管しているのに、その貸金庫代を請求しますよ。」となり、実際に「請求」というメールまで来ている!


こういうものをすべて無視してきても今の私の身になんにも起こっていないということは、ぜぇ~んぶ、そういうものは無視していいんだ、という証拠でもありますが、知らずに能天気に幸せでいた私と、実際に自分のメールボックスにこんなにも迷惑メールが来ていると知った今の私とでは、何かしら私自身を含めての身辺が汚れてしまったようないや~な感じが残ります。

実際、わたし、リアルタイムでこのメールを読んでいたとしたら、「請求。」なんてメールを見たら、市の市民相談とかに「これ、どうしたらいいんでしょう?」なんて行動を起こしていたかもしれないし。

iPad
のメールボックスを開けてみてこんなことになっていたのを確認した私は、いかにこういうメールが防ぎようがないものかを身をもって知ったのでした。

マスコミでもさんざ「気をつけましょう!」と言っているけれど、どうやって気をつければいいっていうの?

今回の私だって、facebookしてる程度のことで(それもせっせとやってるほどでもなんでもないのに)、こんなメールが入っちゃってるわけでしょ。

防ぎようがないじゃん。(ちなみにヤフーのメールアドレスやPCのメールアドレスにはこういうヘンな迷惑メールは今のところ1件も来たことがなかったのです。)

ヘンなメールが来ても気にかけなかったり、返信しなければ何も始まらないのかもしれないけれど、自分のメールボックスにそんなヘンなメールが来ている、ってことだけでも気分が悪い。

しかも、自分の個人情報がどこまでどの程度漏れているのかもわからない、っていう恐怖。

先日のテレビ番組では、「日本人は詐欺にかかりやすい。」と言っていて、それは「日本には恥の文化があるからだ。」と解説していました。

自分のほうにも「私がしっかりしていなかったからだ。」とか少しでも反省点があると、日本人は詐欺にひっかかってもそれが何千円とか数万円程度のものだと警察に届け出たり、周囲の他人にも打ち明けない、という人が圧倒的に多いんだそうです。

まず、そこからですよね。

あなたも私も、何にも悪くない!

詐欺の餌食になるようなことを反省しなくてはならないようなことは何もない!

そう腹をくくりましょう。

今回の私だって、「もともとデジタルに弱いクセに中途半端に手を出すからそういうことになるんだよ。やるならやるでもっと勉強して自分からネットのことを知るようにしないと。」と言われたら、確かにぐぅの音もでないわけです。

だけど、そのせいで詐欺の餌食になったとき、「自分の方が悪いんだ・・」と思わなくちゃいけないようなことなんでしょうか。

いろいろと友人からは「毎日何百通、何千通とへんなメール入るよ。」とは聞いていたものの、自分の身にそういうことが起こらないので、私のように自分からどこかにアクセスするということが少ない者には関係ないな、と思っていたわけですけれど、それ自体が大きな間違いだったわけですし。


それにしてもみんな強いなぁ。

こういうメールが毎日毎日入ってもしゃんとしていられるなんて。

尊敬しちゃいます。






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