ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

カウンセリングでもいいか・・・

2014-07-10 09:04:00 | コンサルテーションとカウンセリング

 

先日セッションにお越しいただいたお客さまは、リピーターの方でもあったことと、彼女がいまどんな渦中にある方かということはわかっていたということもあり、お越しいただき、

 

「どうぞ、おかけください。」と椅子に腰をおろしていただいた瞬間から、お話が始まってしまいました。



こういうことは決して初めての経験ではありません。

 

最初の頃は(ありゃ、どうしようかしら・・)と思っていましたが、あるときシェアリングデーに参加したティーチャーが、

 

「クライアントがどういう話をされても、それは結局最後にはボトルに、色の話に帰ってくることが大切よ。」

 

とおっしゃり、「なるほど! そうすればそれが雑談に過ぎずそこから何も生まれるわけではない話だったということではなく、意味のあることだった、こうして色を見てもちゃんとそれが現れているでしょう、と確認してもらうことができるわけだ。」と腑に落ち、

 

「そうですね。それはお選びになったこのボトルの下層の色にもあらわれていますよね。」

 

と話して差し上げることができる、と思いました。

そうしてボトルの話に戻ってこなければ、なんのためのオーラソーマのコンサルテーションなのか? 雑談をしにきたはずではなかろう? ということだとも思いましたし。

 




ですからこんなとき今までの私なら、

 

「あ、ちょっと待ってください。

 

まずはボトルを選んでもらいましょうか。」

 

と言うはずでした。

 

しかしなぜだかこのときにはこのお客さまの話をさえぎってそう言う気持ちにはなれなかったのです。

 

(ま、そういう気になれないのなら、それならそれでよしとしよっか。)と思い、続けて話をふんふんと聞いていました。



聞いているうちに私はごく自然に友人の話を聞いているときかのように、

 

「え~、それは私なら、そのときこうするだろうな。」とか、

 

「じゃ、今度こう聞いてみたら?」などと言っていました。

 

通常、コンサルテーションではプラクティショナーは絶対にこういうことは言いません。

 

ジャッジするようなこと、示唆するようなこと、こちらから提案をするようなこと、そういうことはしないはずです。

 

それはオーラソーマが「すべての答えはクライアント自身のなかにある。」ということに基づいているためです。

 

万が一、オーラソーマではこういうことは言わないな、ということをどうしても言いたくなった場合は、

 

「これはオーラソーマとは少し離れるけれどね・・」とか、

 

「オーラソーマは少し横へ置いておいて、私の意見だけれど・・」とか必ず前置きをします。



でもなぜかこのときはそういうことも一切取っ払ってしまって、ふと気付くと自分の“地”を出してしゃべっていたのでした。

 

それは私が、「まだボトルを選んでもらっておらず、コンサルテーションは始まっていない。」と思っているからにほかなりません。

 

けれど本当はボトルを選ぶ前であろうとお客様とオーラソーマのプラクティショナーという立場で対面している限りはそうするべきではなかったかもしれません。

 

それでもこのときはなぜかこれでいい、と思ったのでした。

 




というのは、クライアントにはいろんなタイプの方がいらっしゃいますが、このお客さまはなぜかボトルを前にしてリーディングが始まると、それからは一切と言っていいほど、ご自分からお話されない方なんです。

 

途中で、

 

「ここまで聞いて、何か心に浮かんでいることはありますか?」とか、

 

「・・・というメッセージがこのボトルにはあるんだ、と今聞いて、どんな気がしましたか?」とか振ってみるのですが、ほんの一言、

 

「そうですね、その通りだと思います。」とか、

 

「ハイ、心当たりはあります。」とかお話になるだけであまり続きません。

 

決して極端に人見知りとか、口数が少ないタイプでもないと思うんです。

 

こうしてご自分からお話になるときにはご自身のことを話されるので。

 

けれど、いったんボトルと向き合うと真剣になるがゆえなのか、そこからは私の方がほとんどリーディングで費やすべき時間だと思っておられるのか、あまり話されない。

 

だから私は彼女が饒舌に自分を語られるのをそのままにして見ていました。



ふと気付き、(これが単なる雑談ではなくもうセッションが始まっているのだ、という意識がこのお客さまのなかにもあるのならこれは、コンサルテーションではなくて、カウンセリングではないか・・?)と思いました。

 

こちらから「こうしたら?」「ああしたら?」という提案やヒントを述べるのはカウンセリングですよね。

 

これは、オーラソーマではない、軌道修正しなくては、と思う自分ともうひとりの、ま、いいじゃないか、時にはこれも・・と思う自分とがせめぎ合っている。

 




後者の自分をなぜよし、とする気持ちもあるかと言うと、その方は「私を選んで些々羅というサロンに来てくださっている」からです。

 

オーラソーマが平板な、誰がしゃべっても判で押したようなボトルのメッセージを伝えるだけのものであるなら、それこそネットで行われているお試しの「無料診断」のように、

 

「ハイ、4本選ばれましたね。

 

これから1本ずつその意味をお伝えしますね。

 

まず、はい、1本目。

 

それはこういう意味です。」

 

と紙に書いたものをお渡ししたっていい、ということになります。(実際、私はどこかでそれを推奨しているティーチャーがいると聞いたことがあります。コンサルテーションでは、自分の言葉でしゃべらずにノートを見て、紙に書かれたボトルのメッセージを話しなさい。そのほうがブレがなく、主観が入らないから、と。そんなロボットみたいなコンサルテーションは私は受ける気にはなれないな、と思いますけれど。)



誰から聞いても同じになるボトルのメッセージを聞きたいのではなく、「私の言葉」となったものを聞きたくていらっしゃるお客さまがいらっしゃる限り、私は多少、“わたし”を出してもいいのでは、と思う自分もいます。

 

ただ、完全にカウンセリングになってしまうとそれはオーラソーマではないから、ということで許されないと思いますけれども。

 

要は自制心とバランスを失わないことですね。

 

きっと私が感じたことは、全国のプラクティショナーの方々が1度は感じたことではないでしょうか。

 

そしてみなさんがそれぞれの自制心とバランスで日々こうだったかな、、ああだったかな、という逡巡のもとにコンサルテーションを行っていらっしゃるのでしょうね。

 




そうして話すことは全部話したな、と落ち着いた様子のお客さまは、それからおもむろにボトルをお選びになり、そこからはいつものように比較的寡黙な方に戻られたのでした。

 

(ま、ときにはこういうのもありでいいか。)と私は思っていました。

 

 

 

 

 

 

 

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