ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

村祭りの存続

2009-11-19 08:33:00 | まち歩き

この前の日曜日は、加茂郡富加に行ってきました。

富加とは、関市を少しばかり更に北にのぼったところです。

どうしてそこへ行くことになったか、というとおなじみオーラソーマ仲間のちーちゃんが、イベントを実施したからです。

1軒の喫茶店のなかで今回はちーちゃんはエンジェルカードでのイベントだそうです。

さっそく出かけようかな、という直前にちーちゃんからメールが入りました。

「えっちゃん、富加は昨日、今日と役場で産業祭が開催されてすごい人出です。

気をつけてお越し下さい。」とのことでした。

行ってみると確かにすごい人!

朝からどこからうじゃうじゃとこんなに人が湧いて出たの、というくらいの老若男女がひしめいている。


役場は駐車場をつぶして産業祭をやっているので、駐車場が少なく、半径500メートル四方は路肩という路肩に車がとめっぱなし。

ようやくその喫茶店にたどりつくと、その喫茶店の前でも野菜やらお好み焼きやらいろんなものを戸板商売で売っていました。

中に入ると、喫茶店というより完全なブティック状態。

私はてっきり、広い喫茶店の一角でちーちゃんがイベントをやらせてもらうのかな、と思っていたくらいだったのですがその日は喫茶は完全休業で、椅子やテーブルも片付けてしまい、洋服やらアクセサリーやらを売っていました。

そして、ちょうどいい感じに別室になっている部分があり、そこはちーちゃんのための独壇場。

そこだけはエンジェルの雰囲気いっぱいに隔離されていました。

私は着いたらゆっくりとコーヒーでも飲みながら、ちーちゃんとおしゃべりできるわ、と思っていたのに当てが外れてしまいました。

ちーちゃんいわく、

「町をあげてのお祭りだから、役場の方からも協力要請みたいなのが来るらしいよ。ここの喫茶店の人もいやいやちょこっとだけ協力するくらいなら、もういっそ割り切って、今日は喫茶店は閉店にしちゃってお祭りのための提供だけにしちゃえ、ってことらしいわ。」とのこと。


へぇ~

田舎ってこういうところがいいところでもあり、大変なところでもあるんだなぁ、としみじみ思いました。

「町をあげて」とか「みんなで協力して」っていうのはいいことだけれど、どうしても全員同じ利害一致ではない。

そこで各自がいろんな自分の立場や主張を訴えると、「めんどくさい。もうやめちまえ。いっそ何にもやらない方がすっきりしていいわ。」ということになっていくと思うんですよね。それが昂じると隣の人は何をやっている人かも知らない、という都会の姿となっていくんだと思うんですが、田舎は自分の立場や主張があっても、こらえることが当たり前、という風潮が根付いている。

「困ったときはお互いさま」とは本来「困ったときは助け合いましょ」という意味ですが、これは「困ってもお互いさまなんだから多少のことは我慢しろ」でもあるんだね。

これが本当に“多少のことは”のうちはいいんですが、だんだん積もり積もってくると「もう我慢ならない!」になっちゃうから、そうならないうちにそんなストレスを発散させてあげるのが年に1度とか2度とかのお祭りだったんでしょう。

それが、今はある程度みんな豊かで、農業じゃなくて商売でお店をやっている人なんかにとっては、そのお祭りの存在自体が、我慢することになっちゃってる。

実に難しいですね、この兼ね合いが。


だって、この日だって私はほんとはコーヒー飲みたかったんです。

ここの喫茶店がやっていないのなら、ほかには・・と辺りを見回してみましたがな~んもない。

ちーちゃんに聞くと、「うん、このあたりは何にもないよ。私たちもみんな、家から水筒にお茶入れて持ってきてるの。」とのこと。


そりゃあ、自販機くらいはあるんだけれど、これだけの人出だもの。

ほんとうはこの喫茶店だって、本来の喫茶のまま営業していたほうが、よほどちょっとどれ一休み、を求める人ではやると思うんだよね。

でも、自分の利益をすてて、お祭りに参加している。

なんとかそれぞれの利害が“多少のこと”どまりのままメンテナンスしていただいて、こういった地元に根付くお祭りは続けてもらいたいものです。


だって、どれも飛びぬけてお値打ちで良さげなものばかりなんですもん!

こういうお祭りが大好きな私とちーちゃんは、どれどれとそちらの役場の産業祭のほうばかりをうろついて、いっぱい買い物しちゃいました。

さんまの干物、すずきの干物(めずらしい!)、カマスの干物(これだけ買ったら、おまけにみりん干しをくれました)、焼きそば、明宝ハムのねじねじ巻き巻き焼きソーセージ、へぼ飯(蜂の子を炊き込んだごはんです)、マツタケご飯、地元のしょうゆ1升瓶入りを2本、地酒、ほうれんそう、サトイモ、愛宕梨(すんごく大きいの!)、スカート、スカーフ・・・

これだけ買っても1万円していない。

しごく満足の私は、早速この戦利品でお昼をつくってダーリンに食べさせるために家路を急いだのでした。



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