団塊的“It's me”

喜寿老(きじゅろう77歳)の道草随筆 月・水・金の週と火・木の週交互に投稿。土日祭日休み

新年の誓い

2018年01月02日 | Weblog

①     日課の履行

②     会話重視

③     よそ者の貫徹

①      2018年を美しい初日の出で迎えた。と言っても暖かい家の中でテレビの画面であったのだが。テレビの特番で日本各地の日の出を実況中継で見せてくれる。ヘリコプター、ドローンまで駆使して中々の見ごたえある日の出だった。今までは実際に日の出を見ていたが、最近不整脈が出るので、外の寒気になるべく接しないように気をつけている。そんな私に4Kとやらの更に美しい画面を提供してくれる技術のおかげで、わざわざ寒い思いをしなくても済ませてくれる。

 2018年も昨年同様に日課を繰り返していきたい。毎日同じ事を繰り返していると、頭がボケてきていても、体が動いて記憶をカバーしてくれる。歳をとると時間の経過が早く感じるというが、同じ時間に同じことをしていると、その感覚からは解放される。小学生のころあれほどやらなければならないことからあれこれ口実を見つけて逃げ出した三日坊主が、古稀を迎え毎日の日課をひとつ一つ丁寧に片づけてゆく。

②      最近目が疲れやすい。テレビも読書も以前ほどの時間をあてられない。会話を楽しむ。残念ながら話すことには、問題が生じている。言葉がなかなか見つからない。だから聞く。耳にも問題がある。おそらく目も耳もその機能をつかさどる部位の老化であろう。どんな機械だって70年も使えば問題が生じる。だから気にしないようにしている。妻は補聴器をつけるよう進言する。簡易増幅器を買った。耳が遠いと便利なこともある。聞きたくないことと聞きたいことの分別ができる。最近その切り替えが他の機能低下に反して新幹線並みに早くなった。

 妻と結婚したいと思った一つの理由は、この人となら一生話していたい、だった。残された日々がどれほどあるかはわからない。できるだけたくさんのことを正直に話し合いたいと願っている。話せない分は、ブログと日記でカバーしたい。

 交際する友人の数も年々減り続けている。嘆くまい。今目の前にいる妻、時々訪ねてくれる友を大切にする。会話を深める。私はきちんと話ができない分、料理にメッセージを込める。御馳走するために食材を求めて、あちこち歩きまわる。店になければ、ネット通販で購入する。便利な時代である。日程に合わせて受け取り日と時間を指定できる。どんなレシピの材料も今ではほとんど手に入れることができる。料理でもてなし、酒を勧め、友から聴きたい教えを、情報を、意見を手に入れる。

③      私は『よそ者』と言われるのを最初は抵抗を感じた。でも今は自ら『よそ者』でいたいと願っている。『よそ者』とは『変わり者』の別称かもしれない。私はあえて『よそ者』でいたい。思えばカナダでもネパールでもセネガルでもユーゴスラビアでもチュニジアでもサハリンでも、政治からも宗教からも組織からも『よそ者』であった。

 『よそ者』として今年も磨きをかけていきたい。

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