団塊的“It's me”

喜寿老(きじゅろう77歳)の道草随筆 月・水・金の週と火・木の週交互に投稿。土日祭日休み

正月の楽しみ

2018年01月04日 | Weblog

①     静寂

②     スポーツ観戦

③     新調

①      今年も夫婦二人だけの静かな新年を迎えた。私の長男も長女も結婚した配偶者の実家で年を越す。何かの記事に夫の実家で正月を過ごすか、妻の実家で過ごすか、のアンケート特集があった。私の子どもたちは、それぞれ配偶者の実家を選んだ。理由は簡単である。彼らの配偶者の実家には、日本古来の正月があるからだ。我が家では、餅つきもなければ『紅白歌合戦』も観ない。

 今年も静かな正月だった。1月2日の午後、妻が突然「人!」と言って、北側の窓を指さした。とっさに思ったのは、猿が横切ったのかな、だった。私は正月そうそう猿のお出ましか、と舌打ちした。妻が窓際に行った。臆病なようで肝が座っている。「自転車おじさんの孫たちが玄関前でバトミントンをしていて、シャトルが軒の植え込みに上がってしまい、それを取りに来たみたい」と解説してくれた。この集合住宅は、1階がホールになっていて、2階から6階までが住居になっている。一階のホールは、北側にせり出しがあり、そこは植え込みがある。

 自転車おじさんとは、集合住宅に4,5年前夫婦で越してきた人である。なぜ自転車おじさんと言うのか。それは、ほぼ毎日雨の日も晴れの日も集合住宅の正面玄関から玄関ホールを自転車で横切って裏の駐車場にある自転車の駐輪場へ行く。以前管理組合の総会で玄関ホールへの自転車の持ち込みをしないように決めた。その後も自転車おじさんもその妻も、何もなかったように自転車の持ち込みを続けた。他にも自転車を持つ家庭はある。皆、駐車場のシャッターをリモコンで開閉して自転車を自動車同様出し入れしている。どこの集合住宅にも住宅地にもやりたい放題の問題を起こす人はいるようだ。

 今回、自転車おじさんの孫が、我が家の窓の前を通過したのは、大きな問題である。なぜなら防犯上その軒先に上がるには、梯子をかけなければ上がれない。造園会社や消毒業者が作業するときは、梯子や足場が必要なのだ。自転車おじさんの孫が、簡単に上がってきたということは、どこかに抜け道があるに違いない。自転車おじさんにしても孫たちにしても迷惑という概念が欠如しているが、おかげで防犯上の盲点を発見できた。さっそく管理会社へ報告することにした。

②      正月のテレビ番組の多くは、悲しくなるぐらいつまらない。それを忘れさせてくれるのがスポーツ中継である。サッカー、ラグビー、駅伝など若者の熱い戦いの観戦が楽しみである。正月という独特の静けさの中で、ただ観戦に身をおける平和がありがたい。

③      子どものころ、正月元旦に母から新しい下着一式が子どもの枕元に置かれていた。おそらく新しい下着は正月だけにもらえた。小学校の体重検査で下着だけになるのが恥ずかしかった。正月に新調してもらったパンツは真っ白で輝いていた。

 新年を迎え、去年で書き終えた3年日記が新しい3年日記になった。新調って気持ちいい!

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