備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

出会いのパスタ?

2017-03-13 22:08:26 | 料理・食材


季節の変わり目。出会いの季節。
名残と走り……、うん、食材の話。

先日、「普段のイケイケドンドン料理を反省して、少し丁寧かつ小奇麗に作るかな……」と思い立つ。

子供達のリクエストにより、お題はパスタである。
食材は、鴨、蕪、菜の花など冷蔵庫にご在宅中のメンバーで。なんとなく季節の変わり目っぽいなぁ。


本日の料理名は『出会いのパスタ』だな。(既にテキトー)


蕪。
名残りの食材。よく洗って皮付きのまま鶏がらスープで火を通す。


鴨の抱き身
名残り惜しい食材。形を整えてラップに包んで完全防水でお湯の中へ。冷めたら脂側だけに胡椒をまぶしてフライパンで焼き付ける。
パストラミっぽい何かはである。(写真は忘れた)

菜の花。(チンゲンサイの菜の花)
春の走りですなぁ。パスタを茹でている鍋に引き上げ20秒前に投入してパスタと一緒にザルへ移す。
ザルに移した後は、そのまま蒸らすが如く・・・・・・放置。(写真は忘れた)


さてさて、役者は揃った。
ひとつづつ調理したものを最後にあわせていこう。煮物料理なら『焚き合わせ』ってとこだな。


フライパンの中であわせよう。フライパンに『アーリオ・オーリオ』の要領で、オリーブオイル、ニンニクを投入して香りを出す。要は『ぺペロンチーノの赤唐辛子抜き』。
ここに『ままチョビ(ままかりのアンチョビフィレ風)』も刻んで投入。

ふとタコがご在宅中なのをお見かけしたのでご一緒に。

完全にヒラメキであるが、タコが縮まないように少し温度を落とそうか……。

パスタを入れる。
むっ、油が少なかった! いや、パスタが多い……。ヤバイ! 緊急事態発生~~~~~~。

この場合、よくやる方法。但し我流。
油の追加ではなくマヨネーズを入れる。徐々に加熱されるようにパスタの上に掛けるのがポイント。鍋肌に直接触れさせるとエグさが出る。入れ過ぎ注意。
そして、このまま混ぜるとモッタリとした食感と味になるので、中和させる為にレモン汁を入れる。多目でも大丈夫。
するとマヨネーズによる油の追加と同時にコクが出て、レモンの爽やかさで味が立つ。
最後に極微量の醤油。味の奥のほうにあって気付かないぐらいで良い。醤油が入ると味を丸くするというか全体を繋ぐ感じがする。たぶん……。

決して、マヨラーではないけれど、なかなか有効な応急処置である。


ん~~~~~~? 丁寧な料理は何処に行った? 完全にエマージェンシーな料理じゃないか。

どうもタコのあたりから予定が狂ったなぁ。.....( ˘•ω•˘ ).。oஇ


ともあれ『タコと菜の花のパスタ』が出来た。蕪と鴨をトッピング。最初の料理名『出会いのナンチャラ』は忘れた事に……。

細君に「見掛けは良いね」と、多分(?)お褒めの言葉を頂く。

当初の目的『小奇麗』はクリア出来たか……。(ここで経験上「味はどないやねん?」などと口走ってはいけない。家庭平和の為、お口はチャック)


赤ワインを添えて、ハイ、自画自賛。 Ψ(`∀´)Ψ


デザートは『ベリーのタルト』を。知り合いの店のもの。

目が醒める酸っぱさ。レモンより酸っぱいけれど美味しい。

デザートに助けられて、本日は好評にて終了。


それにしてもプロの料理人って凄いなぁ。
安定しない自然の食材を相手に、日々安定させた料理に仕上げるスキルとセンス。
家の料理は、たまにホームラン打てば少々の失敗は許してもらえるけどねぇ。


いやはや。また頑張ろう! (←仕事、頑張れ! 自分)















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カモ半襟

2017-03-02 14:48:16 | Weblog


過日の事。
カモフラージュ柄の角帯を入手した。しかし、これだけを締めても面白くないので半襟をカモフラージュ柄にする事にした。
半襟は、いわば布きれである。長着(着物)の下の襟元だけに柄が見えるもので、襟の汚れ防止と色目の変化をつける。
ちなみに、これを着る日は山間の温泉地『湯郷温泉』にお出掛けであって「ジビエがお目見えするかも…」という事でチョイスしました。ミリタリー調狙いではございません。


日常的に着物を着る方にとっては、なんて事ない半襟付けであるが、田舎暮らしの男モノとなると少々ハードルは高くなる。
まず、製品として売っている半襟は圧倒的に女性物であって男物は僅か。しかも柄モノ……。それ故、半襟そのものを探す事は最初から放棄した。
となれば、いつも通り。

「売ってなければ、作ればいいじゃない」


いそいそと最寄(25km先)の手芸屋さんへ出向く。生地を探すが、薄くても透けないものとなると無い。
デニム地にプリントされたものがあった。やや薄いデニムながら縫うのは苦労しそう。しかし、まだ寒い時期なら厚みがあっても良いだろうと判断して、最小単位100cmを購入する。
半襟のサイズは襟を包み込むだけなので、概ね15cm×100cmもあれば良い。

一緒に、針と糸も購入しようとするが、あまりにも用途別になっていて、果たして何が適当なのかサッパリ判らない。

店員のお姉さんに先ほどの布を見せてお伺い。最終的に色で決定。

さて、裁断。15cm幅で布を切る。
実は、やきもん屋は布を切るのは得意。桐箱に付帯する布を切る事は、弟子の頃からやっているので裁断キャリアは長い。ただし直線に限るが。

長さ





短辺側を少し折って、ザーーーーと縫う。ほつれ防止である。

裁縫キャリアは、裁縫仕事シーンが多い最近の朝ドラを見ている程度である。うむ。久し振りだ。
我が秘技『なみ縫い』が小学校の宿題以来に炸裂するぜ。お手のもの……ではないが、なんとかなった。

あとは長襦袢と半襟の中心を合わせて縫い付けるだけ。簡単。
出来上がりを考慮して見える側を先に縫ってしまう。問題が出れば裏側で誤魔化そう。これぞ大人の知恵であるな。

長辺を折り返しつつ、マチ針を打ちまくって……。う~~む、マチ針の打つ方向もあるのだろうが……知らぬッ。
怪我をしない事が最優先。我流上等。いざっ!
なんとかなった。

まぁ、布を軽く縫い付ける程度の事であって、大騒ぎするようなことではない。
なんとかなる。いや、なんとかしたっ。 Ψ(`∀´)Ψ


さて、写真は撮り忘れたので、全体写真を。

「やきもん屋を探せ」状態で失礼をば。
この日は、着物にショートブーツだったので靴下着用。以前に見つけていたカモフラージュ柄である。


それにしても今の『男着物』って柄が楽しくない。せめて帯ぐらいはファッションとしての『遊び』が欲しい。
もっとも自分には、従来から着物業界で言われている『裏勝り(うらまさり=裏地に凝る)』の趣味は無いし、気兼ねするほどナイスな高級品も不要なので業界的にニッチな対象なのかも。
自分の想定がイレギュラーかも知れないが、普段着~お出掛け対応ぐらいで丁度良い。洋服でいえば、普段着~スーツぐらい。
一番多いのは、『チノパン、ボタンフライシャツ、ブレザー』のややカジュアル・テイストなので、それと同格ぐらいで色柄や素材に洒落っ気のある和装が希望なんだけどなぁ。

街中に住んでいれば、需要も供給もあるのだろうが、山暮らしではなかなか難しい。しかし、工夫次第で楽しむべきところか。
「たまには違うモノ作りも楽しかったぜ!」というお話。


折角、半襟をつけたので、しばらくはこれでウロウロするかもね。






























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自作の羽織紐

2017-02-15 12:50:50 | Weblog


昨年から、展覧会会場でのスーツ着用をやめました。理由は「ネクタイ、やだっ!」というだけの事です。
『タートルシャツか開襟シャツ + ジャケット』という形もありですが、着物も導入しました。
まっ、その着物さえも崩して着てますが……。

着物の場合、ジャケットに相当するものが羽織なので、外出では羽織着用が自然です。

さて、我が業界には『共箱(桐箱入りのモノ)を作る』という場面があります。その時には、いわゆる真田紐(袋紐)を使用します。
「この紐で羽織紐を作ったら、桐箱との関連性が出来て良いよね」という発想に至るのはシンプルな結果。

もちろん自作します。房は、紐を解いて、蒸して、アイロンかけて……出来上がり。


ところが、ある日、羽織の金具を無くしてしまいました。仕方なくクリップを曲げて代用……。

いや、超絶カッコ悪いでしょ、コレ。

うむむ、でも使う度に、他の羽織紐から外して流用するのもメンドウだなぁ。

……と思いつつ、そのまま放置。


昨日、『備前陶心会 酒器・小品展』の搬入に向かう道すがら100円ショップに立ち寄りました。
そこで、手作りアクセサリーのコーナーで「およよ?」という発見あり。

暫し熟考する。「コレとコレを組み合わせて……」 
バレンタインデー当日の女子率の高い場所であるが、そんな体面は気にして居れぬ一大事! しかし『ヒゲオヤジ、アクセサリーコーナーに現る』事案発生には間違いない。不審者情報ものだ。

「袋紐の片方を挟み込んで、自在カラビナで羽織の『ち(輪)』と繋げればOKじゃん」

200円で解決! 即、購入。

帰宅後、工作開始。

じゃ~~ん、すぐに完成。色も良いぞ。

ご満悦ですわ。


さてさて、搬入終わりに立ち寄った某リサイクル店で、羽織紐(金具付き)が100円で売られているのを発見した件はナイショ。 (´・_・`)


さぁ、本業の仕事しましょうかね。

























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備前陶心会 酒器・小品展

2017-02-14 11:23:29 | 展覧会・ご案内


え~~~、展覧会のご案内です。だって陶芸ブログですもの……。
異論は受け付けませんわよ。( ̄ε ̄)~♪

所属しております備前陶心会の有志によるグループ展。明日から開催です。


DM写真には5人のモノが並んでいますが、備前っぽくないというか……須恵器テイストなのは偶然です。
________________

会期 : 2/15(水)~21(火)
会場 : 岡山天満屋 5階 アートスペース Tel(086)231-7528
________________

ここの場所には、お久し振りの登場です。

小生の在廊は、土曜日のみ。
あっ、ミライノカセキは3点出します。


皆様お時間が御座いましたら是非、ご高覧頂けると幸いです。
よろしくお願い致します。


m(_ _)m


(本業なのに簡素な記事……)






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ぼんじりフェス

2017-02-02 19:48:00 | 料理・食材


肉の部位というものは、精肉段階で区別して捌いて整理する事によって独立した商品として売られる。これまで一緒にされていた部分であっても分けて『部位』として名前を付ければ、きちんと商品化される。
かつては、一般のご家庭で『とんトロ』などは馴染みがなかったが、今ではすっかり定着している呼び名である。焼肉屋さんに至っては覚えられないほど多い。

さて、普段、買い物をするお店の肉売り場での事。この数ヶ月で急に見かけ始めたものがある。
『ぼんじり』である。焼き鳥屋さん定番のニワトリの尻尾元であるが、この店では取り扱いはなかった。そして、妙にお求め易い価格で登場しているのも謎。
素晴しい新商品であるな。

しかし、どうだろう……。主婦の皆様に馴染みがないのか、夕方のタイムセールになっても残っていることが多い。
見るからに「脂肪あるよ」というのが敬遠されているのか? 
ワンパクな子供の栄養としては些か物足りないのか?
手に入りやすいので文句はないけどね。


本日の夕方、店を覗くとあった。
燦然と輝く3割引シールが貼ってあり、10個入りが150円以下である。
まぁ、小生の場合は酒肴なので、100円台でオツマミ…違っ、『酒器の勉強材料』が賄えると思えば非常に有難い。

ということで、本日は『ぼんじりフェスティバル』開始。(だって、3パック買っちゃったし)

見るからに脂肪だかコラーゲンだかのプニプニしたものが、体に……いや、尿酸値的に悪そうだ。
こういう背徳感ある材料の料理は、俄然、悪い顔をしつつ取り掛かるのが通例の事。
フライパンを振りつつ……、「己の脂で揚げ焼きにされるがよいわ~~~、ヌハハ!」と意味なく悪役ぶるのである。

こういう場面を細君に見咎められると大変オハズカシイが、子供達は慣れっこで特にレスは無い。


こうして『今治焼き鳥』のような串にささない焼き鳥が出来る。

ただし、プレスしないので『なんちゃって今治風』だけど、そこは、まぁ……。
で、塩やね。やっぱり。
良いねぇ、ここはビール。


しかし、目下の心配は、お店での売れ行きが悪くてラインナップから外される事である。
折角、単独の部位として並んでいるので、残って頂きたいな。

さてさて、今後はいそいそと焼き鳥以外のレシピも研究せねば……。
次回は、白ネギのスライスと一緒にして脂を吸わせてみようか、または茹でたらどうなるのか……。

あぁ、忙しぃ!!


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夢二茶会(リヤ茶)

2017-01-30 10:36:59 | 展覧会・ご案内


今年一発目の『備前楽茶(リヤカー茶席)』の出動がありました。場所は、夢二郷土美術館です。(後楽園の川向かい)
名前のとおり夢二作品を所蔵する美術館ですが、この館内では初めてのお茶会とのことでした。館長代理さんが『ひがしやま備前焼市2016』で体験され「是非やりましょう!」という運びになりました。
ありがたや~~。

●『リヤカー茶席』:リヤカーを改造した移動式茶室『どこでも楽茶号』で、神出鬼没なストリート系茶会を全国展開。昨年はバルセロナ遠征も果たす。ユニット名の『備前楽茶』を標榜して活動中。略して『リヤ茶』とも。


さて、期間は2日間のみですが、しっかりと夢二仕様で望みます。

茶碗棚の地袋には夢二デザインを使用。

梅は『女の生命』の装丁。
ハートは『歌時計』の落款。

それぞれ実物も展示していました。

普段は、ガラスケースに入っている稀覯本です。それが手元に! おぉぅ。

なんとも華やかで優しい雰囲気になりました。

バレンタイン茶会(2/11)も同場所で開催します。

そして、お菓子も特製です。いつも茶会のテーマを深く読み取って、洒落っ気あるお菓子を作って下さいますお菓子屋さん。
今回は夢二に合わせて……ネコ。

ねこ?


夢二作品には、猫が多く登場します。これは『晩春』という作品の猫でしょう。(写真はレプリカ)

右下のトラ猫ね。

はは~~ん、さてはさては、この作品をご存知……いや、ひょっとすると見に来られたか……。流石で御座います。
お菓子屋さんの真心と洒落ですなぁ。お菓子名は『陽だまり』です。


しかし、今、この美術館の猫と言えば、黒猫なのでは? 『お庭番 黒の助』でしょ?


「お菓子は手前から少しずつ切って、どうぞ!」というお達しが。ん~~~~?


柚子の餡が美味しいね。

「……!?」 


何か仕込みがある!?



クロネコ!! Σ(゚Д゚)!!

なんと『黒の助』やん。

ちっちゃっ。

これはいつ頂くのが良いのやら……。悩む人続出。

ひとまず写真とか。


いやはや、今回も見事なサプライズ。


という事で、現・人間国宝の揮毫による『恕』にて、報告終わり。 (`・ω・´)ゞ


お客様、応援頂いた方々、美術館関係者、メンバーに感謝。

皆様、有難う御座いました。


じょじょじょ~~~~。 m(_ _)m  (「じぇ」ではない)



【補足】
『お庭番 黒の助』は、夢二の絵にある黒猫そっくりで目の色まで同じです。おすわり、お手が出来る賢いネコです。まだ、子猫ですが将来大きくなりそうな予感……。出勤してくると中庭に居ります。



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『親芋の炊いたん』を揚げたん

2017-01-24 20:38:16 | 料理・食材


基本、小生はイラチの関西人なので日々の料理は手早く作ることを身上としている。
手を抜くとか手間を掛けるとかは、美味しさとの兼ね合いで工程数が決まってくる。

さて、初めから作ると手間の掛かる料理というものもあるが、それに対する手の抜き方は自分なりに獲得している。
拙宅ではそれは『ドミノ倒しの料理』と呼ばれる。
段取りは簡単な事で「一日で作らない」という事に尽きる。まぁ、単なる味変(味の変更)の場合もあるけれど。


さて、本日のメニュー。

【『親芋の炊いたん』を揚げたん】

味付きで煮た芋を揚げたものである。炊き物と揚げ物の2段階の工程が必要。

親芋はサトイモの種芋で、つまり、小芋の親なので親芋。
食感は小芋がねっちりして甘味があるのに対して、親芋はサクッと淡白である。ヤーコンと小芋の間ぐらいといえば判りやすいか……。(判りにくいか)
サイズとしてはソフトボール大~ハンドボールぐらい。


さて、レシピ。

・皮を剥く
・下茹で
・カツオ出汁に醤油・味醂・酒を加えて煮る。
・煮汁のまま冷まして味を含める。
・衣をつける。
・揚げる。
・塩を少々振り掛ける。


ん~~~、そんなに手数は多くなかったな。
でも夕方から、こんなこったぁ、やってらんねぇ……。 おっと、俺の中の江戸っ子が出ちまったな。「ふっ、関西の生まれよ!」 ( ← 神田じゃないのかよっ)


さてドミノ料理では手数を分割する。

・1日目。
下茹で~出汁で煮る迄。

この時点で『親芋の炊いたん』という一品が食卓にあがる。美味しく頂きました。

・2日目。
煮汁の入った鍋のまま冷まして(放置して)いた親芋をザルに引き上げて水分を切る。
片栗粉をまぶす。(粉を水溶きするのもアリ)


たっぷりの油で揚げる。……のも良いけれど、今回はキンツバを焼くが如く。(余分な油の摂取防止! とは言い訳で、油を出すのが面倒だった)

各面を丁寧に焼き色を見ながら焼く。中は既に火が入っているので温まるだけでOK。いわば外面だけですな。
まっ、外ヅラだけエェのんって得意やしね。(知らんけど)

熱いうちに塩を振って馴染ませる。
以上。

2日間掛けるドミノなら、1日あたりの工程数は僅かである。

あとは、ハフハフしつつ頂く。口を冷ますのは日本酒で。芋と酒を交互に……。忙しいわぁ。
あぁ、芋焼酎もエェかもね。


さて、問題。
この『ドミノ料理』と『前日の残り物処理』との違いは何か?

では、答え。
『意識の違い』である。

「初めから2日目のメニューまでを設定していたか?」に尽きるのである。「じゃぁ、一日目で全て無くなった場合は?」って……、そんときぁ~は諦めるだけよ。
ここで大事な事は『2日間掛ける料理の文脈』なのである。

つまり……、

出来ちゃったのか?
作ったのか?
意図は何処にあるのか? 
過程と結果に齟齬はないのか? 
一貫したコンセプトはあるのか?

そう、ドミノ料理は『文脈』によって成り立つのだ。( ← 大袈裟!つか、アホ)


よ~~~し。じゃあ、ここから『現代アートの文脈性』の話をするとだなっ! ……って牽強付会な展開は今日はしない。


だって心地良く酔ってるもんね。

いやぁ、日本酒に最高~~~。
親芋、見かけましたら是非ともお試しの程。 m(_ _)m


かくして、自画自賛で今日も夜が更ける。







































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OBオケ @大阪

2017-01-23 10:33:10 | Weblog


昨日は弾丸日帰りツアーを挙行。
朝起きて「ん~~~~、行くか、行かへんか」と思っていたが、「考えとぉなら、もう行こっ!」と。
それで発生する諸般の差障りは後で考えよう。ウチの家風は「イケイケドンドン」であるしな。Go~~~。

2時間ちょっとで大阪に立つ。

目的は演奏会。『関西大学OB交響楽団演奏会』である。ホールはザ・シンフォニーホール。バイトで何度も来ていたし、最後の演奏会は此処だったので懐かしい。

かつて所属していた母校オーケストラのOBで構成されているオケ。メンバーは卒業したてから80歳を越える方々まで。
我々世代も多数参加していて舞台上の見知った顔を見つけると素直に嬉しい。



パンフレットには佐渡先生も。バーンスタインの元へ行く直前の写真。


演目は、ベートーベン『交響曲5番』、チャイコフスキー『交響曲5番』。(以下それぞれ、べー5、チャイ5)
5番縛りやねぇ……。
実はアマチュアのオケを聴く事自体が久し振り。10数年ぶり故の発見も多かった。

まずは、聞く側としては良い部分のピックアップが随分出来る事。特に低弦は顕著。流石にキャリアの長い方々ばかりなので学生オケよりも音が確立する。

ベー5は「音を置きにいく」感じで始まったけれど、曲が進むにつれて全体が動き始める。
3楽章の終わり近くでアルトトロンボーンが楽器に息を吹き込み始めたのを見て緊張する。しっかり流れは出来ているので、あとは輝かしいHigh-Cに飛び込むだけだ。当たると目立たず、外れると目立つ音。うん、バッチリ。
最終章のベー5独特の冗長さを感じなかったのは、知り合いが多いからかも。1st・2ndバイオリンの後ろのプルトに目が行く。やっぱりバリバリやな。
ベースのピッチに安心感。和音構造が単純なだけにこれは貢献度大。

チャイ5の2楽章の冒頭は、低弦から順番に重なるフレーズに安定と厚みがあった。音が増えても雑にならず、へたらない。
その上に乗るホルンのソロ。ステキ。現役の時のソリストを思う。
反面、3楽章の管楽器の弱音での短フレーズのソロリレーにはスリルが……。4楽章へアタッカで入りそうな前のめりな決然とした和音と残響。クライマックスへの期待と同時に、「もっと聴いていたいけど、これで最終楽章」という寂しさも。感慨深いがティンパニーのクレッシェンド以降に全体の熱量が上がるのを感じる。一体感というところか。演奏者は限界との勝負ですが。

演奏者側を想像すると色々な難しさを思う。仕事、家庭との兼ね合い。練習時間とスキル維持の問題。練習場所、体力……。これ以外にもあるだろう。
実際、自分は出来ないので完全に手を引いている訳だし。
その個人が集まると状況は更に複雑。そういう甘いも酸いも……花も嵐も踏み越えての演奏会。

皆様、お疲れ様でした。

ホワイエには見知った顔も多数あって、先輩後輩、同級生……それぞれ短くもご挨拶。
それにしても東京日帰りとか、イタリアから……とか、皆さん流石ですわ。


で、帰路。

電車に乗っている間に色々と考える。テーマは『表現と技術の在り方』。
普段は、ガチンコ勝負な場面が多いので、久し振りにアマチュアの良さに触れてちょっと視野を取り戻した部分もある。
近況報告的な呑む同窓会では思わなかっただろう事。

結果として、弾丸日帰りツアーは良かった。

あと、大阪駅周辺って変わり過ぎ!


さぁ、仕事しよ。


今日はチャイコでぶっ飛ばすぜ! イケイケドンドン!




(クリックで拡大)


(クリックで拡大)














































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2016食べ納め~2017食べ初め

2017-01-13 12:14:49 | 料理・食材


じゃ~~~ん。新年明けまして、大きな『口福』がっ!

前菜からデザートまでがシンフォニー。今回はロマン派の如く、味と香りのコントラストが個性的でダイナミックでした。
繊細さが幾重にも重なった清雅かつ豊かなソース。時折、口に含むワインがオブリガートとしてメニューを際立たせる。
デザートに至っては悶絶。エスプレッソで場の余韻に浸るのみ。会話にも瑞々しい感性を感じて幸いなるかな。
この件はいずれ。幸せが続いていて今はまだ言葉にしたくないので……。


さて、はっきりいって小生の食糧事情の報告には意味は無い。けれど、このブログは『陶芸家・渡邊琢磨』のアフターサービスとしているので書く。(ニーズ無視、上等!)
ご縁のあった方が小生をネット検索した時に、作者自身の言葉で纏まりある場所(ブログ)があれば、そのキャラクターを知って頂けるかな? という意味。
露出狂的な部分も感じなくもないが、まぁ、それはそれで。あと基本がアホ話でオハズカシイ。


さて、年またぎで「うっひょ~~~~い」となったのは、生ハム原木購入に尽きる。これは夢の実現。ザ・大人買い。
昭和な人にはギャートルズを思って頂ければ判りやすいか。

購入前から、正月の間にチビチビ削りながら呑むというビジュアルが容易くイメージ出来たし、実際そうした。

実家で弟にセッティングを依頼して、別の料理の仕込み。

ふと気がつくと、弟は組み立てに全力を尽くしたと見え、疲れと食べたさMAXで意識が飛びかかっていた。


さて、カメラに残る画像を拾ってみよう。

2016年の年末から。

拙宅の子が自分で育てた白菜。

リクエストに応えてミルフィーユ鍋を豚バラで。出汁は鶏ガラ白湯。

綺麗なサゴシを見つけた。

皮目をバーナーで炙って……。

皮の扱いが難しいのね……。『山掛けサゴシ叩き丼』

オヤジの畑からも頂きもの。「野良イモになるから全部取って!」という掛け声でジャガイモ堀り。

小さいので皮ごと食べよう! 電子レンジで火を通してから油で炒める。

強烈にエグイ。皮付き料理は新ジャガに限るという事か。これは勉強になった。

出先でフォーも。

急にパクチー山盛り気分になって意気軒昂に出向いたが……、まったく無い。残念過ぎた。

カレー気分の日。

ナンというよりも『ほぼチャパティー』がお目見え。いや、むしろコチラが好きなんで無問題です。

日常の美味しさ発見。普段はコーヒー一辺倒ながらも稀に紅茶が良い事も。

甘くて良い香り。たまにはね。


年あけて、2017年。
生ハム原木以外にもチョコチョコと料理する。おせちは作らないけど、オツマミは作る。

ウチの子が店先で興味を示したチョロギ。

ここ数年、恒例になったナマコ。

細君実家なので、気を遣って赤ナマコを。自分の好みはゴリゴリした『青』なんだけど。

買ったフグが大ハズレ。即座に『追いアンコウ』した鍋。

結局、雑炊が一番美味しい結果に。それなりに満足も不満もありつつ終了。年明けの口切りの『〆張鶴』が美味しかったな。


その後は生活時間がグチャグチャな引き篭もり開始。明け方まで粘土を触る昼夜逆転生活。そこから更に時間がズレて世間様の時間に戻ったり。
そんな時に天からの囁きが……、ルーベンスの前のネロもかくやあらむ。( ← 全く違う)


そして、スーパームーンを迎える夕刻。小生は牛窓に立っていたのだった……。


2017年が美味しい一年になりますように。


本年もよろしくお願い致します。m(_ _)m




























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『えぇもんミュージアム』の入れ替え

2016-12-30 15:02:51 | 展覧会・ご案内


岡山駅新幹線コンコースにある『えぇもんミュージアム』の入れ替えをしました。

岡山県の特産品を展示するブースです。

壁に一体化した什器で、スポット照明も入ってラグジュアリーな佇まい。



(vol.1)

(vol.2)

さて、今回の入れ替えのテーマは、すんなりと決めました。新年を迎えるなら干支!! となると……「備前焼の伝統的ジャンルである『細工物』を展示しよう!」という流れです。

細工物というのは、まぁ『置物』なわけです。
備前では、伝統的に『型起こし成形』による細工物があります。大きなものなら神社の狛犬があり、桃山時代には見立ての香炉、江戸期には精緻な細工、昭和初期には仏像などに受け継がれてきました。
そこに明治より西洋的な彫刻、芸術といった概念が入り、昭和初期には(日用品が売れなかったという側面もありましたが)東京や京都で新しいアプローチを学び帰郷した人々による細工物が全盛期を迎えます。一点モノも作られるようになります。

コレクター的に『備前細工物』の時代を分けると、古備前(桃山・江戸期)、又は近現代(明治・大正・昭和初期)のいずれかになると思います。

また、現代細工物のムーブメントでは『ストーリー性の加味』があります。表現としてはスーパーリアリズム、ユルさ、新しいモチーフなどの傾向が見られます。


さて、今回の展示。

いつものことですが、作風からセレクトさせて頂きました。
特に今回は細工物メインの作家さんへお声掛けしたこともあり、各自の個性を発揮して頂け、現代の細工物の『幅』として展示出来た気がしています。

伝統的なモチーフとして、『獅子』『牡丹と獅子』
細工に工芸要素を加味した『獅子杯』
リアルな表現の追及として、『軍鶏』『蛸壺と渡り蟹』『目白』
ストーリー性と柔らかな雰囲気の『桃太郎 エピソード0』
SFジャンルとして『ミライノカセキ』

と、まぁ、多岐に渡っています。

問題点があるとすれば、拙作が細工物に入るか否かという評価が分かれるところでしょうか?



ともあれ、年末年始に岡山駅を通りかかることが御座いましたら、是非、ご高覧頂けると幸いです。

m(_ _)m


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