巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

癒し? いや、むしろストレスの素

2007-12-09 14:39:43 | ガジェット/モノ
バンダイのSPACEWARP Desktop

Stressor

さらに、ナイトモードでは、暗闇の中に美しく光るボールが浮かび上がり、光のダンスを眺めるように、あなたの心を癒してくれます。
http://www.asovision.com/spacewarp/


「おやおや、詰まったかな?」 (往年のサラリン錠のCMのセリフ) 程度の話ではない。球が詰まること、詰まること。癒しどころか新たなストレスを生み出だすため、今では恐ろしくてスイッチをいれられないほどだ。

まずはベルト部分の作りに不具合でもあるのか、エレベーター部分で球が次の球の上に落ちて、2つの球が一緒に流れてしまうことがある。これは夜光球でも鉄球でもおこる現象だ。

次に、こちらのほうがより重大なのだが、エレベーター基底部に夜光球がつまることがあるのだ。ここに球が詰まってしまうと、取り除くのにかなり苦労することになる。

さらにその他のトラブルもいくつかあるのだが、これは省略しておこう。

これが手元にある1台だけの話だったら、こんなに悪しざまに書いたりはしないのだけれど、アマゾンで当該製品のカスタマーレビューを見たところ、同じ目に会っている人が結構いるらしい。

この製品、アイディア自体はすばらしいとおもう。だからこそ、設計そのものがまずかったのか、生産段階で何かまずいことがあったのか、品質管理が甘すぎだったのかは知らないが、この実際の製品の不具合は惜しまれる。

そしてすでに「球が詰まる」という話がこれだけたくさん出ているのに、いまだに何の反応もしないメーカー側の姿勢は非常に残念だ。大人にとって税込み5,250円は「まぁ、不良品があっても仕方がない」と思える値段かもしれない。自ら選んで買ったものに対してガタガタ騒ぎ立てるのは、自分の見識眼のなさを露呈し、さらに細かいことで騒ぎ立てることになるように思えて、男の沽券??メーカーのプレスリリースによればターゲットは20代後半から50代の成人男性中心??にかかわることのように感じられ、ゆえに文句を言ってくる人は案外少ないのかもしれない。(そう、つまりわたしが個人を特定できるブログにこうやってはっきり書いてしまえるのも、わたしが購入者ではなく、 and/or 男ではないという条件によるものかももしれない。)

さらには、こういう自分で組み立てる商品については、「あなたの組み立て方がまずいのでは?」「自分でちょっと改良を加えれば、球がきれいに流れるようなるはず」と、購入者の責任にしてしまうことも容易だから、話はややこしくなりがちだ。(ついでに書いておくと、写真にあるのは、わたしが組み立てたのではなく、わたしよりは手先の器用そうな人間が組み立てたものだ。だからこそはっきりと書けるということかもしれない。)

でも、仮にこのメーカーがこのままやり過ごしていたら、あるいはこの不具合には一切触れず何事もなかったように次に改良機種を出したとしたら、確実にメーカーのイメージダウンにはなると思う。まぁ、これはメーカー側が危機管理をどのようにとらえているのかの問題でもあるのだが。

何のトラブルも起こっていない個体に当たった方。もしかして宝くじに当たったのと同等の幸運を得たのかもしれませんぜ、旦那。