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巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

元日の富士山

2019-01-01 21:27:16 | 日記・エッセイ・コラム
母のいる特養の屋上から見える、平成31年1月1日の富士山。



お昼頃でちょっと雲がかかっていたが、朝は本当にきれいに見えたとのこと。



東京都板橋区にある赤塚諏訪神社の、富士塚の頂上から見える富士山。



先人は富士山が見える場所であるからこそ富士塚をつくったのだろうけれど、
現在では、大部分がマンションなどの建物にさえぎられてしまって、惜しい。

なお、赤塚諏訪神社の参道ともなっている歩道橋からも
富士山は見えた。


1970年代の前半ぐらいまでは、
高島平のような低いところからでも、
冬の、晴れて空気の澄んだ日は、富士山がきれいに見えたものだ。
今は空気が澄んでいる日でも、建物などにさえぎられて
見えない場所の方が多い。

富士山って、見えるとどうしても足を止めて
しばらく眺めてしまうんだよね。

Gruss vom Krampus あるいは志村銀座のクランプス

2018-12-02 18:43:31 | 日記・エッセイ・コラム
「どうして志村銀座(東京都板橋区)にクランプスが?」という話はともかく、
まずは写真から。




クランプスという名の語源は、「鍵爪」だそう。






クランプスとは、中欧のクリスマスに出てくる
半分はヤギ、半分は悪魔の姿をした伝説上の生物。
起源はキリスト教より前にさかのぼるといわれている。


ユダヤ教、キリスト教、そしてイスラム教でいう「天使」という存在は、
もとはそれぞれの地域の神様だったが、
それがより大きな宗教に飲み込まれる段階で
「天の使い」という地位になってしまったと聞いたが、
キリスト教が伝播し、勢力を広げる過程で、
クランプスもいつの間にかキリスト教の中に取り込まれたものらしい。


12月の最初の2週間に出没するのだが
地域によっては聖ニコラウス(実在した聖人で、
いわゆるサンタクロースの元になった方)に
同行して現れることが多い。、
聖ニコラウスが良い子にお菓子を与え、
一方クランプスが悪い子に罰を与える。

聖ニコラウスさん。


腰にカウベルなどの鳴り物をつけているので、結構な大音量。



ギャン泣きしていた子供たちもいました。


今年で4回目のこのイベント
まだまだ軌道に乗ったとはいいがたい。
特に併設のオーストリア物産展が上手くいっていないっぽい。

完全に無責任に言ってしまうと、
この際、オーストリア民芸品とドイツビールよりは
クリスマスマーケット気分をもう少し出した方が良いのかも。

わたしは、グリューワイン(今年はあったようです)のほか、
食べ物なら、シュネーバル(雪玉)とか、ランゴッシュとか
ブレッツェルとか、焼き栗とか。
ソーセージならカリーヴルストは外せない。
(かつて、ローテンブルクでシュバイネハクセを食べすぎたおかげで
シュネーバル食べそこなったわたしの、食べ物の恨みは続く…)

そしてクリスマスマーケットで買えるような、
綺麗なクリスマスのオーナメントをとろうそくを所望。


なお、本場のクランプスの様子はこちらから。
オールトリアはラートシュタットでのイベントのようだ。

Krampus (HD)


なお、昨年、聖ニコラウスは墓が発見された。
ご興味のある方は、ナショナルジオグラフィックの2つの記事をどうぞ。

サンタクロースの墓を発見か、トルコの教会の床下
サンタの歴史:聖ニコラウスが今の姿になるまで

また、最近、ついにオーストリアが
Googleストリートビューでみられるようになったのだが、
今なら、ストリートビューで
ザルツブルクのクリスマスマーケットをみることができる。



2ヶ月

2018-11-24 23:12:48 | 日記・エッセイ・コラム
母が介護老人保健施設(老健)から特別養護老人ホーム(特養)に移って、2ケ月が過ぎた。要介護5になった母は、当初は環境の変化になじめずに大変だった。症状がどんどん進行していってしまったために結局3年もお世話になってしまった老健では、夜眠れず、3年間毎日睡眠薬を飲んでいた。特養に移ってから1ヶ月は、睡眠薬を飲んでも眠れない夜が続いたと聞いた。



仕事がない日は必ず母に会いに行ったが、当初は全く笑わず、私を見るといつも泣きそうな顔をして、脈絡なく「いやだ、いやだ」と言い続けた。(母は意味性認知症で、話せる言葉が本当に限られているため、どんなことが嫌なのかを聞いても答えは返ってこなかった。)少しずつ笑うようになったのは1ヶ月が過ぎてからだ。

本日、母のきょうだいと一緒に面会に行くと、母は満面の笑みを浮かべて、自分の70代の妹や義妹(60代)に「かわいい」を連発していた。私は母の少なくなった語彙の中に「かわいい」が残っていることにびっくりした。面会中、母は本当に楽しそうだった。
そして最近では、睡眠薬無しでも、母は眠れることもあるのだと聞いた。

特養のある場所は、自宅の場所と同じ板橋区内だ。どちらも元農家が多かった地域だ。しかも特養の周囲には、自宅の近所よりも昔の板橋の面影を残っているところがあって、私ですら懐かしい気分になる。母のきょうだいたちも「このあたりは昔の自宅の周りの雰囲気に似ているところがある」と言っていた。



まだ、母が新しい環境に慣れず混乱した状態だった時に、特養の周りを散歩したさいには、母は外に出ること自体を怖がって周囲の様子を見ることができなかった。

もう一度母を散歩に連れて行ってみるつもりだ。母は、特養の周りが昔の自宅の周囲の雰囲気に似ていることを、感じることができるだろうか。


丸の内仲通りはすでにクリスマス気分に…の続き

2018-11-21 23:24:10 | 日記・エッセイ・コラム
先日は点灯前だったザ・ペニンシュラ東京のクリスマスツリー。



大好きなくまさん。







クリスタルっぽくてかわいい。

ちなみに写真がやたら長いのはスマホのカメラを
18.5:9というデフォルト設定で使ったせい。
出来上がった写真がどう見てもながーいので、
慌てて4:3に変更しました。

丸の内仲通りはすでにクリスマス気分に…

2018-11-16 22:54:25 | 日記・エッセイ・コラム






ブランドショップがずらりと並ぶ、丸の内仲通り。
わたしはブランドには全く興味がないのだけれど、
それでもこの通りの散策は好き。

もうこの時期は、多くのビルやショップが
クリスマスツリーを飾っています。

通りのオブジェは定期的に入れ替えているみたいで、
わたしの好みのものも結構ありました。





ザ・ペニンシュラ東京のクリスマスの飾りつけの準備も
されていましたが、
まだ点灯されていませんでした。
あのツリーもくまさんサンタも、激しく好みです。