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ディジー・ガレスピー・ビッグ4

2021-11-14 | JAZZ
続いては、カウント・ベイシーがジョー・パスに替わっての、ディジー・ガレスピーのオールスター・セッション、
とは言っても、こちらの方がTHE GIFTED ONESより先に録音されています。

「DIZZY GILLESPIE´S BIG 4」 PABLO 2310 719
  
1. FRELIMO
2. HURRY HOME
3. RUSSIAN LULLABY
4. BEBOP
5. BIRKS WORKS
6. SEPTEMBER SONG
7. JITTERBUG WALTZ
DIZZY GILLESPIE (tp) JOE PASS (g) RAY BROWN (b) MICKEY ROKER (ds)
録音 1974年9月19日

ピアノ・レスを上手く使って、演奏の大半をガレスピーのソロで埋める中で、レイ・ブラウンのベースが絡む部分が多く含まれており、テンポもかなり自由に設定されていて、その場の状況で変化を付けています。

「 FRELIMO」は、ミッキー・ロッカーのドラミングが活躍する演奏で、ガレスピーの変幻自在のソロとの対比が良く、「HURRY HOME」は、ゆったりしたテンポの中で、トランペットとベース、そして後半はギターとベースの対話を聴くことができます。
「 RUSSIAN LULLABY」は、ミュートでメロディを吹くガレスピーと、ブラウンのベース・デュオからスタートしますが、アップテンポになった後のジョー・パスのソロが見事で、それを受け継ぐガレスピーとブラウン、ガレスピーとミッキー・ロッカーのそれぞれ白熱した掛け合いも素晴らしく、このアルバムのハイライトとなっています。

B面の最初は、アップ・テンポで突っ走る「 BEBOP」から始まりますが、ここでのジョー・パスとガレスピーのソロが圧巻で、続く「BIRKS WORKS」は、トランペットとベースが交代でテーマ部を担当した後、トランペット、ギター、ベースのソロによるベテラン4人のスムースな快演が心地良いです。
「JITTERBUG WALTZ」は、各人がそれぞれの持ち味を生かして3拍子ながら気持ちよくスイングしており、後半は猛スピードの4拍子にもなっています。

なお、このアルバムの録音時期が9月であったことからか、2分42秒の短い演奏ながら「SEPTEMBER SONG」が入っています。
ここでのガレスピーは、メロディと続くアドリブをストレートに吹き、それにベースが絡み、また、ギターはオブリガードをつけており、他の曲とのバランスも良いです。


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