あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

イレーネ・シュヴァイツアーを聴く

2015-12-30 | JAZZ
今年最後の締め括りに相応しい1枚、
仕事に追われてバタバタしていたため、11月初旬に入手したままのCDを、ここにきてやっと聴いてみました。
スイス出身の女流ピアニスト、イレーネ・シュヴァイツアーの新譜で、今年の春に録音されたものです。
このCD、ハン・ベニンクとのデュオであるところも興味を引きますが、「ウエルカム・バック」というタイトルがまた良いです。
「WELCOME BACK」 INTAKT CD 254
  
 1. WELCOME BACK
 2. KIT 4
 3. TRAP 5
 4. FREE FOR ALL
 5. MEET ME TONIGHT IN DREAMLAND
 6. VERFLIXT
 7. RAG
 8. BLEU FONCE
 9. APUS MELBA
10. NTYILO NTYILO
11. FIREWOOD
12. TO MISHA WITH LOVE
13. I SURRENDER DEAR
14. ERONEL
IRENE SCHWEIZER(p) HAN BENNINK(ds)
録音 2015年4月13、14日

そして、その演奏は、
曲目はどうでもよく、インプロヴァイザーの2人が発する「音」にただ耳を傾けるだけでいいのです。
注目は後半の3曲、
「TO MISHA WITH LOVE」は2人が敬愛するピアニスト、ミシャ・メンゲルベルクへ捧げたリズミカルでコミックな曲。

それから彼女が弾くスタンダードとモンク、
共に2分間芸術ですが、これらの曲を演奏するとは!(これまで聴いたことはありません)。
しかし、そこはプロ、
「I SURRENDER DEAR」は丹精に、「ERONEL」は時々モンクが顔を出しています。

彼女の弾くピアノタッチ、
以前のものと比較してみると、ここでは粒立ちのよさが際立っています。
これはお歳を重ねて円熟味が増したせいなのでしょうかネ。(もちろん録音も)
1940年生まれの彼女が未だ健在であることに、チョッピリ嬉しさを感じるアルバムです。


ついでにFMPからの再発盤ですが、彼女が参加しているピアノ・トリオの1枚、
クレジット上ではドラマーがリーダーとなっていますが、誰がリーダーでもおかしくない密度の濃い内容です。
「SANTANA」 FMP 0630
  
1. SANTANA
2. FLUENCY
3. M.G.
4. WAITING FOR PAUL
IRENE SCHWEIZER(p) PETER KOWALD(b) PIERRE FAVRE(ds)
録音 1968年10月8日
ここでは、当時ヨーロッパで流行っていたフリー・ジャズの1面を聴くことができます。

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私の愛聴盤 (第78回)

2015-12-27 | 私の愛聴盤
続いて第78回は、バリー・ハリスの「ブレイキン・イット・アップ」です。
多くのジャズ・ミュージシャンを排出したデトロイト出身のバリー・ハリス、
彼が演奏する名盤の多くはリヴァーサイド・レーベルに残されていますが、これはシカゴのマイナー・レーベルからの初リーダー・アルバムです。

「BREAKIN’ IT UP」 ARGO LP 644
  
1. ALL THE THINGS YOU ARE
2. ORNITHOLOGY
3. BLUESY
4. PASSPORT
5. ALLEN’S ALLEY
6. EMBREACEABLE YOU
7. SRO
8. STRANGER IN PARADISE
BARRY HARRIS(p) WILLIAM AUSTIN(b) FRANK GANT(ds)
録音 1958年7月31日

バド・パウエル系のピアニストの一人とされるバリー・ハリス、
このアルバムではバックの2人のサポートにも支えられ、ビ・バップの伝統に基づいた見事な演奏を展開しており、チャーリー・パーカーの影響をも受けていることが分かります。
バド・パウエルほどの激しい演奏は見られず、地味ですが常に落ち着いた味のあるタッチが魅力的であり、デビュー当時から晩年に至るまで同じスタイルを貫き通した名プレイヤーです。

今年6月にバリー・ハリスのアルバムを取り上げています。


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私の愛聴盤 (第77回)

2015-12-26 | 私の愛聴盤
これまで国内盤や再発盤で親しんできたレコードの中で、今夏以降に改めて入手したものを77、78番目としてリスト・アップしてみました。

第77回はモダンジャズ・カルテットの「フォンテッサ」です。
このレコード、モダンジャズ・カルテット(MJQ)の中では比較的良く聴くアルバムですが、これまでは赤緑の輸入盤LPと、国内盤CDで聴いていました。
「FONTESSA」 ATLANTIC 1231
 

最近になって仏盤を手に入れたことで、こちらが愛聴盤としてリスト入りしました。
タイトルは「ベルサイユ」となっていますが、曲順、内容共に同一です。
「VERSAILLES」 MEDX 12003
  
1. VERSAILLES
2. ANGEL EYES
3. FONTESSA
4. OVER THE RAINBOW
5. BLUESOLOGY
6. WILLOW WEEP FOR ME
7. WOODYN YOU
JOHN LEWIS(p) MILT JACKSON(vib) PERCY HEATH(b) CONNIE KAY(ds)
録音 1956年1月22日

ジョン・ルイス作曲のクラシカルな2曲と、スタンダードが上手くブレンドしたこのアルバム、
4人の奏者は、難解な部分も難なくこなしており、それぞれの奏者の技量とバランスが良いです。
このアルバムはエンジニア(RVG)の功績も高く、スタンダードの「虹の彼方に」では、ミルト・ジャクソンのヴァイブラフォンから漏れ出る「音」が美しく、MJQの数あるアルバムの中では、好みの1枚でもあります。

なお、米盤と仏盤ではジャケットが異なり、ジョン・ルイスの作曲した2曲をそれぞれモチーフにしたカバーとなっています。
「フォンテサ」は、イタリアで上演された即興喜劇「コメディア・デラルテ」をヒントに書かれたものです。
一方の「ベルサイユ」は、仏盤のジャケットで示されているように「ベルサイユ宮殿」が描かれていて、このジャケットからもそれぞれの曲のイメージが湧いてきます。

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今年のクリスマスに

2015-12-23 | グルメ
何時も贔屓にしている近所の酒屋さん
そこで手に入れた1本

 

今年はこれで乾杯します
Merry Christmas !

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私鉄に登場したブルートレイン

2015-12-19 | 日記
東武東上線に登場したブルートレイン
乗車してみたら「全線開通90周年」を記念した特別号でした。
  

なつかしい時刻表もあり、動く車内でカメラに収めてきました。
  

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今年のノーベル賞を祝う会

2015-12-10 | 日記
12月10日、北欧スエーデンでは今年のノーベル賞授賞式が行われます。

世界に誇れる2人の受賞者
イベルメクチンの開発で医学・生理学賞を受賞した大村 智さん、
素粒子ニュートリノ研究で物理学賞を受賞した梶田隆章さん、

その授賞式にあやかって、当日の晩餐会に提供される日本酒を、近所の酒屋さんの声掛けでお先にいただきました。

  

現地で飲まれるという火入れしたもの(左)と、樽から出したままの生(右)を冷酒で、
それに少し暖めたヌル燗の3種類という贅沢なお酒、
中華料理とも相俟って、美味しくいただきました。
  

当夜のNHKニュースでは、このお酒が登場していました。
そこで、家にあった「生」を持ち出し、飲みなおしとなりました。
  

この「福寿」というお酒が、どういう理由で今回の晩餐会に提供されたのか興味があり、
酒屋さんの店主に伺ったところ、スエーデンで製造していたことからなじみがあったとのことです。
「福寿」には大吟醸もあるのですが、純米吟醸のほうが飲みやすいことから、こちらが選ばれたのだそうです。


この「福寿」というお酒、10月23日の美味しい季節になりましたで、一度紹介しています。

コメント (2)
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2015年12月の富士山

2015-12-01 | 富士山
12月1日(火)
快晴の中、早朝の富士山です。

まずは出勤前に宿の窓から1枚、


そして、何時もの場所から何時ものショット
  

雪も5合目付近まで降りてきました。
昨日はこの冬に備えて、車のタイヤも履き替えました。

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