あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

私の愛聴盤(118回)

2018-05-27 | 私の愛聴盤
第118回はアーマド・ジャマルのライブ盤(2+1枚)です。
ペンシルベニア州ピッツバーグ出身のアーマッド・ジャマルは、シカゴを拠点に置くアーゴ・レーベルに初期の作品を多く録音しています。
中でもシカゴ・パーシング・ホテル・ラウンジでの2日間分を収録した下記のライブ盤が有名で、内容も録音も良いです。
「AT THE PERSHING」 ARGO LP 628
  
1. BUT NOT FOR ME
2. SURREY WITH THE FRINGE ON TOP
3. MOONLIGHT IN VERMONT
4. MUSIC, MUSIC, MUSIC
5. NO GREATER LOVE
6. POINCIANA
7. WOODY′N YOU
8. WHAT′S NEW
AHMAD JAMAL(p) ISRAEL CROSBY(b) VERNELL FOURNIER(ds)
録音 1958年1月16日 

「AT THE PERSHING Vol.2」 ARGO LP 667
  
 1. TOO LATE NOW
 2. ALL THE THINGS YOU ARE
 3. CHEROKEE
 4. IT MIGHT AS WELL BE SPRING
 5. I′LL REMEMBER APRIL
 6. MY FUNNY VALENTINE
 7. GONE WITH THE WIND
 8. BILLY BOY
 9. IT′S YOU OR NO ONE
10. THEY CAN′T TAKE THAT AWAY FROM ME
11. POOR BUTERFLY
AHMAD JAMAL(p) ISRAEL CROSBY(b) VERNELL FOURNIER(ds)
録音 1958年1月17日 
アーマッド・ジャマルのプレイ・スタイルは、同郷のエロール・ガーナーに似ている部分があって、高音部を活かしたシングル・トーンとコード・フレーズに特徴がありますが、それはナイト・クラブや、ラウンジで聴くカクテル・ピアニストの様でもあり、ここでのプレイもスタンダードを中心とした正にそのような演奏集です。


下記は、上記2枚に続いて録音されたワシントンD.C.にあるスポットライト・クラブでのライブ盤で、タイトルは「Vol.Ⅳ」となっています。
「AHMAD JAMAL」 ARGO LP 636
  
 1. TABOO
 2. SHOULD I
 3. STOMPIN AT THE SAVOY
 4. THE GIRL NEXT DOOR
 5. I WISH I KNEW
 6. CHEEK TO CHEEK
 7. AUTUMN IN NEW YORK
 8. SECRET LOVE
 9. SQUATTY ROO
10. THAT′S ALL
AHMAD JAMAL(p) ISRAEL CROSBY(b) VERNELL FOURNIER(ds)
録音 1958年9月6日 

後にマイルス・デイビスにも影響を与えたとされるアーマド・ジャマルのリラックスした演奏は、ジャズ・ピアニストと言えるかどうかは別として、夜間に小さな音量でも聴けるので、時にはお酒を飲みながら時々ターンテーブルに乗せています。

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LINN レコードの女性歌手

2018-05-26 | JAZZ
英国王室の結婚式にあやかって、英国の2人の女性歌手のアルバムを聴いてみました。
共にハイエンド・オーディオ機器で有名なLINN RECORDSの録音です。

最初は、過去に幾度となく登場しているスコットランド・グラスゴー出身のキャロル・キッドの4作目となる作品。
「THE NIGHT WE CALLED IT A DAY」 LINN AKH 007
  
 1. HOW LITTLE WE KNOW
 2. WHERE OR WHEN
 3. I FALL IN LOVE TOO EASILY
 4. I LOVED HIM
 5. THE NIGHE WE CALLED IT A DAY
 6. WHERE ARE YOU
 7. THE GLORY OF LOVE
 8. I COULD HAVE TOLD YOU SO
 9. I THINK IT′S GONNA RAIN TODAY
10. GLOOMY SUNDAY
録音 1990年2月12,13日
マット・デニスの「THE NIGHE WE CALLED IT A DAY」をタイトルにして、ピアノ・トリオを従えてシンプルに歌ったアルバム。
「WHERE ARE YOU」を除く9曲は全てスロー・ナンバーで固めており、最終曲の「GLOOMY SUNDAY」を無伴奏で歌うところに彼女の実力が表れています。


次は、ロンドンのウインブルドン生まれで、過去に通算7度にわたるブリティッシュ・ジャズ・アウォードの受賞や、大英帝国勲章(OBE)の受勲など輝かしい実績を持つクレア・マーティンの作品です。
「TOO DARN HOT!」 LINN AKH 272
  
 1. SOMETHING′S COMING
 2. LOVE AT LAST
 3. THE GENTLEMAN IS A DOPE
 4. THESE FOOLISH THINGS
 5. IT′S RAINING IN MY HEART
 6. TOO DARN HOT
 7. BLACK COFFEE
 8. NOIR
 9. LOVE IS A NECESSARY EVIL
10. WHEN IS FALL IN LOVE
録音 2002年4月2-5日、5月6,7日
こちらはコール・ポーターが作曲したブロードウェイミュージカル Kiss Me, Kate (1948)からの1曲をタイトルにしたもので、ラテン・パーカッションによる伴奏が効果的です。
そして、全曲を通してスモール・コンボながら多彩なアレンジも聴きどころです。
「THE GENTLEMAN IS A DOPE」では、サラ・ヴォーン張りのスキャットを披露しているし、通常はスロー・テンポで演奏される「THESE FOOLISH THINGS」では、5/4-7/4の変調子によるベース・ラインに乗ってスインギーに歌っています。
また、ベギー・リーの歌唱で有名な「BLACK COFFEE」では、意表をついてブルースのような雰囲気を持った曲に仕上げています。

ベテランの域に入った時代に録音されたこの2枚、時々ターンテーブルに乗る愛聴盤でもあります。

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ディヴ・マッケンナとズート・シムスの共演盤

2018-05-20 | JAZZ
ディブ・マッケンナのピアノ・トリオに、ズート・シムスが参加したベテラン同士のリラックスした演奏集です。
ディブ・マッケンナは、ズート・シムスのリーダー・アルバムにも数多く参加していますが、ここでは逆にリーダーを張っています。
洒落たデザイン・ジャケットのアルバムは、これだけで内容が想像できます。

「DAVE MCKENNA QUARTET」 CHIAROSCURO CR 136
  
1. LIMEHOUSE BLUES
2. I COVER THE WATERFRONT
3. ′DEED I DO
4. GROOVEYARD
5. ONE GOOD TURN
6. DAVE′S TUNE
7. LINGER AWHILE
8. THERE′LL BE SOME CHANGES MADE
9. HERVER THERE′S LOVE
ZOOT SIMS(ts, ss) DAVE McKENNA(p) MAJOR HOLLEY(b) RAY MOSCA(ds)
録音 1974年11月3日

チャイナ風に味付けされたピアノで始まる「LIMEHOUSE BLUES」は、後半になってズートのソプラノ・サックス入ったカルテットとなります。
ズートは後年ソプラノ・サックスも吹くようになりましたが、ズートと言えばやはりテナー・サックスのプレイであり、「I COVER THE WATERFRONT」や「LINGER AWHILE」ではリラックスした好演が、またラストの「HERVER THERE′S LOVE」ではバラードによるテナーがたっぷり楽しめます。
ピアノ・トリオによる演奏もある中で、ベーシストのメジャー・ホリーは、4、5、8曲目の自身のソロの部分で、得意のハミングを披露していて、これも聴きどころとなっています。

コメント (2)
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ボブ・モーゼスの「ファミリー」

2018-05-13 | JAZZ
ボブ・モーゼスの2作目のリーダー・アルバムのタイトルは「ファミリー」、
1948年1月生まれのボブ・モーゼスが、これを録音した時は若干31歳であり、共演者は日野皓正、ディヴ・リーヴマン、スティーヴ^・キューン、スティーヴ・スワローと、揃えたメンバーも凄いです。
録音はデヴィッド・ベイカーで、この人も一時期注目されたエンジニアでした。

「Family」 Sutra SUS 1003
  
1. AUTUMN LIEBS
2. HEAVEN
3. CHRISTMAS 1978
4. PORTSMOUTH FIGURATIONS
5. DEVOTION
DAVE LIEBMAN(ts) TERUMASA HINO(cor, perc) 
STEVE KUHN(p) STEVE SWALLOW(b) BOB MOSES(ds)
録音 1979年7月 NY
5曲の内3曲は、3人のジャイアンツとマルコムXに捧ぐという副題がついており、通して聴くとストーリー性を感じることが出来ます。
エリントンへの「HEAVEN」と、コルトレーンそれにマルコムXへの「DEVOTION」(祈り)は、ゆったりとしたテンポで演奏され、祈りの最初で演奏される日野の無伴奏によるロング・ソロは鎮魂歌の雰囲気を持っています。
また、ロイ・ヘインズに捧げた「PORTSMOUTH FIGURATIONS」では、ボブ・モーゼスがタムタムとバス・ドラを中心とした特徴あるドラム・ソロを披露しています。

このアルバムは「DEVOTION」というタイトルでSOULNOTEよりCDでも発売されています。


このドラマーを調べたところ、J.C.Mosesとしてローランド・カークの1963年10月のコペンハーゲン・ライブにも参加していました。

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2018年5月の富士山

2018-05-12 | 富士山
5月11日は前日までの雨が上がり、富士山には「農鳥」と言われる残雪が現れました。
翌12日の地方紙にそのことが掲載されたので、早速早朝の河口湖に行ってきました。
湖畔からは、中央で確認することができます。
   

そして当日は、麓で気持ち良いプレーを楽しみました。
   

   

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鬼才トリスターノ

2018-05-06 | JAZZ
レニー・トリスターノの実質的な活動は1940年代から60年代に限られており、このアルバムの日本出のタイトルは「鬼才トリスターノ」でした。
「LENNIE TRISTANO」 ATLANTIC 1224
  
SIDE A
1. LINE UP
2. REQUIEM
3. TURKISH MAMBO
4. EAST THIRTY SECOND
LENNIE TRISTANO(p) PETER IND(b) JEFF MORTON(ds)
録音 1955年 NY

SIDE B
1. THESE FOOLISH THINGS
2. YOU GO TO MY HEAD
3. IF I HAD YOU
4. GHOST OF A CHANCE
5. ALL THE THINGS YOU ARE
LENNIE TRISTANO(p) LEE KONITZ(as) GENE RAMEY(b) ART TAYLOR(ds)
録音 1955年夏

過去に多くの評論家がこぞって絶賛したクール派の総師、
当時、その評論家たちの言葉に誘われて購入したものの、その良さが理解できず今迄レコード棚に置き去りにされていた1枚、
片面はピアノトリオ、もう片面はリー・コニッツの入ったカルテットを中心にした演奏集で、トリオ演奏は硬質で難解で妥協を許さないトリスターノの世界があり、今でもその素晴らしさを理解するには難しいです。
セロニアス・モンクの演奏にはすーっと入って行けるのに・・・です。
トリオ演奏は、いずれの曲も途中でフェイドアウトされており、トリスターノの楽曲の構成と独特なアプローチを知るのみのものです。
一方のカルテットのほうは、曲の終わりに拍手や聴衆のざわめきが入っていることからライブ演奏の様です。
コード進行に従って淡々とプレイするコニッツのアルトに対し、バックを担当するトリスターノはトリオ演奏の時とは違い普通のピアニストのように聞こえます。
そして、「THESE FOOLISH THINGS」や「ALL THE THINGS YOU ARE」でコニッツが吹くテーマ・メロディにホッとさせられるアルバムでもあります。

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青春時代の1ページ

2018-05-05 | 演歌・ポップス
グループとしての活動期間は2年と短かった「ザ・ブロードサイド・フォー」、
50年以上も前に彼等が歌った2曲は、今でも私の青春時代の1ページです。
12小節からなる「若者たち」、
6小節めから7小節目にかかる“だのになーぜ”の、B♭からD7へのコード・チェンジが開放的で好きです。

「若者たち」 作詞 藤田 敏雄  作曲 佐藤 勝 
   

1964年に作られた「夜空の星」が、改名されレコーディングされています。
「星に祈りを」 作詞 作曲 佐々木 勉
  

シングル盤はこの2枚だけで、それぞれ1966年4月、9月に発売されましたが、この曲がヒットした時には既にグループが解散していたという、今考えれば何とももったいない話です。

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