あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

私の愛聴盤(111回)

2017-10-29 | 私の愛聴盤
第111回はケニー・ドリューのソロ・ライブです。
これはケニー・ドリューがヨーロッパに居を構えていた時代のもので、マクリーンとゴードンのカフェ・モンマルトルのライブ盤にも収録されていたオリジナル曲の「SUNSET」が収録されています。
「Kenny Drew] Poljazz Z-SX-0695
   
1. YESTERDAYS
2. BLUES FOR NILS
3. SUNSET
4. WORK SONG
5. KALISZ BLUES (*)
KENNY DREW(p) 
(*) PAWEL JARZEBSKI(b) JANUSE STEFANSKI(ds)
録音 1978年12月9日
ポーランドでのライブは米国時代と違い、88鍵をフルに使ってピアノを鳴らす圧巻のプレイを聴くことができます。
ここに収録されている5曲がコンサートで演奏された順番通りだとすれば、最初にスタンダードの「YESTERDAYS」を持ってきて、次にドリューのオリジナル2曲(最初はブルース)が、そしてナット・アアダレイの「WORK SONG」と続き、最後はトリオで再びブルースとなる考えられた曲順になっています。
「YESTERDAYS」を始め自身のオリジナル曲は、ソロの特性を生かし、フリー・リズムを中心に構成されています。
ショパンの母国だけあって、ピアノの音は美しく澄んだ音色で収録されており、装飾音を多く使った部分などはクラシックのコンサートではないかと勘違いしそうです。
最終曲の「KALISZ BLUES 」のトリオ演奏は、途中ベースとドラムスのソロを挟みますが、ベースのソロがブルースとはかけ離れているところはご愛敬として、ミデアム・テンポの快調な曲です。

なお1曲目の「YESTERDAYS」から「SUNSET」までの3曲は、ステープルチェースのソロアルバムにも収録されていますが、上記のポーランド盤のほうがピアノの響きが素晴らしく、厳かな演奏となっています。
「EVERYTHING I LOVE」 SCS-1007
  
1970年代は、多くのピアニストのソロアルバムが排出されましたが、これもその中の1枚です。
しかしセールス的にはどうだったんでしょうね。

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2017年10月の富士山(第2回)

2017-10-24 | 富士山
季節外れの台風21号が列島を通り過ぎた後、富士山頂には筋状の白い線が現れました。
10月24日の山梨日日新聞朝刊によると、甲府気象台がこれを今年の「初冠雪」と認定しています。
これは麓からも確認できますが、過去の白い帽子を被ったような積雪とは異なります。
表面の雪は強風で吹き飛んでしまったのでしょうか。
紙面紙上によれば、富士吉田市は“雪がまばらな状態”であるとして、「初」を見送っています。
   

こんな積雪状態は、これまで見たことはありません。
“初冠雪”と言うからには、山頂を白く覆ってもらわないと・・・ね。


【10月26日追記】
と、そんなことを思っていたら、10月26日の早朝には「どうだ、参ったか!」と言わんばかりの降雪がありました。
これまでの経験から、最初の雪は数日間で一度消えて、再び降る雪が万年雪となるのですが、今年はこのまま上に積もって行きそうです。
3枚目の写真は、奇しくも昨年10月26日の同じ場所からの初冠雪です。
  

【10月30日追記】
週末は雨が降ったものの少し暖かくなり、おまけに季節はずれの台風22号の到来があり、
通り過ぎてみたらご覧の通りで、5合目付近まであった雪はすっかり無くなり、気温10℃で快晴の朝を迎えました。
水を張った田んぼに映る逆さ冨士をカメラに収めました。
  

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カフェ・モンマルトルのジャッキー・マクリーン(#2)

2017-10-22 | JAZZ
ステープルチェース・レコードより続けて発売されたジャッキー・マクリーンのカフェ・モンマルトルでのライブ演奏、
こちらはデクスター・ゴードンとの共演が、2枚のアルバムに収録されています。
「THE MEETING VOL.1」 STEEPLE CHASE SCS-1006
  
1. ALL CLEAN
2 RUE DE LA HARPE
3. SUNSET
4. ON THE TRAIL

「THE SOURCE VOL.2」 STEEPLE CHASE SCS-1020
  
1. HALF NELSON
2. I CAN′T GET STARTED
3. ANOTHER HAIR-DO
4. DEXTER DIGS IN
JACKIE McLEAN(as) DEXTER GORDON(ts) KENNY DREW(p)
NIELS-HENNING ORSTED PEDERSEN(b) ALEX RIEL(ds)
録音 1973年7月20、21日 
ジャッキー・マクリーンとデクスター・ゴードンの共演アルバムは過去になく、しかも好調なハード・バップ・プレイが展開されている点でも見逃せないものとなっています。
フルトーンで鳴らすマクリーンに対し、貫禄を見せるゴードンのプレイは聴衆を前にリラックスした雰囲気が伝わってきます。
VOL.1では1曲目の「オール・クリーン」から快調に飛ばし、ケニー・ドリューのオリジナルであるバラードの「サンセット」では、2人の美しいアンサンブルも聴くことができます。
また、グランド・キャニオン組曲からの「山道を行く」は、ジミー・ヒースのリバーサイド盤「On The Trail」にも入っていますが、このライブ盤は激しいプレイに終始しています。
VOL.2に移っても2人のプレイは相変わらず好調で、1曲目の「ハーフ・ネルソン」は18分を超える長尺演奏で、ペデルセンのベース・ソロのスペースも大きく与えられています。
2曲目のガーシュインの「言い出しかねて」は、テーマ部分をマクリーンとゴードンが分け合い、アドリブに入るとゆったりしたテンポでゴードン節が展開され、後半はマクリーン~ドリューに引き継がれます。
続く「アナザー・ヘア・ドゥ」は、マクリーンが先に出てゴードンへと続き、「サンタが街にやってくる」のフレーズが飛び出すサービスも忘れていません。
最終曲の「デクスター・ディグズ・イン」は、サヴォイ時代の再現ですが、ここでもマクリーン~ゴードンの順でソロの受け渡しが行われ、最後は2人の2小節交換が行われ、テーマに戻っています。
演奏の終わりに、マクリーンによるメンバー紹介と当夜のプレイについてのアナウンスが入っています。
また、ケニー・ドリュー以下のリズム陣のプレイも好調で、特にドリューのピアノはブルーノート時代よりスイング感が増していると思います。

VOL.1と2の内容は甲乙つけがたいですが、2のほうがバップ色が強くでています。
デクスター・ゴードンは演奏活動を中断していた時期もありましたが、このレコーディングを切っ掛けに、このレーベルに次々と録音し、完全復活を果たしています。

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2017年10月の富士山

2017-10-18 | 富士山
ここのところの悪天候と低温のため、今度晴れたら初冠雪が望めるのではと、
期待を込めて夜明け前から河口湖畔に出かけ、気温6℃の寒い中で、その時を待ちました。


そこで露出を替えて撮った映像に、雪は見られず何時もの夏山の姿でした。
初冠雪は次の機会を待ちたいと思います。
  

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カフェ・モンマルトルのジャッキー・マクリーン(#1)

2017-10-15 | JAZZ
デンマークのジャズ・レーベルであるステープルチェース・レコード、
最近多くの作品が、CDで(再)発売になりましたが、その最初の作品は米国のアルト・サックス奏者をリーダーにしたカルテット作品で、コペンハーゲンの有名なジャズ・クラブでのライブでした。
「JACKIE McLEAN LIVE AT MONTMARTRE」 STEEPLECHASE SCS 1001
  
1. SMILE
2. DAS DAT
3. PARKER′S MOOD
4. CLOSING
JACKIE McLEAN(as) KENNY DREW(p) BO STIEF(b) ALEX RIEL(ds)
録音 1972年8月5日
このアルバムが発売された当時、ジャッキー・マクリーンの新しい録音が聴けるということで喜んだ記憶があります。
このステープルチェイス・レーベルは、ハード・バップ路線をメインに米国のミュージシャンが多く登場し、時代に直結した演奏が聴けました。
また、同時期に発売されていた独のECMやenjaに比べて安価であったこともあり、発売されるたびに番号順に収集していた時期がありました。
ここでのマクリーンはライブということもあり、既にヨーロッパを活動拠点としていたケニー・ドリューのサポートを得て伸び伸びとプレイしているし、そのドリューもまた、その後日本のレコード会社に次々と吹き込んだイージーなスタンダードの数々とは異なって、往年のプレイを展開しています。
なおマクリーンは、翌年の7月に同じ場所にデクスター・ゴードンを迎えて録音した2枚のアルバムも残しています。

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美味しいしゃぶしゃぶを頂きました

2017-10-11 | グルメ
懐石料理、しゃぶしゃぶで有名な寿海(じゅかい)に行ってきました。

住所 山梨県富士吉田市上吉田3642
電話 0555-23-6767



今夜はここでコース料理のしゃぶしゃぶを頂きました。
前菜から始まり、お 刺身 ~ 洋風野菜へ
  

そして、お魚 ~ 鮑 と続きました。
 

ここで、本日のメインとなるしゃぶしゃぶが登場
 

その後、お寿司にデザートまで、
美味しい料理の連続で、満腹感一杯の一夜でした。
 
料理が出てくる度に、女将さんが素材と調理云々と説明してくれましたが、
食べることに集中していたため、何も覚えていません。

このお店、
日本酒のソムリエの資格を持つ女将さんがいることで
多くの日本酒も揃っていますが、当夜はビールと焼酎を頂きました。

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フランソワ・テュスクの初期の再発盤

2017-10-01 | JAZZ
パリのシャンゼリゼ小劇場で行われたフランソワ・テュスク・グループの演奏は、ヨーロッパ・フリーの初期の傑作として「FREE JAZZ」というタイトルでLP化されていましたが、時々中古店で見かけるオリジナル盤は高額で手がです、これまでは「1965」というタイトルのCDで聴いていました。
 

それが最近になって、オリジナルのデザインでレコードとして発売されました。
「FREE JAZZ」 Moulouji  EM13507
  
1. DISCRIPTION AUTOMATIGUE D′UN PAYSAGE DESOLE
2. SOUVENIR DE L′OISEAU
3. SOUVENIR DE L′OISEAU 2
4. DISCRIPTION AUTOMATIGUE D′UN PAYSAGE DESOLE
5. LA TOUR SAINT-JACQUES
6. SOUVENIR DE L′OISEAU 3
FRANCOIS TUSQUES(p) BERNARD VITET(tp) FRANCOIS JEANNEAU(ss, fl)
MICHEL PORTAL(bcl) BERNARD GUERIN(b) CHARLES SAUDRAIS(ds)
録音 1965年10月26日
時を同じくして、ドイツやオランダからもフリーの台頭が見られましたが、ここでのテュスクの音楽はそれらに比べて透明感があり、ピアノ・トリオによる4ビート部分もあり、今様のフリーとは一線を画しています。
このアルバムでは、バスクラを担当しているミッシェル・ポルタルのプレイにも注目しています。

下段は、上記に続いて録音されていますが、これもまた最近再々発売されたので、購入してみました。
以前日本コロムビアからも発売されていて、バルネ・ウィランが参加していることでも話題となりました。
最初の2曲はピアノとベースのデュオ、3曲目はピアノ・トリオでスタートし、後半からバルネ・ウィランが加わります。
ウィランのプレイは、後期の演奏とは異なり一部で過激なプレイも顔を出しますが、リーダーのピアノ・プレイはストレートでメロディックな部分もあり、こちらはリーダーの意志がより強く表れています。
「LE NOUVEAU JAZZ」 Moulouji  EM13517 
  
1. CODA
2. SOMBRE
3. DIALOGUE Ⅰ
4. CANTIQUE DU DIABLE
5. LES SORCIERES
6. DIALOGUE Ⅱ
FRANCOIS TUSQUES(p) BERNARD GUERIN(b)  
BARNEY WILEN(ts) J.F.JENNY CLARK(b) ALDO ROMANO(ds)
録音 1967年2月15日 

これで初期のフランソワ・テュスクの2枚が揃いましたが、「FREE JAZZ」はCDのほうがクリアな音がすることから、単に音楽を聴くのであればCDをお勧めします。

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