あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

今年最後のレコード

2014-12-30 | JAZZ
12月はフィンランド・ジャズに始まり、最後も同国のアルバムです。
それは、先日発売された再発レコード、
以前から貴重盤として珍重されていて、数年前のCD発売時に購入しましたが、やはりレコードを手にしてみたいと、

そこで、レコード・ショップの新譜案内では、
フィンランド幻の名盤! 激レア・ヨーロピアン・ジャズ最後の砦、限定アナログリイシュー!!
某有名DJの方も入手は苦労したそうだ。
レア度だけでなく内容も素晴らしいヨーロピアン・ハード・バップだ。
いきなり一曲目からヤラれてしまうA-1Helsinki At Noonは、切なさと美しさをもつテーマがとても印象的な北欧産モーダルジャズの金字塔!!
終盤の展開がなんともニクい最強の一曲
今回はドイツの新興レーベルでありながら、ツボをついたリリースで、すでにジャズ・ファンの間ではお馴染みとなりつつある「BE! JAZZ RECORDS」からのリリース。
DMM Cuttingにリマスターも施されたグレート・リイシュー!!!!


「FOR FRIENDS AND RELATIVES」 BE! 6083 (RCA LSP-10070)
   
SIDE A
1. Helsinki At Noon
2. Miniature
3. My Next And Only Love
SIDE B
1. D-Day
2. Theme For Christer
3. Claudine
4. Slakt och vanner(Friends And Relatives)
Otto Donner(tp) Erik Dannholm(ts) Heikki Sarmanto(p) Pentti Hietanen(p A-2 only) 
Tapani Tamminen(b) Pekka Sarmanto(b A-2 only) Chrisse Scwindt(ds)
録音 1965年11月9&12日

ということで、この休みにじっくり聴いて見たいと思います。

このアルバムは、季刊ジャズ批評(別冊)
「ヨーロッパのジャズ・ディスク 1800」でも紹介されています。
 

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ヨーロッパで活躍する日本人ジャズ・ピアニスト

2014-12-28 | JAZZ
現在、海外で活動している日本のジャズ・ミュージシャンは数多くいますが、今回はフィンランドとフランスで活躍しているピアニストを取り上げました。

その人は、小樽市生まれの後藤理子さん、
彼女の経歴は最初のアルバムにも記載されています。

14歳からピアノを始めクラッシクを故・森安耀子氏に従事、その後、19歳で単身フィンランドに渡り、2003年までの6年間ヘルシンキでジャズ・ピアノ及びジャズ理論を学んでいます。
留学中にクラシックからジャズ&フリー即興へ転向、また、2001年からイロ・ハールラ氏に従事、2002年にフィンランド出身のミュージシャンとトリオを結成、ヘルシンキを中心にライブ活動を開始し、2003年には活動拠点をフランスに移しています。
なお、ローリング・サンダーの所でも書きましたが、イロ・ハールラさんは、フィンランド・ジャズの重鎮であるドラマーのエドワード・ヴェサラの奥様です。

理子さんの初期のアルバムでもある最初の3枚は、ある出会いを通じて直接本人から頂きました。

最初のアルバムから名演の連続で、随所で前衛的なアプローチも展開されています。
初期のアルバムでブラインド・ホールド・テストをすると、ポール・ブレイのトリオと答える人がいるかも知れません。
そして録音も良いです。

「RIKO GOTO TRIO / THREE COLORS」 MADHOUSE RECORDS MHRI CD 1003
 
RIKO GOTO(p) TAPANI VARIS(b) ERKKI JOUTSENO(ds)
2002年10月

次のアルバムで、彼女はピアノを弾いていません。
「Tree Spirit / Great Angry Determination」 MADHOUSE RECORDS MHRI CD 1004
 
RIKO GOTO(sampler, phlicorda) 
MIKKO IVANAINEN(g) 
TAPANI VARIS(b, shanai, guimbarde, voice) 
ERKKI JOUTSENO(ds, perc, accordion) 
MERI TIITOLA(voice) 
2002年10月
全6枚の中では編成も大きく、電子音も取り入れて、多彩な音作りとなっています。
タイトルの「Tree Sprit」の如く、森林の中から不思議なサウンドが聞こえてくるような演奏で、最後の曲では複数の女性による「つぶやき」も聴かれます。

次のライブ・アルバムは、10年程前に本人から直接送って頂き、前後して我が家にも来て頂きました。
「RIKO GOTO TRIO / LIVE」 MADHOUSE RECORDS
 
RIKO GOTO(p) TAPANI VARIS(b) ERKKI JOUTSENO(ds)
2003年3月13日
こちらは北欧の香りがする演奏で、静寂の中で澄んだ響きが美しいです。
ライブと言っても、拍手が聞こえるのは最初の曲だけで、演奏以外の音を出すのが惜しいのかも知れません。


ここからの3枚は、国内で購入したものです。

「LA PENDULE DU VOYAGEUR / タビビトノオキドケイ」
  
RIKO GOTO(p) KENTARO SUZUKI(b) GUILLAUME ARBONVILLE(ds)
2008年、自作曲の自主制作盤として発売されたこのアルバムは、同年11月の「ジャズ批評 NO.146」でも紹介されていました。
ちなみにジャケット・デザインは彼女の妹さんが担当しています。
 

「BALLOONING SOUND」 RAW SOUND
  
RIKO GOTO(P) KENTARO SUZUKI(b) GUILLAUME ARBONVILLE(ds)
録音 2009年6月
こちらは著名な演奏家の作品も取り入れた意欲的アルバムで、3者のコラボは一層綿密になっています。
中でも2曲目のローランド・カークのペンによる「Fingers in the Wind」は、ドビッシーのピアノ曲のような雰囲気をかもし出しながら、後半は日本的な展開も聴かれます。

「UNBALANCE」 KARKIR MISTIKA RECORDS
  
RIKO GOTO(p) TAPANI VARIS(b) EKI JOUTSEND(ds)
録音 2013年2月
プレイヤー3人のペンによる曲集、
そこから出てくる演奏は、甘さを抑え、優しくも硬質な魅力ある「音」です。


掲載した5枚のピアノ・トリオの中のベーシストは、いずれの作品においても単にリズムを刻むことはせず、ピアノと対等に渡り合っています。
繊細・端正で、クリアータッチのヨーロッパの香りのするトリオ演奏、
メリハリの利いたサウンドで、バラードからアブストラクトな音を織り混ぜた曲の数々・・・

皆さん、機会があったらぜひ彼女の演奏を聴いてみてください。

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フィンランドのジャズ・グループ

2014-12-27 | JAZZ
今月初めにフィンランドのジャズ・ドラマーであるエドワード・ヴェサラのことを書きましたが、関連して同国のジャズ・グループであるヨルマ・タピオがリーダーの「ローリング・サンダー」を取り上げてみました。

ヨルマ・タピオ(1957年生)は、フィンランドを代表するリード奏者で、故エドワード・ヴェサラと活動してから世界で知られるようになっています。
また、彼はヴェサラの「サウンド&フュリー」を立ち上げ、当初から参加しています。
このメンバーの中の注目されるもう一人は、ピアノとハープを担当しているイロ・ハールラで、ヴェサラの奥様でもあります。

この2人によりヴェサラの音楽性が引き継がれ、フィンランド・ジャズの特徴でもある自然と調和したサウンドの中に、アヴァンギャルド的な部分を取り込み、独特なサウンドを作り上げています。

以下のアルバムでは、2002年秋に来日した同グループが、11月11日~12日にかけて西荻窪の「アケタの店」で行われたライブの模様が収録されています。

「ROLLING THUNDER」 AKETA’S DISK MHACD-2067
   
1. MONGOLIA
2. TUULIVIRI
3. TO BE
4. FAREWELL SONG
5. MELLANSONG
6. SECOND LIFE
7. NOTHERN GARDEN
8. MOVING FINGER
9. YARRA YARRA
JORMA TAPIO(ts, bcl, fl) IRO HARRLA(p, harp) UFFE KROKFORS(b) TOM NEKLJUDOW(ds)

テナー・サックスのヨルマ・タピオは、そのフレーズやビブラートの掛け方が、コルトレーンのそっくりさんのようで、一聴しただけではコルトレーン・カルテットと間違いそうですが、これに北欧の香りを取り込んだのがこのライブ演奏です。

全8曲中7曲は、メンバー4人のオリジナルですが、3曲目の「トゥ・ビー」は、コルトレーンの曲で、ここでのタピオのフルートはコルトレーンより硬質です。
8曲目の「ムーヴィング・フィンガー」は晩年のコルトレーン・サウンドそのもののようで、静かに幕を閉じる「ヤラ・ヤラ」まで、変化に富んだ演奏を楽しむことができます。
中で、個性的なイロのピアノとハープも全体を引き締め、好演しています。

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2014年の富士山(12月第2回)

2014-12-26 | 富士山
良く晴れた1日、撮影時の気温-5℃、
雪は12月の初めより裾野の方まで広がってきていました。

今年の富士山もこれで見納めです。
  


日没前にもう1枚、


冬の富士山は雄大です。

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私の愛聴盤 (第54回)

2014-12-24 | 私の愛聴盤
第54回はメル・ヨーメの「アット・ザ・クレッセンド」です。
(カウント集計の誤動作により、昨年12月19日のものを再掲載しました)

本名 メルヴィン・ハワード・トーメ (Melvin Howard “Mel” Tormé) 1925年9月13日 – 1999年6月5日

メル・トーメは、ジャズ歌手、ジャズ作曲家、編曲家、ドラマー、俳優と多芸で、シナトラと並ぶアメリカジャズ界の巨人です。
彼がロバート・ウェルズ(ボブ・ウェルズ)と共に作った代表作に「ザ・クリスマス・ソング」があり、昨年12月21日のコーナーで一度取り上げています。
そんなこともあり、毎年この時期になると、なぜか彼の歌が聴きたくなります。

「MEL TORME AT THE CRESCENDO」 BETHLEHEM BCP 6020
    
 1. IT’s ONLY A PAPER MOON
 2. WHAT IS THIS THING COLLED LOVE
 3. ONE FOR MY BABY
 4. LOVE IS JUST A BUG
 5. A NIGHTINGALE SANG IN BERKELEY SQUARE
 6. AUTUMN LEAVES
 7. JUST ONE OF THOSE THINGS
 8. THE BOY NEXT DOOR
 9. LOVER COME BACK TO ME
10. LOOKING AT YOU
11. THE TENDER TRAP
12. I’M BEGINNING TO SEE THE LIGHT
MEL TORME(vo) MARTY PAICH(p) DON FAGERQUIST(tp)
LARRY BUNKER(vib) MAX BENNETT(b) MEL LEWIS(ds)
録音 1957年2月

このアルバムは、ハリウッドにあったクラブでのライブで、メル・トーメの歌とおしゃべりにより、さながらにしてその場にいるような雰囲気を味わうことができます。
1曲目の「ペイパー・ムーン」はナット・キング・コールの十八番ですが、トーメのスインギーな歌も良いです。
曲の合間にメンバー紹介や、これがライブ・レコーディングされていることもアナウンスしています。
5曲目は、ロンドンの公園バークリー広場を描いたロマンチックな曲で、アニタ・オディの名唱(THIS IS ANITA)もありますが、しっとりと歌うトーメも素適です。
(アニタ・オディの方は、過去に大橋巨泉が絶賛していたことがありました)
8曲目の「恋人よ我に帰れ」は、早いテンポでバックのリズム陣と共に素晴らしい乗りを展開しています。

全12曲、緩急織り交ぜ、ライブの醍醐味が味わえる1枚です。

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寒い夜に

2014-12-23 | 日記
 寒い夜に、最寄駅で下車したところ

思いがけない“キャンドル・サービス”がありました。 

心も温かくなりました。
 

   

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クリスマス・ソング

2014-12-20 | 演歌・ポップス
12月のこの時期は、あちこちで「クリスマス・ソング」が聞かれます。

定番の山下達郎は、2014ヴァージョンがTVから流れていました。
   


「ジョニー・ウォーカー・赤ラヴェル」のCMイメージ・ソングとして永ちゃんが・・・
「Last Christmas Eve」
作詞 矢沢ファミリー 作曲 矢沢永吉 (1983年作品)
  


そしてCharが・・・
「ブルー・クリスマス」
作詞 阿久 悠 作曲 佐藤 勝 編曲 Char (1978年作品)
  

こちらはちょっと意外でした。

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マリガン・ベイカー・カルテット

2014-12-17 | JAZZ
先日、新譜CDを購入したのをきっかけに、その原型ともなった「ジェリー・マリガン - チェット・ベイカー・カルテット」を聴いてみました。

このピアノレス・カルテット、
ウエスト・コースト・ジャズ隆盛の重要な役割を担ったばかりでなく、ユニークな楽器編成は当時のジャズ界でも注目を浴びていました。

最初はオリジナル・カルテットの初期のアルバムです。
「GERRY MULLIGAN QUARTETFEATURING CHET BAKER 」 WORLD PACIFIC PJ-1207
   
 1. FRENESI
 2. NIGHTS AT THE TURNTABLE
 3. LULLABY OF THE LEAVES
 4. CHERRY
 5. SWINGHOUSE
 6. I MAY BE WRONG
 7. AREN’T YOU GLAD YOU’RE YOU
 8. IM BEGINNING TO SEE THE LIGHT
 9. THE NEARNESS OF YOU
10. MAKIN WHOOPEE
11. TEA FOR TWO
GERRY MULLIGAN(bs) CHET BAKER(tp) CARSON SMITH(b) BOB WHITLOCK(b)
LARRY BUNKER(ds) CHICO HAMILTON(ds)  録音 1952年8月、53年2, 4月

高音のトランペットと低音のバリトン・サックス、そしてソロとアンサンブル、その2つの楽器が対位的に絡みながら絶妙なバランスで演奏されています。
これもひとえに、テクニックを持ったもの同士だから出来る技だと思います。
全11曲のなかで、「スイングハウス」や「二人でお茶を」のような軽快なテンポのものや、バラードの「ニアネス・オブ・ユー」等、いずれも名演です。


次は上記から凡そ4年後に録音された「リ・ユニオン」盤
「THE GERRY MULLIGAN QUARTET REUNION WITH CHET BAKER」 WORLD PACIFIC WP-1241 
   
1. REUNION
2. WHEN YOUR LOVER HAS GONE
3. STARDUST
4. MY HEART BELONGS TO DADDY
5. JERSEY BOUNCE
6. SURREY WITH THE FRINGE ON TOP
7. TRAVELIN LIGHT
8. ORNITHOLOGY
GERRY MULLIGAN(bs) CHET BAKER(tp) HENRY GRIMES(b) DAVE BAILEY(ds)
録音 1957年12月

マリガンは前回のアルバム以降、チェットと別れて色々な奏者と競演していますが、カルテットとしてはチェットとの相性がベストだと思います。
そして2人のサウンドは、一層綿密で、且つスムースな展開となっています。

しかし、このカルテット、マリガンの薬のせいで1年足らずで解散してしまいました。


そして、こちらが冒頭に記述した新譜CDで、イタリアで録音された上記カルテットの再現ともいうべきものです。
リーダーで、バリトン・サックス奏者のマルコ・グイドロッテイは、ミラノ県、マルトヴァ生まれの37歳、
実力派のミュージシャンで、マリガンの音色に良く似ていて、流れるようなフレーズが気持ちいいです。
トランペットとの相性も良く、正に「リ・ユニオン・マリガン・ベイカー・カルテット」という内容です。
「‘S WONDERFUL」 TOSKY RECORDS TSK013
  
MARCO GUIDOLOTTL(bs) FRANCESCO LENTO(tp, flh)
MARCO LODDO(b) GIOVANNI CAMPANELLA(ds)
録音 2004年6月


一方、下記はノルウェーの「SUB TRIO」に、イタリアのトランペッター、パオロ・フレスが加わったピアノレス・カルテッットで、マリガンの愛唱曲を中心に構成されています。
「SUBTRIO FEATURING PAOLO FRESU LIVE AT STING」 DRAVLE RECORDS DRA1001 
  
PAOLO FRESU(tp, flh) JOHN PAL INDERBERG(bs) SVEIN FOLKVORD(b) STEIN INGE BRAEKHUS(ds)
録音 2004年12月

内容は非常にモダンで、スリリングなインタープレイの中で、フリーな演奏も展開されています。
バリトン・サックスはブリブリと強烈に吹きまくり、ジェリー・マリガンというよりは、ナイフというニックネームで知られているペッパー・アダムスのようです。

有名曲の数々がこのように料理されると、何度聴いても常に新しい発見があり、飽きません。

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ESPのポール・ブレイ

2014-12-15 | JAZZ
ポール・ブレイの演奏活動において、60年代前半はフリー・ジャズを最も強く志向していた時期であり、そのなかで録音された1枚が下記のアルバムです。
「BARRAGE」 ESP 1008
   
1. BATTERIE
2. ICTUS
3. AND NOW THE QUEEN
4. AROUND AGAIN
5. WALKING WOMAN
6. BARRAGE
MARSHALL ALLEN(as) DEWEY JOHNSON(tp) PAUL BLEY(p)
EDDIE GOMEZ(b) MILFORD GRAVES(ds)
録音 1964年10月20日 New York

このアルバムの構成を成す素材(曲)は、カーラ・ブレイのペンによるものですが、演奏自体は短いリフや、シンプルなメロディから成り立っています。
サックスやトランペットは、当時のセシル・テイラー・トリオに似通ったところも見受けられますが、ポール・ブレイのピアノは、リズムよりメロディに趣を置いた演奏を繰り広げています。

この5人のメンバーの中に、後にビル・エヴァンス・トリオのベーシストとして活躍した弱冠20歳のエディ・ゴメスがいます。
当時の彼は、フリー・ジャズを演奏していて、最後のタイトル曲では、長いソロ・スペースも与えられています。
残るメンバー達は、元来フリー・ミュージックに身を投じていた人ばかりですが、中でもドラマーのミルフォード・グレイヴスはこのレコーディングの中で、最も存在感ある演奏を展開しています。

この録音当時の米国のジャズ界は、一部の黒人ミュージシャンによる「ジャズの10月革命」と称される運動が起きましたが、これに連動して発足した「ジャズ・コンポーザーズ・ギルド」という団体組織の中に、ポール・ブレイも参加していました。


なお、同レーベルには翌年に録音されたピアノ・トリオの演奏もあります。
曲は、自身のペンに拠るものの他に、カーラ・ブレイ、ゲイリー・ピーコックが提供していますが、今聴いてみると前作のような荒々しさもなく、自然に受け入れられる演奏となっています。
「CLOSER」 ESP 1021
   
1. IDA
2. START
3. SIDEWAYS IN MEXICO
4. BATTERIE
5. AND NOW THE QUEEN
6. FIGFOOT
7. CROSSROADS
8. VIOLIN
9. CARTOON
PAUL BLEY(p) STEVE SWALLOW(b) BARRY ALTSHOL(ds)
録音 1965年9月

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12月の朝と夕方

2014-12-14 | 日記
12月の朝、外気温1℃、寒いです。

でも、晴れていると富士山が良く見えます。
それもそのはず、ここは「富士見」です。

日の出前
  

日の出後 (少し露出補正しています)
  

日没後も絵になります。
  

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